土を使わない胡蝶蘭の空中栽培について

最近、胡蝶蘭の空中栽培がインテリアとして人気なことをご存知ですか?

部屋の高い場所から紐で吊すため見栄えがよくインテリアとして高い人気があります。

もともと胡蝶蘭は、根腐れを起こしやすい性質のため、土で育てるのに向かない植物です。

そのため、土を使わない空中栽培は胡蝶蘭にとてもよい栽培方法なのです。

温度や湿度の管理と、水やりをきちんとすれば土を使わずに育てられるので誰でも栽培を始められます。

それでは、土を使わない胡蝶蘭の空中栽培にはどんな魅力があるのでしょうか。

土を使わない空中栽培の方法

胡蝶蘭

胡蝶蘭の空中栽培とは、胡蝶蘭が自生していた環境に近付けた栽培方法です。

野生の胡蝶蘭は、高温多湿な熱帯地方に自生し、土ではなく木や岩盤に根を伸ばして育ちます。

そのため、鉢のまま地面に置くより、空中で育てる方が育ちやすいです。

方法としては、胡蝶蘭をそのまま天井からぶら下げます。

胡蝶蘭の根っこは太めでしっかりしていることが多く、紐をそのまま付けてしまうのは危険です。

ミズゴケなどを付けたまま鉢を取って、そのままくくったところを紐につなげカーテンレールやフックなどにぶら下げましょう。

胡蝶蘭の根は、空気を好み葉は水分を好む植物で、葉と根で水分のバランスをとって育っているのが特徴です。

生花店では鉢に植えられていますが、鉢の中はミズゴケやバークなどを入れ、根を乾燥から守っています。

一般的に植え込み材とは、このミズゴケやバークなどを指し、水分を吸収しやすく水はけがよいのが特徴です。

空中栽培の環境として、風通しがよくレースカーテン越しに柔らかい日光の当たる場所が推奨されています。

気温は15~25度(22度前後が最適 )、湿度は 60~80%に調整します。

これらの条件を考慮すると、カーテンレールや窓の近くに紐でくくるのが最適です。

ただし、エアコンの下や扇風機の風が当たる場所は、乾燥で枯れてしまう可能性が高いため、吊す場所には注意が必要です。

床に置いて育てるより、空気に触れやすく乾燥しやすいため水やりは欠かせません。

胡蝶蘭は夜に水分を吸収し、昼間は気孔を閉じて水分を蒸発させないようにするため、水やりは夕方行います。

湿度が低いと、夜でも気孔を開かず、枯れる原因になりますので、湿度の管理はしっかりする必要があります

夕方以降に水やりができない方、長期間家を空ける方には向かない栽培方法です。

土を使わない空中栽培の方法は2つある

胡蝶蘭

土を使わない胡蝶蘭の空中栽培の方法はいくつかあります。

植え込み材がない状態で育てる方法

これは初心者に向いている栽培方法です。

胡蝶蘭を鉢から出し、植え込み材と枯れているものを取り除き根っこを洗います。

水を張ったバケツなどに根っこを10~20分浸し、胡蝶蘭だけを紐でくくります。

そこに紐を括り付け、カーテンレールなどにつり下げます。

葉っぱには1日2~4回、表と裏両方に霧吹きで水分を吹きかけます。

根っこの水やりは、毎日夕方に行います。

カーテンレールなどから一度降ろし、水を張ったバケツなどに根っこだけ10~20分つけておきます。

水が浸ればまた吊り下げます。

根っこが出ているので管理しやすいですが、乾きやすいというデメリットもあり、水やりを毎日できる方に向いています。

ミズゴケを付けたまま育てる方法

この方法は、鉢からミズゴケを付けたままの状態で出し、胡蝶蘭を紐でくくります。

そこに紐をつなげ、カーテンやフックなどにぶら下げます。

水やりに関しては、植え込みがない状態で育てる方法と同じです。

根が乾きにくいので、根の水やりは1日おきで様子をみてもよいでしょう。

この他にも、鉢ごと空中に紐でくくる方法や、植え込み材を入れない胡蝶蘭を鉢ごとを紐でくくる方法もあります。

ミズゴケがある方が水やりの頻度は少なくて済みますが、どの方法がよいのかは、自宅の温度や湿度などの環境により変わってきます。

空中栽培をされている方は、これらの情報をベースにして、自分に合った最適な栽培方法を選択しています。

土を使わない空中栽培の魅力

胡蝶蘭

空中栽培は土を使わないため、ベランダがないお宅や小さい部屋でも手軽に育てることができます。

鉢を移動する手間を省けますし、掃除がしやすいため部屋を清潔に保つことができます。

また、ペットや小さいお子さんがいるご家庭でも、鉢の転倒やケガを心配することなく栽培できます。

胡蝶蘭の空中栽培は、家の環境に左右されやすいため、皆さんはじめは試行錯誤して育てています。

湿度管理などがうまくいかないこともあるかもしれませんが、自分で調整やアレンジを加えながら好みの形態で育てられることが魅力です。

手を掛けただけ愛着も沸いてきますよ。

購入時の鉢ではなく、ご自身の好きな鉢を使用して部屋の雑貨と統一するなど、花が同じでも器を変えることで雰囲気が変わり、気分転換にもなります。

ドライフラワーのように吊して飾ることもでき、空中にあることで、どの形状でも部屋のインテリアの一部としてオシャレに育てることができます。

ちょうど視線の先に飾ることになるので、来客が来た時の話題作りにもなります。

胡蝶蘭を空中栽培できることを知らない方が多いので、他の方がやっていない育て方をしたいと思うなら、オススメの栽培方法です。

根っこを出したまま吊せば、水やりのタイミングがわかりやすいので、ここから初められてはいかがでしょうか。

つぼみの場合も同様の手入れで花が咲きますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまで、土を使わない胡蝶蘭の空中栽培についてご紹介しました。

インテリアとしても人気のある空中栽培ですが、魅力はそれだけではありません。

土を使わないため、掃除が簡単で本来の自然環境に似せて栽培するので胡蝶蘭を長く楽しむことができます。

  • 胡蝶蘭を長く栽培したい
  • インテリアにこだわりたい
  • 床に植物を置けない
  • 夕方に水やりができるなど

以上のような条件が合う方であれば、胡蝶蘭の空中栽培を長く楽しめるはずです。

ぜひ素敵なインテリアとして空中栽培を満喫してくださいね。