胡蝶蘭のピンク色、その人気に迫る!

胡蝶蘭にはさまざまな色があるのはご存知ですか??

定番の白から、白色のベースに真ん中が赤くなっている紅白色のめでたい配色のものや、蘭を代表するオーキッド(赤紫色)などなど、その種類は多岐にわたります。

たくさんのこう配をしてきて、昔では考えられないようなオレンジや黄色や青などといった綺麗な色の胡蝶蘭があふれるようになりました。

その中でも人気が高い、ピンク色の胡蝶蘭についてみていきたいと思います。

胡蝶蘭のピンク色が人気の秘密は、昔のヨーロッパにあった??

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ピンク色の胡蝶蘭が人気が高い理由とは、なんでしょうか。

かわいらしい色なので、女性に人気が高いのはもちろんですが、ピンクの胡蝶蘭には、他の色にはない魅力があるのも確かです。

ピンクの胡蝶蘭は、実は歴史が長くあります。

胡蝶蘭が日本に入ってきた明治の初めごろには、白い胡蝶蘭が主流でした。

そのころは温室もないため、胡蝶蘭を育てるのはとても難しく、海外からやってくる胡蝶蘭を楽しむために、とても高価なお花で、高貴な方たちしかたしなむことができなかった珍しいお花でした。

しかし、温室や栽培の負担が軽くなってくると、たくさんの原種を掛け合わせて様々な色が作られるようにもなり、日本でも栽培するところが増えてきました。

そのころにはピンク色の胡蝶蘭も世の中には出回ってはいたようです。

しかし、珍しい色であることは確かで、ヨーロッパでは珍しい色の高級な花である蘭のしかも胡蝶蘭でピンク色をプレゼントすることが愛の証ともいわれていた時代もあるようです。

胡蝶蘭全体の花言葉である

「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」といった意味がありますが、唯一白色とピンク色にだけ花言葉が用意されています。

白色の花言葉は「清純」とありますが、ピンクの胡蝶蘭には、

「あなたを愛します」

という花言葉がついています。

ピンク色の胡蝶蘭はとても珍しい色で手に入れにくい色であり、必死で探し、高い金額を払って購入し愛する人に渡すことが愛といえたのも素敵なお話ですよね。

それだけ、胡蝶蘭は当時からの人気が高く、高級花として有名で、綺麗な色がついている花びらは珍しいことが分かります。

今でも、ピンクの胡蝶蘭は広く人気があり手に入りやすくなってはいますが、種類によってはとても珍しく、入手するのも大変なものもあるようです。

色が豊富にあるピンク色。一番多い色味は?

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胡蝶蘭のピンク色って言われても、実は判断に迷うことがあるようです。

というのも、ピンク色とひとくちに言っても、紫色に似た色のピンク色や、淡いピンク色、濃い目のピンク色までさまざま。

ピンク色というイメージでも、蛍光色のピンク色を想像するのか、淡い桜色のピンクを想像するのかでもイメージは変わってきますよね。

ピンクの胡蝶蘭が人気が高いのも、こういった少し違った色が入ってくることで色が少し違ってくることで、雰囲気をガラッと変えてくれるからではないでしょうか。

華やかに演出したいときは少し濃い目のピンク、大人し目の雰囲気でも個性を出したいときは少し色が乗っているピンク色、控えめな雰囲気だけどピンク色が好きな人には淡いピンク色。などといったように、そのシーンに合わせて変えていけるのも魅力的です。

一般的な胡蝶蘭のピンク色は、少し紫がかった色が多いようです。

珍しい色としては、花の真ん中にある弁の色はピンク色なのに、周りの花の色は黄色といったものもあるようです。

パッと目を引く見栄えなので、大注目間違いなしですね。

ピンク色の胡蝶蘭を贈るのに適しているシーンとは

胡蝶蘭のピンク色は、プレゼント用として買われる方が多いです。

ピンク色の胡蝶蘭の花言葉が「あなたを愛します」なので、プロポーズのお花として贈られる方も多いです。

また、今では花言葉の愛を親愛という意味としてとらえ、母の日などに贈ることも多くなりました。

基本的に男性から女性に、女性から女性にと、女性に贈られることが多いようです。

また、開店祝いや開院祝いなどにも人気が高いです。

ピンクの色味によっては薄いピンク色なら四十九日以降の供花のお花にも贈られることがあるので、幅広く人気が高い色といえるでしょう。

贈り物としてピンクの胡蝶蘭を利用する場合、ピンクといっても色味によって随分と印象が変わっていくので、シーンにあった色合いになるように、ピンクの色味はしっかりと確認しておきましょう。

胡蝶蘭のピンク色は色味を少し考慮すれば、どのシーンにでも合わせられる色なんですね。

胡蝶蘭のピンク色が人気に迫る!のまとめ

胡蝶蘭の中で一番種類が多いピンク色といわれているので、そのピンク色の胡蝶蘭によって色味や形が違っています。

たくさんの色がある分、選ぶのも楽しくなってきますね。

贈られる方のイメージで淡いピンクにしたり、濃いピンクにしたり、いろいろと表情豊かに楽しむことができると思いますので、一度、お祝いや親愛の証しとしてピンクの胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。