胡蝶蘭は、美しく豪華な姿から贈り物として高い人気があります。しかし、花の命は有限であり、いつかは捨てるタイミングが訪れます。
しかし、いざ処分しようと考えても、「胡蝶蘭をどう処分すれば良いの?」といった疑問を持っている方はいるのではないでしょうか。胡蝶蘭の処分方法は自治体によって異なり、適切な方法で処分しないとトラブルになることも少なくありません。
そこで今回は、胡蝶蘭の捨て方や捨てるタイミングの見極め方、再利用方法などを解説します。
目次
胡蝶蘭の捨て方4選
胡蝶蘭の捨て方としては、主に4つの方法が挙げられます。
- ゴミとして処分する
- 専門業者に回収してもらう
- 買取サービスを利用する
- 友人や知人に譲る
ここでは、それぞれの捨て方について詳しく解説します。
ゴミとして処分する
胡蝶蘭を処分する方法として、最もメジャーなのがゴミとして処分する方法です。胡蝶蘭はさまざまな素材が使用されているので、自治体の分別方法に従って分ける必要があります。
胡蝶蘭本体 | 燃えるゴミとして処分できます。花や茎、葉、根に分け、小さくしてゴミ袋に入れてください。 |
用土(植え込み材) | 水苔やバーク材は水分をしっかり絞り、燃えるゴミとして処分できます。ただし、底石などは地域によって分別が異なるため、注意が必要です。 |
支柱・ワイヤー | 金属の場合は不燃ゴミとして処分します。サイズが大きすぎる場合は、粗大ゴミになる場合があるので、折り曲げたりカットして短くしたりしてください。 |
可燃ゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミなど、自治体によって分別方法は異なりますので、事前に確認するようにしましょう。
鉢の処分は素材によって異なる
胡蝶蘭で使用されている鉢は素材によって処分方法が異なります。
プラスチック | 可燃ゴミ、または資源ゴミ |
陶器・素焼き | 不燃ゴミ |
金属 | 不燃ゴミ |
紙製 | 可燃ゴミ |
それぞれの素材に適した方法で鉢を処分することで、環境への負担を軽減し、リサイクルにも貢献できます。なお、30cm以上のものになると粗大ゴミに分類される可能性が高いので、あらかじめ理解しておきましょう。
専門業者に回収してもらう
胡蝶蘭を処分する方法として、専門業者に回収を依頼するという手段があります。自分で胡蝶蘭を処分するのが難しい場合や、大量の胡蝶蘭を処分したい場合に便利です。
それぞれの業者によって回収費用や回収可能な品目が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。回収を依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
- 胡蝶蘭の状態
- 鉢植えのままか、胡蝶蘭だけか
- 回収希望日時
- 費用
これらの情報を事前に整理しておくと、業者とのやり取りがスムーズになります。専門業者への依頼を考えている場合は複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討するのがおすすめです。
買取サービスを利用する
枯れてはいないものの、さまざまな理由により、手放したいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、元気な胡蝶蘭を捨ててしまうのは忍びないと感じる方も少なくありません。
そのようなときは、買取サービスを利用するのがおすすめです。状態の良い胡蝶蘭であれば、買い取ってもらえる可能性があります。
胡蝶蘭の処分に困っている場合は、買取サービスを利用することで処分費用を抑えつつ、売却益を得られるというメリットがあります。それだけでなく、出張買取に対応している業者もあり、手間をかけずに利用することが可能です。
自分が持っている胡蝶蘭の状態が良い場合は、一度買取サービスの利用を検討してみると良いでしょう。
友人や知人に譲る
