なぜ!?胡蝶蘭の花が咲かない原因と対策とは!?

胡蝶蘭を大切に育てているのになぜか花を咲かせてくれない!

もちろん胡蝶蘭が花を咲かせないことには理由があると思います。

胡蝶蘭が花を咲かせない理由は何でしょう?

胡蝶蘭の弱点についてお伝えします。

胡蝶蘭が花をさかせるには

leoleobobeo / Pixabay

他の植物と同じように、胡蝶蘭にも花を咲かせるための条件があります。

一つ目は、胡蝶蘭の根は空気に触れることができないと、花を咲かせることができません。

一般的に贈り物として、贈られる際、ラッピングをして、ビニールポットやプラスチックの鉢に植えられていることが多いです。

まず初めにラッピングを外してあげましょう。

ラッピングをしたままだと、胡蝶蘭の苗が蒸れてしまいます。

二つ目は根腐れが原因です。

胡蝶蘭は贈られてくるときなどはほとんどがビニールポットやプラスチックの鉢に植えられていることが多くなります。そのまま寄せ植えをして3本立ちや5本立ちといったように豪華に見せていますが、実際は一つの株に一つのポットを使用しています。

こういったビニールポットやプラスチックの鉢のままだと、胡蝶蘭の根が空気に触れられず、通気性が悪くなってしまい、胡蝶蘭は根腐れをおこしてしまいます。

そうなると、花は咲いてくれなくなります。

ですので、ビニールポットやプラスチックの鉢に植えられている場合には、通気性の良い、素焼きの鉢に変えてあげることが大事です。

胡蝶蘭は寒いと花を咲かさなくなります。

また胡蝶蘭はとても寒さに弱い植物なので、寒すぎてしまうと、冬眠状態になって活動を停止していまい、花を咲かせることをやめてしまいます。

ですので、胡蝶蘭は気温が15度以上の場所に置いてあげましょう。

本来、胡蝶蘭にとっては、18度~27度ぐらいが低温とされています。

冬は室内で育ててあげると良いと思います。

冬を越えることが出来れば、胡蝶蘭は4月~6月にかけて綺麗な花を咲かせてくれるようになります。

胡蝶蘭にとって良い環境をつくってあげよう

胡蝶蘭の原産地は、東南アジアの熱帯地方です。

胡蝶蘭は、大きな樹木に着生する、着生植物です。

地上3メートル以上の場所で、幹に根を絡ませて、着生しています。

熱帯地方の植物なので、寒さに弱いのです。

樹木がたくさん茂っている場所に生息しているので、樹木から吸収する水分と、木漏れ日程度の光で光合成をすることができ、成長しています。

ですので、そのような環境をつくってあげるのが、胡蝶蘭にとっては最適なのですが、自然と同じ環境をつくることはなかなか難しいことですよね。

ですが、ポイントをつかめば、胡蝶蘭を育てる環境をつくるのは、難しいことではありません。

ポイントは、

  • 直射日光をあてない
  • 水をあげすぎない
  • 風を通してあげる
  • 温かくしてあげる
  • 手をかけすぎない

この5つです。

まず、直射日光をあてない。

胡蝶蘭は、自然界では大きな木の下にいるので木漏れ日程度の光で光合成をしています。

直射日光があたってしまうと葉やけをしてしまい、焼けてしまった部分は元には戻りません。

胡蝶蘭は薄暗いぐらいで丁度良いです。

葉に埃がついていたら、水ぶきをしてあげてください。

光合成がしにくくなってしまいます。

水をあげすぎない。

水苔の表面をさわってカサカサになってるぐらい乾燥していたら、水をあげるぐらいで大丈夫です。

水をあげすぎると呼吸ができなくなってしまい、腐ってしまいます。

特に水のあげすぎには注意してください。

風を通してあげる。

これも水やりと同じ理由です。

蒸れないようにするために、風通しの良い場所においてあげましょう。

温かくしてあげる。

亜熱帯地方が原産の胡蝶蘭なので、寒さが一番の弱点です。

冬の時期、外が寒かったら室内に入れてあげる、そのようなことで良いです。

胡蝶蘭にとって人間が快適と思う20度あたりから30度あたりまでの温度が丁度よいと感じます。

暖房の風が直接あたらないように気を付けましょう。

手をかけすぎない。

胡蝶蘭は、温度管理さえしてあげれば自分で成長します。

手をかけすぎるのも良くありません。

たまに見てあげる程度でも、胡蝶蘭は大丈夫です。

胡蝶蘭を育てる際には、この5つを大切にしてあげましょう。

胡蝶蘭の花を咲かせよう

jiawei333 / Pixabay

胡蝶蘭の花を咲かせるには5つのポイントが大事だとお話ししましたが、ほかにも胡蝶蘭には必要のないことがあります。

胡蝶蘭には、基本的に肥料は必要ありません。

他の植物を育てる際に、液体肥料を挿すというのを見かけますが、胡蝶蘭に実は肥料は必要がありません。

むしろ、胡蝶蘭は栄養や水をあげすぎてしまうと、枯れてしまいます。

肥料は、胡蝶蘭の成長期にラン専用の肥料をすごく薄めて与えるぐらいです。

それも、胡蝶蘭の元気がない場合です。

基本、胡蝶蘭は肥料を与えなくても成長します。

なにをするにも控えめが胡蝶蘭には最適なんですね。

寒さを越えて春になれば、胡蝶蘭は、花を咲かせ始めます。

通常花を咲かせるのは春ですが、胡蝶蘭は気まぐれなこともあり、夏に咲く場合がまれにあります。

ですので、春に咲かないからといって、何かをするのではなく、気長に花を咲かせてくれるのを待ちましょう。

基本的に胡蝶蘭は一年に一度は花を咲かせてくれるお花です。

自然界の胡蝶蘭の環境に近くしてあげて様子を見てみることも大切です。

なぜ!?胡蝶蘭の花が咲かない原因と対策とは!?のまとめ

胡蝶蘭が咲かない理由であてはまるものはありましたか?

胡蝶蘭にとって良い環境と、悪い環境を把握してあげることが大事ですね。

そしてむやみに手を出さないというのも、胡蝶蘭にとって良い環境みたいです。

胡蝶蘭にとって良い環境をできる範囲でしてあげると良いと思います。