胡蝶蘭の葉が黄色になった原因4つと対処法をご紹介

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまう理由は何でしょう?

胡蝶蘭は、お手入れに手間がかからず、初心者でも扱いやすい花として知られています。

香りも少なく見栄えがするため、贈り物でも人気です。

もし、胡蝶蘭の葉が黄色になってしまっていたら、お手入れ方法が間違っている可能性があるため、改善していく必要があります。

この記事では、胡蝶蘭の葉が黄色になってしまった原因として挙げられる4つの原因と、その対処法をわかりやすく解説します。

胡蝶蘭の葉が黄色になるのはなぜ?

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまう原因として、

  • 「寿命」
  • 「環境」
  • 「葉焼け」
  • 「病気」

の4つが挙げられます。その中でも多いとされているのが「寿命」ですが、黄色くなってしまった原因が寿命によるものなのかそうでないのか見極めなければいけません。

それぞれの原因で、葉が黄色くなった時の特徴をみてみましょう。

寿命

胡蝶蘭の葉で、下の方にあるものが枯れているという場合、寿命の可能性が高いです。

胡蝶蘭の葉は、下から上に重なるようにして新しいものが育ちます。

そのため、下になっている葉は古いものになります。葉っぱが薄くなってシワシワになっていき、枯れていきます。葉の色が全体的に黄色になっていて、一枚だけ黄色という場合、寿命と考えてよいでしょう。

完全に枯れた葉は、取り除いてあげましょう。

寿命で枯れて落ちた後は、新しい葉がきちんと生えてくるため、心配しなくて大丈夫です。

環境

胡蝶蘭は育てやすい植物ですが、置き場所や水やりなど育てる環境が整っていないと、葉っぱに影響が出てしまう可能性があります。

元気がなくなったり、黄色く変色したりした場合、環境が悪いことも考えられます。

特に室内で育てている場合、空調の風に注意しなければいけません。直接風があたる場所に胡蝶蘭を置いていると、葉に影響が出てしまいます。

葉焼け

胡蝶蘭の葉が、下だけでなく上も黄色になっているという場合、葉焼けしている可能性が高いです。葉焼けすると、黄色からだんだん茶色に変化してしまいます。そして葉っぱがカサカサになって白っぽくなったり、黒っぽく変色することもあります。葉っぱ全体にこのような症状が出てくるのは葉焼けです。

日当たりが良すぎる場所に置いてしまうと、葉焼けを起こしてしまうため、直射日光の当たる場所に置くことは避けましょう。

病気

胡蝶蘭は、とても育てやすい植物ですが、病気にかからないというわけではありません。

育て方を間違えてしまうと病気になる可能性があります。

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまった時、疑われる病気は立ち枯れ病や軟腐病・褐斑細菌病、炭そ病があります。それぞれ詳しくみてみましょう。

立ち枯れ病

立ち枯れ病は、胡蝶蘭に良く起こる病気のひとつです。葉っぱが部分的に変色するもので、急激に黄色くなります。そのまま放置してしまうと、葉がどんどん落ちてしまい、なくなってしまうため早急な対策が必要です。

軟腐病・褐斑細菌病

軟腐病・褐斑細菌病も胡蝶蘭に起こりやすい病気の一つです。

胡蝶蘭の葉っぱに黄色や茶褐色の斑点が出現、全体的に色が変化するというのではなく、葉っぱにところどころ斑点が出てきて、それから葉がぶよぶよとして腐っていきます。

斑点が小さいとなかなか気が付かないことがありますが、葉がぶよぶよになってくると明らかに状態がおかしいと気が付くでしょう。 

炭そ病 

炭そ病は、小さな黄色の斑点や茶褐色の斑点が葉っぱに出てくるもので、斑点が少しずつ大きくなると黒く変色していきます。

直射日光にあたった葉っぱが弱り、カビが付着することで発生する病気です。

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまった場合の対処法

leoleobobeo / Pixabay

胡蝶蘭の葉が黄色く変色してしまった場合、それぞれの状況に合わせた対処が必要になってきます。状況別にどのように対処すればよいかまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。

