胡蝶蘭の植え替えの時の鉢の選び方ってあるの?

胡蝶蘭をいただいたり、プレゼントされたり、自分でご褒美に買ったりと胡蝶蘭が家にあって身近な存在になっていると思います。

胡蝶蘭が家にあるのはいいけど、花が落ちた後に手入れをするとき、植え替えの為の鉢をどんなものにしたらいいのか分からないですよね。

植え替えをしようとしたら、鉢が沢山の種類があって迷ってしまった。

植え替えをしたのに、土との相性が悪い鉢にしてしまって胡蝶蘭の調子が悪い。

などなどあると思います。

相性がいい鉢があったり、植え替えたはいいけど根がはみ出してしまう気がするけど鉢の大きさはどの位にすればいいのか迷ったりすると思います。

そこで今回は、意外と知らない胡蝶蘭と鉢の関係性についてみていきます。

胡蝶蘭の花が終わった後に植え替え?花が終わった後の対処の仕方と、鉢の種類

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胡蝶蘭は花が咲いている状態で届くと思います。3本立てや5本立てといったように株が違ったものを寄せ植えをしています。

お花が終わった後に、一つ一つの株ごとに手入れをしていく必要がでてきます。

生産者が年中花が咲いている状態にしてくれているので胡蝶蘭はどの時期に買っても立派な花を付けた状態で手元に届くようになっています。

しかし、胡蝶蘭にも時期があって、花が終わってから植え替えをするのが一番よく、春過ぎたあたりの5月6月7月が良いとされています。

しかし一年中咲いている状態の胡蝶蘭の場合、植え替えをしないほうがいいとされる冬に花が終わる可能性があります。

花が植え替えに適している時期以外に終わってしまった場合は、鉢(ポット)を一株ずつにしたり、素焼き鉢にそのまま入れたりして、植え替えの時期が来てから植え替えをしてあげます。

花が終わったら、綺麗なはさみで根元近くの茎を切って次の花を咲かす準備をします。

鉢は大きく分けて三つの種類があります。

・素焼き

・陶器

・プラスチック(ポット)

と、たくさんあります。

見分けがつかない場合は、素焼きは少しざらざらした触り心地で、水が流れるような感じではなく、少し吸いつくような、どちらかというと土に近いような素朴な触り心地のものです。

陶器は食器とかにも使用されることが多い、自然派の器です。水をはじき、陶器肌といわれるほど滑らかな肌触りです。

プラスティックは、触り心地もつるっとしたものが多く、軽さも特徴的です。

この鉢の種類で特徴が変わってくるので、次はその特徴を見ていってみたいと思います。

鉢の種類によって、こんなに違った!!結局どの鉢が一番いいの??

・素焼き

・陶器

・プラスチック

という種類があると書きました。

鉢によって変わってくる特徴は以下の通りになっています。

素焼き

素焼きは水を吸収する力が強いです。基本的に素焼きは呼吸をしている鉢として思ってください。呼吸をしているので、水を吸います。そのまま水分を外に蒸発させてくれるので、根が水に弱い胡蝶蘭にとってとてもいい鉢になります。

ミズゴケとの相性は抜群ですが、バークと素焼きだと土が乾きやすくなってしまい、毎日水やりをする可能性が出てきてしまいます。

陶器

陶器はつるつるしている表面のため、基本的に水は吸わずにはじきます。水分を保持しやすいミズゴケで管理しようとすると、腐りやすくなってしまう可能性があります。

陶器で管理したい場合は、ミズゴケより水はけがよいバークがおすすめです。

プラスチック(ポット)

プラスチックは一切水を吸いません。そのため水分が鉢に残ってしまうと、ずっと湿気がこもってしまって腐ってしまう可能性があります。

プラスチックでは、バークが良いでしょう。

胡蝶蘭の根は水分に弱くできています。

野生でも木に自生して生えているため、根が外に出ていて自分で湿気を管理して生きています。

胡蝶蘭の根は、空気が好きです。湿気が多いのはとても苦手です。

胡蝶蘭を腐らせる原因のほとんどが、水の与えすぎによる根腐れです。

水やりも完全に乾いてからたっぷりあげて、受け皿に水が残らないようにします。

水やりの時にたくさん水をあげることで、根が大好きな空気の入れ替えを行うことができます。

室温は15度以上、32度未満で季節ごとにメリハリをつけてあげます。それ以下だと冬眠して枯れてしまったり、暑すぎると葉焼けをおこしてしまったりしてしまいます。

直射日光も注意します。直射日光に当たると葉焼けをおこしてしまうので、レースのカーテンをした日当たりがいい場所が最適です。

風通しがいい場所が良いです。しかし扇風機やエアコンの風が直接当たる場所は水分が蒸発しやすくなってしまいます。空気がこもる場所にあまりおかないようにします。

湿気が多いところは好きなので70%の湿気を保つようにしてあげると良いですが、人にとっては湿気が多く不快になってしまいます。胡蝶蘭にとって湿気が少ないなと思ったら、ほとんど毎日のように葉っぱに霧吹きで水をかけてあげてください。また、葉っぱの裏側のほうが水分を吸いやすいので、表と裏に吹きかけてあげてくださいね。

鉢とのバークとミズゴケの相性。鉢の大きさはどうすればいいの?

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バークとは、簡単に言うと木のチップです。胡蝶蘭は基本的に木に自生して生えているため、胡蝶蘭にとってバークはとてもいい素材として今注目されています。

バークは水分保持はあまり得意でないため、水やりが必然的に多くなってしまう印象がありますが、鉢との組み合わせで程よい水やりをできるようになります。

バークにお勧めの鉢は陶器とプラスチックです。水はけがよくない陶器とプラスチックだからこそ、水はけがよいバークとの相性が良く、水分を保持してくれるようになります。

表面を触ったときに乾いていたら水やりのタイミングです。

時期によって根の水の吸収の仕方が水やりの頻度も変わってきますので、どのくらいで水やりをするといいと決まった間隔ありません。

乾いたら水をあげるほうが良いです。

ミズゴケの場合も水やりは同じです。完全に乾いてから水やりをしてあげます。

ミズゴケは水分の保持してくれるので、素焼き水分を吸収してくれる特性が丁度よくなります。

どちらでも2年以上植え替えをしていなかったら、新しいものに変えて植え替えをしてあげてくださいね。

植え替えをする場合、たいてい根が腐っていたりするので切って整えてあげてから鉢に入れてあげます。健康な根は太くて緑色をしています。色は黄色っぽいものもありますが、太い根であれば平気です。

そのため大きめの鉢に入れたくなりますが、実はその必要はありません。

同じくらいの鉢を用意できればいいと思います。

根が健康だと根が鉢をはみ出していくことがありますが、健康な根の証拠なので気にする必要はありません。

まとめ

胡蝶蘭は花が2~3ヶ月ほどと長く咲いたり、また花が咲いたりと、胡蝶蘭の心地のいい育て方をしていれば長く楽しませてくれるお花です。

胡蝶蘭の根や葉っぱについての知識がつけば、少しでも胡蝶蘭の状態が分かってくるので胡蝶蘭の植え替えの時にどういったものが一番いいのか分かると安心できますよね。

胡蝶蘭を育てるのに安心して育てていけるように、いつでも綺麗な花を咲かせられるように。

胡蝶蘭がある生活で、より豊かになれればと思います。