梅雨と言えば雨、雨と言えばじめじめする…。
雨が止まらないこの季節。梅雨が苦手という方も多いのではないでしょうか?
実は、梅雨は胡蝶蘭の成長が始まる季節なのです!
この時期に植え替えをしてさらに育てていくという時期になります。
さらに胡蝶蘭を育てる上では気温が大事と言われていますが、胡蝶蘭は梅雨の時期の気温が適温となっているお花です。
なので、梅雨の時期は胡蝶蘭の気温管理はそこまで気にしなくていいのです!
しかし、気温以外にも気を付けなければいけないポイントはたくさんあります。
梅雨でもしっかり管理しなければ大事な胡蝶蘭を枯らしてしまうかもしれません。
贈り物としても人気があり、一度咲いたら長く楽しめると言われている胡蝶蘭。
今回は梅雨の間の胡蝶蘭の育て方や植え替え、そして胡蝶蘭を長く楽しむためのポイントを説明していきます。
目次
1梅雨に胡蝶蘭を育てる上で気を付けるべきこと
植物を育てるのに大事な要素は気温、日光等とたくさんありますよね?
胡蝶蘭もそんな植物の一種ですのでちゃんと面倒を見てあげないと枯れてしまいます。
梅雨は胡蝶蘭にとって気温が丁度いい時期ですが、気温以外にも気を付けるべきことはたくさんあります。
ここでは胡蝶蘭を枯らさないために重要なことを説明します。
・日光
梅雨の時期は雨が多く天候が曇りがちですよね?
実は胡蝶蘭は直射日光には弱く、あまりに強い日光に当たりすぎると日焼けを起こしやすいです。
しかし植物である以上日光は必要ですので、曇りの日でもなるべく光が当たりやすい場所に置いてあげてくださいね。
ただし、晴れの日は直射日光を避けつつ、丁度よい光加減の場所に置いてあげてください。
・水やり
梅雨の時期は湿度が高く植え込み材が湿っている状態が長く続きます。
水のやりすぎは根腐れの原因になりますので、様子をよく見て植え込み材が完全に乾いたのを確認してから水をあげるようにしましょう。
・風通し
空気をしっかり通してあげないと、蒸れやすくなってしまいます。
ただし、梅雨は雨が多く降るので雨にさらされないようにならないように注意しましょう。
どちらも根腐れの原因になります。
以上の点に注意して、梅雨に胡蝶蘭を育てる上で最適な環境づくりを心掛けてあげましょう。
2胡蝶蘭を植え替える時に注意するポイント
実は、梅雨は胡蝶蘭の植え替えをする上で最適な時期となります。
もし既に胡蝶蘭を飼っている方で花が落ちてしまったら、まず茎を切って株を休ませましょう。
そして3本立てや5本立ての場合はこの時期に1本ずつに分けて植え替えをしてあげると栄養が行き渡りやすくなり、のびのびと育てることができるようになります。
ただし、異臭がしたり葉が変色したりしている場合は、早めに植え替えてあげましょう。
3胡蝶蘭が病気になった時どうすればいいの?
胡蝶蘭は花を散らした後でも、きちんとケアを怠らず育ててあげれば、再び花を咲かせるので、長く楽しみたい方は大事に育ててあげることが基本になります。
ここではそんな胡蝶蘭を長く楽しむコツ、雨が多く根腐れ等が起こりやすい胡蝶蘭が病気になった際の対処法について説明していきます。
・葉焼け
葉が変色している時、この病気が考えられます。
原因としては直射日光が挙げられます。
すぐに置き場所を変えてあげてください。
もし葉全体まで変色が進んでいる場合、患部を切り取りましょう。
・褐斑細菌病
葉に褐色の斑点ができている、ブヨブヨになって腐っている場合この病気が考えられます。
梅雨から夏にかけて多くなるこの病気は高温多湿な状況下でなりやすいです。
葉焼け等の傷口から細菌が入るとこの病気になります。
すぐに患部を切り取ってください。その後、切り取った場所とその周りの株に「スターナ」
等、殺菌効果のある薬を塗布してあげてください。
・炭そ病
葉に黒い斑点ができているときはこの病気が考えられます。
葉焼けによって元気がなくなっている時にカビが繁殖することによって起こる病気です。
すぐに患部の周りを切り取り、「ダコニール」等の殺菌剤を塗布してください。
・ルゾクトニア菌
葉にツヤが無くなった時に考えられる病気です。
水のやりすぎや風通しが悪い場所に置いてしまうと、この菌に感染し、根腐れを起こしてしまします。
しばらく根本への水やりはやめて葉の表面と裏、そして根本が湿る程度の霧吹きに変えてください。
・葉ダニ
葉のツヤが無くなったり、葉の裏側に白い斑点ができベタベタしたりしている場合はこの病気が考えられます。
梅雨明けくらいの時期になるとこの葉ダニが発生し、寄生します。
葉ダニは薬にすぐ耐性がつきますが、水に弱いです。
寄生している葉の裏側に霧吹きなどで水をかけてあげれば、大丈夫です。
まとめ
お祝い事の贈り物や自宅でも飼われる方が多い胡蝶蘭。
せっかく飼うなら長く楽しみたいですよね?
これから梅雨に入りますが、雨が多くなり湿気が上昇しやすい時期ですので、病気になりやすい時期でもあります。
ここまで挙げてきた育て方や病気の時の対処法を踏まえて、しっかりとしたケアをしてあげてください。