胡蝶蘭の植え替えにはバークを使おう!用意するものや注意点を紹介

「幸せが飛んでくる」という素敵な花言葉を持つ胡蝶蘭は、お祝いやギフトでいただく事が多い植物です。

胡蝶蘭は実は非常に長生きする植物で、うまく育てると10年以上持つものもあるんですよ。

胡蝶蘭にとって最適な環境を整える為に、大きくなってきたら植え替えを行いましょう。

最近では、バークと呼ばれる樹皮を細かくしたものを使用した植え替え方法が人気です。

本来胡蝶蘭は木に自生しているので、胡蝶蘭の生態にあった栽培方法とされています。

この記事では、胡蝶蘭の植え替えと「バーク」について詳しくご紹介します。

胡蝶蘭は植え替えをして長く楽しもう

胡蝶蘭の葉や根の枯れが目立ってきたり、全体が弱ってきたりしたら植え替えの合図です。

株が根腐れして元気がない場合は、早急に植え替えを行いましょう。他にも、植えている素材が腐ってきた場合や、鉢から根が大きくはみ出てきた場合も同様です。

植え替えを行うことで、鉢の環境を替えて胡蝶蘭の元気を取り戻すことができますよ。

胡蝶蘭の植え替え時期はいつ?

植え替えは、植物の生育期である4月〜6月に行うのがベストです。

病気や根腐れを起こして早急な植え替えの必要な場合はこの限りではありません。それ以外であれば、この時期に植え替えるとその後の胡蝶蘭の新しい環境への定着が早く、今後元気に育ちやすくなります。

胡蝶蘭の植え替え頻度はどのくらい?

頻度としては、3年植え替えを行っていない株はそろそろ植え替えのタイミングです。

毎年植え替える必要はないので、状態によって3〜5年に一度植え替えることでより長く楽しむことが出来ます。

胡蝶蘭の植え込み資材バークとは

胡蝶蘭の植え替え方法には主に、水苔を使用した植え替え方法と、バークと呼ばれる樹皮を細かくした素材を使用する方法があります。

胡蝶蘭はもともと木に根を張って自生する植物なので、より元の生態に近い環境づくりができるバークでの栽培が注目されています。

胡蝶蘭の植え替え時に用意するものはなに?

植え替え時に必要なものは、

  • ハサミ
  • 植え込み材(水苔かバーク)

以上の3点です。

ハサミの切れ味が悪いと茎の水を吸い上げる部分を潰してしまい、茎の吸水を妨げてしまいます。園芸用のハサミは100円ショップでも購入できるので、園芸用のハサミを用意しておきましょう。

植え込み材は、水苔かバークを使います。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

水苔とは苔を乾燥させたもので、給水すると膨らむ性質があります。

一般的に水苔栽培(水耕栽培)の方が、胡蝶蘭の花持ちが良い分成長は遅いとされています。

水苔は保水力がある分、カビやすいのがデメリットです。

バークは、水耕栽培に比べて水はけがよく、成長速度も早いので花の輪数もつきやすいのが特徴です。水はけが良いため、根腐れを起こしづらいのもメリットです。

プラスチック鉢・ポリポットがおすすめ

胡蝶蘭の植え替えで大切なのは鉢選びです。

バークを使用した場合は、素焼きの鉢やテラコッタの鉢に植え替えてしまうと、毎日水をあげても流れ出てしまい、水分不足で枯れてしまいます。

バークでの胡蝶蘭栽培におすすめなのは、プラスチック鉢かポリポットと呼ばれるビニールの入れ物です。

水が底に溜まらない鉢底に穴の空いたポリポットが根腐れを起こしづらくおすすめですよ。

ポリポットを使用した場合は、ポリポットの上から好きな鉢をかぶせて使用することが出来ます。

水苔を使用する場合は、保水力がかなり高いので水はけのよい素焼きの鉢がおすすめです。水苔栽培でプラスチック鉢を使用してしまうと、内部が蒸れやすくなりカビたり、根腐れの原因になりやすくなってしまいます。

鉢の大きさは植えてあったものと同じくらいか、一回り大きな鉢に植え替えをします。

胡蝶蘭は、根を空気に触れさせる事で、空気中の水分も吸水する特性があるため、少しゆとりのあるサイズの鉢を選ぶと、根を伸ばしやすく元気に育ってくれるでしょう。

バークを使用しての胡蝶蘭の植え替え方法

今回は、バークを使用した植え替え方法をご紹介します。

バークは、湿っているかどうかが目視だと分かりづらいので、透明のポリポットやガラスの鉢を使用するのもおすすめです。

根をきれいに整理する

まず元のポットから苗を取り出します。この時根を傷つけないように優しく取り出して下さい。

もしポット内が根でいっぱいの場合は、給水させてあげると取り出しやすくなるので試してみましょう。

取り出せたら、根についている元の植え込み材を外していきます。根を掃除するため、傷んだ根は切り落として、健康で綺麗な根のみを残しましょう。

健康な根は、クリーム色や黄緑色をしています。傷んだ根は黒っぽい色で、触感もぶよぶよしていたり、スカスカしていたりします。

バークを使用して胡蝶蘭を植え替える

バークを新しく植え替えるポットに1つかみ入れます。固形肥料を使用する場合は、根に直接触れると根が傷みやすいので必ずバークでサンドするようにしましょう。

次に、胡蝶蘭の株をポットの真ん中にセットします。この時根が大きい場合は、回転させながら入れ込むようにするとうまく収まります。

その周りに、バークを割り箸などを使用して隙間のないように詰めましょう。

最後にポリポット自体を鉢に入れたら完成です。

胡蝶蘭をバークに植え替えた時の注意点はなに?

胡蝶蘭を植え替えたあとは、いつもよりダメージを受けやすいので取り扱いには注意が必要です。

せっかく植え替えても、その後のケアを怠ると枯れてしまう原因になるので、気をつけたいポイントも知っておきましょう。

水やりはしばらくしない

胡蝶蘭の植え替え後、バークの場合1週間程度。水耕栽培の場合は2週間ほど水やりをストップします。こうする事で、根が水分を求め成長するので発根を促進する効果があるのです。

根が伸びてきたら、バークの場合は一週間にコップ一杯分(約200ml)、水耕栽培の場合は10日に1度コップ一杯分の水やりをします。

病気や害虫に特に注意する

植え替え後は抵抗力が弱まっています。いつもより、病気や虫がつきやすいので気をつけて観察しましょう。

肥料は与えすぎない

本来、胡蝶蘭は栄養分のない中で成長する植物です。その為、元気に育っている間は肥料の必要はありません。

株が弱ってきた時の植え替え時のみの使用に留めましょう。植え替え直後の肥料の与えすぎは、株に大きなストレスをかけてしまうので枯れてしまう原因にもなります。

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開店祝いや開業祝いだけではなく、個人のお誕生日や長寿のお祝いにもおすすめです。豊富なカラーバリエーションから、贈る方にぴったりの胡蝶蘭が見つかるでしょう。

まとめ

ただ置いてあるだけで、お部屋をぐっと華やかにしてくれる美しい胡蝶蘭。

今までもらったことはあるけれど、管理が難しそうで1回花を咲かせて枯らしてしまったという方も多いかもしれません。正しい植え替え方法を知ると、より長くお花を楽しむ事が出来ます。

美しい花部分だけではなく、生命力のある根を観察できるのも植え替えの魅力です。自分にあった栽培方法を見つけて、胡蝶蘭の成長を楽しんで下さい。

植え替え後の管理方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

胡蝶蘭の植え替え後にする大切なこととは?