寿命が原因の場合

胡蝶蘭の葉が寿命で黄色になっている場合、残念ながらなすすべはありません。

寿命がきてしまうのは自然なことなので、この場合は、枯れるまで放置し、完全に枯れたら優しく葉っぱを取り除きましょう。

注意したいのは、枯れた葉を見つけてすぐにちぎったりしないことです。無理にちぎってしまうと、胡蝶蘭を傷めてしまいます。

環境が原因の場合

環境が原因という場合、置き場所を変えたり、水やり方法を変えることで、葉の状態が復活する可能性があります。

ただし、一度黄色になってしまった葉っぱは元に戻ることはないため、これ以上黄色い葉っぱが出ないようにするための対策となります。

葉焼けが原因の場合

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまった原因が、葉焼けの場合、胡蝶蘭を直射日光があたらない場所に移動させて下さい。葉焼けの原因は、直射日光があたってしまっていることです。

そして、黄色く変色してしまった葉っぱは、変色が拡大してしまうことがないように処理しなければいけません。この際、変色している葉っぱは、消毒したハサミを使って切り取ります。ただし、変色している範囲が広い場合は、葉っぱが枯れて落ちるまで待つ方がよいでしょう。

病気が原因の場合

胡蝶蘭の葉が黄色になってしまった原因が病気によるものの場合、どの病気にかかってしまったのかによって、対処方法が変わってきます。

「立ち枯れ病」の場合は、まず風通しの良い場所に移動させてから変色している部分に薬剤を塗布します。変色の状態がひどく、茎や根っこも色が変わっている場合は、植え替えしなければいけません。「立ち枯れ病」では、タチガレンやリドミルといった薬剤が使われます。

「軟腐病」や「褐斑細菌病」にかかってしまったという場合は、まず温度と湿度が胡蝶蘭に最適とされる環境に移動させてください。

胡蝶蘭の適正育成環境は、下記の通りです。

温度 22℃前後
室温 10℃以下にならないように注意
湿度 50%前後
日照時間 1日3~4時間
室内の環境 風通しの良い直射日光が当たらない場所

移動させた後に、葉の処理を行いましょう。変色している部分を含めて少し大きめにハサミで丁寧に切り、切った周辺と切った箇所に消毒薬を塗布します。

消毒薬は、「スターナ」や「ナレート」と呼ばれるものが適しています。

炭そ病」の場合は、直射日光のあたらない場所に移動させてから、斑点の部分を大きめに切り取り、切り取ったところに殺菌剤の「ダイセン」や「ダコニール」を塗布してください。

胡蝶蘭の基本の育て方

胡蝶蘭を元気に育てるために、基本の育て方も知っておきましょう。

植物を育てる際に必要となる水ですが、胡蝶蘭の場合は、水のあげすぎに注意が必要です。

水を与えすぎてしまうと根腐れしやすいです。

胡蝶蘭は湿気に弱いため、土がしっかり乾いてから水を与えてください。基本的には、1週間から10日に1回くらいを目安にして、200mlをゆっくり根元に与えてください。

受け皿に出た水は、必ず捨てましょう。春・秋・冬は200mlで十分ですが、夏に関しては500mlほど与えたほうが良い場合もあります。土の状態をしっかり確認してください。

胡蝶蘭の葉が黄色くなってしまった原因・対処法のまとめ

胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなってしまう原因は、「寿命」「環境」「葉焼け」「病気」があることが分かりました。

寿命に関しては、対策できることはありませんが、育てる環境を整えておくことで、できるだけ寿命を長くのばすことは可能です。

それ以外の病気や葉焼けなどに関しても、育てる環境を整えることで発生しにくくなるものなので、生育環境と整えて胡蝶蘭を楽しむようにしましょう。

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