育てなくなった胡蝶蘭を、友人や知人に譲るのも一つの方法です。胡蝶蘭は高価な贈り物として扱われることが多いため、譲り受けた方も喜んでくれる可能性があります。
譲る際には、健康な状態の胡蝶蘭を渡すのが大切です。病害虫が発生している場合は事前に適切な処置を行い、コンディションを整えるようにしてください。
また、次の開花時期が予想できるなら渡す際に伝えると親切です。胡蝶蘭を無償で譲るとなった場合でもトラブル防止のため、口約束ではなく目視で確認できるものに記録を残しておくことをおすすめします。
胡蝶蘭を大切に育ててくれる人に譲ることで、胡蝶蘭も喜ぶはずです。捨てる前に、ぜひ一度検討してみてください。
胡蝶蘭の捨てるタイミングを見極めるポイント
胡蝶蘭の捨てるタイミングを見極めるポイントとして、枯れているかどうかが挙げられます。
胡蝶蘭は花が散ってしまったとしても、生きている場合が多いです。株の寿命は50年以上といわれており、株が元気であれば何度でも花を咲かせる植物です。
そのため、花が散ってしまったからというような理由で胡蝶蘭を捨てるのは時期尚早かもしれません。
胡蝶蘭が育てられるのか捨てるべきなのかは、「葉は残っているか」「根が変色していないか」で判断できます。葉が残っていて根の色が健康的なら再び花を咲かせる可能性は高いです。
しかし、葉も落ちたり根が黒くなったりしていると枯れてしまっている場合があるため、廃棄を検討しても良いかもしれません。
胡蝶蘭は非常に丈夫で長持ちな花であるため、しっかりと観察した上で捨てるかどうかを検討することをおすすめします。
胡蝶蘭を捨てずに再利用する方法
胡蝶蘭が元気であれば、もう一度育てることが可能ですが、完全に枯れてしまった胡蝶蘭は復活することはありません。しかし、せっかくの胡蝶蘭を捨てるのはもったいないと考える方は多いのではないでしょうか。
そのようなことを考えている方には、以下の2つで再利用するのをおすすめします。
- 押し花にして飾る
- 他の植物の道具として活用する
最後に、胡蝶蘭を捨てずに再利用する方法を紹介するのでぜひ役立ててください。
押し花にして飾る
胡蝶蘭を押し花にして、インテリアとして楽しむ方法もあります。思い出の胡蝶蘭を長く形として残せる点が魅力です。押し花の作り方の手順は以下の通りです。
- 胡蝶蘭の花を切り取り、さらに分割にカットする
- ティッシュや新聞紙などで挟み、分厚い本などの重しを乗せる
- 2週間~1ヶ月ほど経ったら水分が抜けるまで放置する
押し花は手順が少なく比較的簡単にできるため、初心者の方も試しやすいでしょう。胡蝶蘭を押し花にすれば、透明なフォトフレームに入れたり樹脂で固めてアクセサリーにしたりして美しい姿を楽しむことが可能です。
他の植物の道具として活用する
胡蝶蘭の一部は、他の植物を育てる道具として再利用できます。
たとえば、茎なら園芸用の支柱として利用でき、根なら挿し木や株分けの際に役立ちます。鉢をきれいに掃除すれば、他の植物の鉢として使用することが可能です。
また、枯れたあとの植物を肥料して再利用するコンポストの材料にもなり、土壌の質アップにつなげられます。コンポストにすればゴミとして捨てる量を減らせるため、環境にやさしい再利用として注目を集めています。
胡蝶蘭以外にも植物を育てている場合は、枯れてしまった胡蝶蘭を有効活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
胡蝶蘭の処分には、自治体の分別ルールに従ったゴミ出しをはじめ、専門業者への依頼や買取サービスの利用、知人への譲渡といった方法があります。胡蝶蘭は花が終わっても、葉が青々としていて根の変色がなければ再び花を咲かせる可能性があります。
胡蝶蘭を捨てるかどうかは、葉が落ちたり根が変色したりし始めてから判断するのがおすすめです。
また、枯れてしまった胡蝶蘭を捨てるのはもったいないと感じる場合は、押し花にしたり茎や根を他の植物の糧にしたりして再利用を検討してみてください。
胡蝶蘭の処分は状況に応じて最適な方法を選び、大切に育てられた命を尊重することが大切です。