胡蝶蘭の土って実は土じゃなかった!胡蝶蘭を育てるのに最適なものって何?

植物を育てる上で大切な土。

植物が生きていく上でとても大切なものです。

胡蝶蘭にはどんな土や肥料が合うのでしょうか?

胡蝶蘭を育てるためにはどうしたらいいか、どんな風に育てれば長持ちしてくれるのかをお伝えしたいとおもいます。

胡蝶蘭に適した土は実は土じゃない??

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胡蝶蘭は樹木の幹や枝に着生して育生する植物です。

ですので一般的な園芸用培養土は使うことができません。

根が土に覆われてしまうと、根腐れやカビの発生する原因にもなってしまいます。

最近は、胡蝶蘭に適しているものとして、バークがあります。

バークとは肥料の吸収が良く、根も張りやすいので、比較的に簡単に栽培できる、木のチップです。

胡蝶蘭は樹に着生し成長する植物なので、バークが適しているのではないかと言われています。バークを使用すると腐りにくくもなるともいわれています。

実際にバークで栽培した胡蝶蘭は、寿命が長くなったり、花が大きくなったりと、良い結果がたくさん出ています。

ほかには、水苔があります。

今まで、胡蝶蘭の栽培の基本は水苔でした。

ですが、たくさんの生産者がバークに切り替えられているため、一般の方も良質な水苔が安く手に入るようになっています。

ですが、水苔は一般の方の栽培には難しいといわれています。

水苔自体が腐りやすいので、胡蝶蘭が根腐れを起こしやすいのです。

なので一般の方にはバークのほうが育てやすいと思います。

水苔を使用する場合は素焼鉢を使うと良いです。

素焼鉢は、通気性が良く、水が蒸発しやすいので、蒸れやすいといわれている水苔との相性が良いので、胡蝶蘭にとても適しています。

胡蝶蘭に適した肥料は?

胡蝶蘭は大切に育ててれば、何年も花を咲かせる植物です。

胡蝶蘭に肥料が必要な時期は、生育期です。

胡蝶蘭の生育期は、春から秋ごろです。冬は胡蝶蘭が弱っている時期なので、その時に肥料を与えてしまうと、胡蝶蘭は吸収できないので、根腐れしてしまう可能性があるので気を付けてください。

生育期でも開花中には、肥料を与えてはいけません。お花が落ちてしまう可能性があるので注意してください。

肥料を与える際に、根の確認もしてください。

与えた肥料の栄養を吸収するための根はとても大切です。

新しい根が生えていることを確認してから、肥料を与えてあげてください。

そして、肥料には、液体肥料と固形肥料の二種類があります。

液体肥料は、水の代わりに与えることができるものもあります。薄めに薄めてから与えてあげると良いと思います。

市販で蘭専用のものもありますので、そちらを利用すると良いと思います。

肥料を使用する際は、使用上の注意をよく読んで使用してください。

生成を助けてあげるための肥料なので、胡蝶蘭の様子をみながら与えてあげてください。

元気がないときに与えると、胡蝶蘭へのダメージになってしまいますので、注意してみてください。

胡蝶蘭への肥料の与え方にはたくさんの注意が必要ですが、綺麗な胡蝶蘭を咲かせるため、頑張ってみてはいかがでしょうか。

胡蝶蘭を長く楽しむために!

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綺麗にラッピングされていることが多い胡蝶蘭ですが、長く楽しむためにはラッピングを外すことが大切です。

ラッピングのままで保管していると、根が蒸れて、腐ってしまうことが多いです。

一度きりの胡蝶蘭になってしまいます。

ですので、綺麗なラッピングですが、長持ちさせるためには外しましょう。

胡蝶蘭には通気性が大事です。直射日光があたらず、風が通る場所に置いてあげましょう。

胡蝶蘭は、花が咲いているときは、余計な手間はいりません。植え替えをしていない場合は、肥料も与えなくて大丈夫です。

胡蝶蘭は土の湿気に弱い植物です。葉っぱに霧吹きなどで水を与えてあげる程度で良いです。

土が完全に乾いてから、下からあふれるくらいの水を与えます。受け皿に水をためないようにします。

湿度が高い場合は、エアコンなどで除湿をしてあげると良いですが、風が直接当たらないように気を付けてください。扇風機にも注意してください。

胡蝶蘭は、花が枯れても、二年に一度の手入れさえすれば、何度でも花を咲かせます。

花が枯れてもう一度花を咲かせたい場合には、植え替えが必要になってきます。

何故、植え替えが必要かというと、販売されている胡蝶蘭に使われている植え込み材は腐りやすく、根が傷みやすくなるため、胡蝶蘭が育たなくなってしまいます。

そのために、鉢を変えてあげます。

植え替えは、春に行うのが適しています。

植え替えの際は細菌への感染も注意は必要です。

胡蝶蘭はとても繊細なので、植え替えを行うときのハサミはきちんと消毒し、手も綺麗に洗ってから胡蝶蘭に触れるようにしましょう。できる限りのことをしてあげると良いと思います。

 

 

まとめ

胡蝶蘭は、花が咲いている時期は手がかからず、とても簡単ですが、長持ちさせるためにはたくさんの手間をかけてあげた方が、長持ちし、何度も綺麗に花を咲かせてくれます。

そのためにはいろいろな注意が必要ですが、何度も花を咲かせてくれる胡蝶蘭をみていると、愛着が沸いてきます。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。