花が散ってしまった胡蝶蘭はもう終わりだと思う方も多いと思います。
ですが、胡蝶蘭は花が散ってしまってももう一度花を咲かせることができるのです。
あまり知られてはいませんが、胡蝶蘭はとても生命力の強い植物なのです。
今回は花が散った胡蝶蘭を再生させる方法、手入れのしかたなどをお伝えしていきたいと思います。
再生できるかは、花が散ってしまった原因による?
胡蝶蘭がもう一度花を咲かせるには、胡蝶蘭の根が生きていないともう一度花を咲かせるのは難しいかもしれません。
葉が枯れてしまったり、花が落ちてしまったりしても胡蝶蘭は根が元気ならば再生できる生命力があります。
あきらめずに花が落ちてしまった原因を探ってみましょう。
2カ月~3カ月花が咲いて落ちた場合には、問題はありません。
手入れをすれば翌年も花を咲かせます。
胡蝶蘭の寿命は長く、何十年も繰り返し花を咲かせるというのも珍しくありません。
手入れにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
病気や害虫によって花が散ってしまった場合には、早めの対処が重要になってきます。
手遅れになってしまうと完全に胡蝶蘭が駄目になってしまいます。
早く気付けるかで胡蝶蘭の寿命が変わってきます。
胡蝶蘭の観察がとても大事になってきますね。
そして定期的に害虫駆除をしてあげることも大切です。
害虫が寄らないような場所に置いてあげることも良いことですね。
室内がおススメです。
胡蝶蘭は葉に症状が出ることが多いので、毎日観察してあげましょう。
胡蝶蘭の変化に早く気付けるかもしれません。
早く気付いてあげることが胡蝶蘭の成長にとても重要なことだと思います。
再生するための胡蝶蘭の手入れ方法
胡蝶蘭の花が落ちてしまったら植え替えをしてあげましょう。
植え替えをするときに重要なことは胡蝶蘭に触れるものは清潔にしてあげましょう。
胡蝶蘭は小さな傷から細菌が入ってしまい病気にかかってしまうことがよくあります。
とても繊細なので胡蝶蘭に触れる際には気を遣ってあげましょう。
まず胡蝶蘭の茎をカットします。
この際にカットする部分によって胡蝶蘭の成長が変わってきます。
2~3節を残してカットした場合にはまたすぐに胡蝶蘭は花を咲かします。
ですがこの場合には二番花というお花になります。
二番花が咲くと翌年に花を咲かせません。
すぐに咲かせたい場合にはこのような形で良いのですが、翌年に胡蝶蘭の花を咲かせたい場合には茎の根元からカットしてあげてください。
根元からカットすると新芽が生えてきます。
そうなったら環境を整ええて胡蝶蘭を見守ってあげましょう。
胡蝶蘭はとても難しいお花だと思われています。
コツさえつかめばとても育てやすいお花です。
難しく考えずにチャレンジしてみましょう。
胡蝶蘭が長く花を咲かすために
まず胡蝶蘭を長持ちさせるためには頂いた際にされているラッピングを外しましょう。
ラッピングを付けたままにしておくと苗が蒸れてしまいます。
綺麗にされているラッピングですが、胡蝶蘭を長持ちさせるためには外してあげてください。
胡蝶蘭が長く花を咲かせるのには、胡蝶蘭が成長しやすい環境にあるかということです。
胡蝶蘭にあった環境が出来ていれば胡蝶蘭は長くて4カ月~5カ月以上も花を咲かせ続けてくれる場合があります。
ここまで長くなくても胡蝶蘭は平均で2カ月~3カ月花を咲かせます。
元気な胡蝶蘭にするために大切なことは
- 温度管理
- 風通し
- 水の量
この三つがとても大事です。
【温度管理】
まずは温度管理ですが、胡蝶蘭は寒さにとても弱いです。
10度以下になってしまうと成長をやめてしまうのです。
胡蝶蘭にとって最適な温度は15度~25度です。
できるだけ15度~25度をキープしてあげましょう。
胡蝶蘭は寒いのが苦手ですが、暑すぎても枯れてしまう恐れがあります。
特に夏の直射日光は避けてあげてください。
葉が焼けてしまいます。
葉やけしてしまった部分は元には戻りません。
気を付けてあげましょう。
胡蝶蘭は屋外に置いても大丈夫ですが、夏の場合は日陰に置いてあげてくださいね。
冬は胡蝶蘭には寒すぎるので室内に置いてあげることをおススメします。
【風通し】
次に風通しです。
胡蝶蘭は元々高い場所で生きている植物です。
明るく風通しの良い場所に置いてあげましょう。
窓際のカーテン越しなどが良いかもしれませんね。
プラスチックの鉢の場合には素焼きの鉢に移してあげた方が根が呼吸しやすくなり良いかもしれません。
風通しが良く呼吸をしやすくしてあげると胡蝶蘭が光合成をたっぷりできるので元気で強い胡蝶蘭に育ちます。
【水の量】
最後に水の量です。
胡蝶蘭は水をあげすぎてしまうと根腐れをおこしてしまいます。
風通しにも繋がってきますが、根に空気が入らないと呼吸が出来なくなってしまうのです。
ですので水をあげる回数は控えめにあげてください。
土を触って乾いているなと思ったら下から流れるほどたくさんの水をあげます。
下皿にたまっている水はすぐに捨てます。下皿に水が溜まっている場合にも根腐れの原因にもなりますので気を付けてくださいね。
冬は空気が乾燥するのでこまめに葉を霧吹きで湿らせてあげてください。
まとめ
胡蝶蘭は花が落ち終わったように見えてもまだまだ花を咲かせる可能性があるのです。
可能性がある胡蝶蘭をあきらめるのはとてももったいない気がします。
多少手はかかりますが、もう一度咲かせてみたいと思いませんか?