ミズゴケの植え替え方の仕方

胡蝶蘭の植え替えってどうしたらいいのだろう。植え替えの種類がたくさんあるのはわかったけど、初めてやる植え替えってどうしたらいいのか分からないですよね。

バークの植え替えの仕方は分かったけど、ミズゴケってそもそもどういうものなの?管理の仕方は?

植え替えってどういうタイミングで行うもの?水やりの頻度も知って腐らせたくない!って方の為に、ミズゴケの植え替えについてまとめてみました。

ミズゴケの正体は実は○○だった!!

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胡蝶蘭を育てるとき、ミズゴケで育てられていることが多く、手元に胡蝶蘭が来たときは、ミズゴケで植えられていることが多いです。

胡蝶蘭に必要な、通気性に優れ、吸水性と排水性にも優れていて、胡蝶蘭にとってバランスのいいものになっています。

ミズゴケは世界で150種類もあり、日本だけで47種類確認され分類されています。ミズゴケは水を蓄えることができる性質を持っていて、茎と葉ははっきりと区別できます。

生きているミズゴケは緑色をしていて、海藻のとさかがぷっくりしたようにも見える独特な見た目をしています。

湿気が多い沼地などで、足元が柔らかくなってふよふよとしたあまり馴染みのない感触がするときがありますが、湿地地帯に多く生息するミズゴケが地面を覆っているからなっているのですね。

このミズゴケは、古くなって死んでしまうと炭泥になり、それに手を加えると「ピートモス」の名で売られている園芸用の強酸性の土になります。このピートモスも水持ちがよくなり、通気性もよく栄養もあるので、園芸には欠かせない土の一つになっています。

そんなミズゴケは、光合成をして生きている生のミズゴケとして園芸ショップで売られているものと、比較的どこにでも手に入りやすい、乾燥ミズゴケがあります。

ミズゴケを育てながら胡蝶蘭も育てたりするのは素人には難しいので、植え替えには乾燥ミズゴケを使用します。

ミズゴケで植え替えするときの注意点

乾燥しているのに、ミズゴケとして機能するの?って思われる方も多いかもしれませんが、実はミズゴケには、小さい穴が開いていてそこに水を蓄えることができるようになっています。

そこに水を蓄えるので乾燥した状態でも十分に役割を果たすことができます。

外国産の乾燥ミズゴケの場合、自然に採取したミズゴケをそのまま乾燥させてますので、使用するときはミズゴケ以外のものも出てくる可能性があります。手袋をして取り出すなどしてケガをしないようにしてくださいね。

ミズゴケは乾燥しすぎると水を吸いにくくなってしまいます。必ず、植え替えの前に水にたっぷりつけてから使用するようにします。

また、ミズゴケはバークなどより乾きにくいので、ポットやプラスチックの鉢を使うより、素焼きの鉢を使用したほうが根腐れも起きにくく、管理がしやすいのでお勧めです。胡蝶蘭のミズゴケでの植え替えには素焼き鉢を使うととても相性が良いですよ。

素焼きの鉢は、排水性に優れていて乾きやすい性質を持っています。

鉢の大きさは、同じくらいか一回り大きめのものがいいです。あまり大きいとうまく根付いてくれないこともあります。

ミズゴケでの植え替えの注意点は、

・鉢は素焼きで!

・ミズゴケは水につけてしっかりと吸水させてから使う

・手袋を使ったほうが安心!

 ミズゴケで植え替えの手順

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ミズゴケの植え替えで必要なものは、

・消毒されたはさみ

・新しいミズゴケ

・新しい素焼き鉢

・軍手や手袋

・水を入れたボウル(ミズゴケに吸水させるために使います)

・新聞紙など汚れてもいいもの

以上が必要になってきます。

ボウルなどに水を貼り、そこにミズゴケを入れてしっかりと水分を吸わせて準備をしておきます。

では手順を見ていきましょう。

1、暖かい時期に、花が終わった胡蝶蘭の茎を根元当たりまで消毒したはさみを使って切ります。

2、優しく胡蝶蘭をポットから取り出し、根元を優しく解きながら、植え込み材をとって捨てていきます。

3、消毒したはさみで枯れてしまった根を切っていきます。黒くなってしおれているものがそうです。健康な根は太くてぷっくりとしています。

4、根がすっきりしたら、たっぷり水に含ませたミズゴケを軽く絞って根利根の間に入れていきます。

根はできるだけ広げるように、密集させないようにミズゴケを入れていくようにします。

5、大体鉢の大きさ程に丸みを持たせて形を作ったら、鉢に入れていきます。

6、隙間にミズゴケを入れて完成です。

ぎゅうぎゅうになるようにもいずゴケを入れなくても大丈夫です。鉢からはみ出ないほどに入れて、ミズゴケを上から押したときに、押しかえってくるほどの量が適量です。

ミズゴケは乾燥してしまうと、水を吸ってくれなくなります。

水をあげすぎても根腐れをおこしますし、水をあげな過ぎても枯れてしまいます。

もし完全に乾かしてしまったら、深い受け皿の部分にも水をいれ、上からも水を入れてしっかりと水を吸わせるようにしましょう。

 ミズゴケの植え替え方の仕方まとめ

ミズゴケでの植え替えは比較的簡単に行えると思います。

しっかりと水を吸わせること。鉢の形にある程度合わせて根を広げて入れていくことで、窮屈にならずに胡蝶蘭ものびのび過ごせますね。

植え替えをした後一週間は水をあげずに様子を見てくださいね。