お祝いなどに贈られることが多いのが胡蝶蘭。
贈答品としてはよく見るけど家で育てることはできるのでしょうか?
そもそもが胡蝶蘭についてわからないことが多いと思います。
今回はそんな胡蝶蘭について、お伝えしていきたいと思います。
胡蝶蘭とはどんなお花?
胡蝶蘭とはラン科の熱帯地方の寒さに弱い植物です。
花びらの形が蝶が舞ってるように見えることから胡蝶蘭と呼ばれています。
豪華でとても華やかな見た目と、花言葉が「あなたを愛します」「幸福」ですので
贈答品として使われることが多いです。
高嶺の花というイメージなのも贈答用としてよく目にするからだと思います。
そして、胡蝶蘭は、結婚55周年を記念とするエメラルド婚の花ともされています。
胡蝶蘭は一般的に長持ちするお花と知られています。一か月以上もお花を楽しめることができます。そして匂いもあまりありません。ですので、飲食店開店祝いなどに贈られることが多いようです。
胡蝶蘭の成長過程はあまり知られていませんが、胡蝶蘭は、成長速度が遅く贈り物として使われる大きさになるのに、二年~二年半かかるといわれています。
たくさんの手間と時間のかかるお花です。
ですが、近年、品種改良が進んでおり、日本での栽培が難しかった胡蝶蘭ですが、日本でも栽培できる植物になってます。
胡蝶蘭は育るのが難しいお花?
胡蝶蘭の原産地は、東南アジアや南アジアといった熱帯地方です。
なのでとても寒さに弱い植物です。
胡蝶蘭は、よく室内で目にすることが多いと思います。
胡蝶蘭が成長するには、15℃~35℃を維持しなければなりません。胡蝶蘭の好きな温度は18℃~25℃といわれています。秋口は外に出すこともありますが、基本的には外に出すと日本の気候についていけなく枯れてしまいます。ですから室内で目にすることが多いのです。
胡蝶蘭を育てるには難しいこともたくさんあります。
胡蝶蘭はとても華やかで綺麗なお花なので、リビングやベッドルームに置きたいという方も多いと思います。
ですが、そのためにはたくさんの注意が必要になります。エアコンや扇風機に風を直接当ててはいけません。
そしてとても繊細なので、カーテンなどが花びらに当たらないように注意も必要です。
胡蝶蘭は、15℃以下になってしまうと、休眠状態になってしまいます。
そして35℃以上になると、日焼けをしてしまう植物なのです。もちろん直射日光は当ててはいけません。
しかし明るいところは好きです。直射日光の当たらない明るい場所が適切です。
そして胡蝶蘭に大切なものはもう一つあります。湿度です。
熱帯地方のお花と聞いて分かるように、胡蝶蘭には夜間にCo2をたくさん吸収するといわれています。なので、夜間の湿度の高さが大切になってきます。ですので、日本での胡蝶蘭の成長期は5月~6月といわれています。
葉っぱから湿気をすいますので、湿度を高くするのが難しい場合は、葉っぱに直接霧吹きで水分を与えてあげます。特に葉っぱの裏側に当てると、表にあてるよりも水分の吸収がよくなります。葉の表と裏に霧吹きを当ててあげてくださいね。
胡蝶蘭を家に置く場合、おススメの場所は玄関です。玄関は家の中でも一日を通して気温があまり変わらないのでおススメなのです。
胡蝶蘭は置く場所と水やりを怠らなければ家でも十分に育てられるお花なのです。
胡蝶蘭は幸福をもたらすお花?
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「変わらぬ愛」「あなたを愛します」です。
とても素敵な花言葉ですね。胡蝶蘭が贈答用として使われる意味がなんとなく分かります。
先ほど、胡蝶蘭は玄関に置くのがおススメと書きましたが、それにはもうひとつ理由があるのです。
玄関は風水で、気を取り入れる場所です。
胡蝶蘭は蝶が舞ってるような姿の見た目から、幸せを運んでくる花とも言われています。家の運を取り入れる玄関に、胡蝶蘭を飾ることによって、幸せを運んできてくれると言われてます。
花言葉のように幸福が飛んでくるということではないでしょうか。
幸福だけでなく、胡蝶蘭の花言葉にはメッセージ性がある言葉が多いのです。
胡蝶蘭に想いを乗せて、気持ちを伝えるのも素敵ですね。
まとめ
胡蝶蘭は、高嶺の花というイメージでしたが、意外とそんなことはありません。
家でも育てられるお花という、胡蝶蘭。
贈り物としても、観賞用としても、とても美しいお花です。
ぜひ、胡蝶蘭といういうお花を身近に感じてはいかがでしょうか?