胡蝶蘭の花が終わったらどうする?二度咲きの方法や処分方法について

胡蝶蘭の花は上手に育てれば2ヶ月ほど花が持ちますが、生き物ですので、いつかは花は枯れてしまいます。

しかし胡蝶蘭の花が終わったら、どのような対処が必要なのか悩む方もいるのではないでしょうか。

今回は下記を解説します。

  • 枯れた胡蝶蘭を復活させる方法
  • 花終わりの胡蝶蘭の管理方法と処分方法

以下で詳しく解説いたします。

胡蝶蘭の花が終わったらどうするの?

開業祝いなどで置かれることの多い胡蝶蘭。花が落ちて来たり、枯れていると店先に出しておくと見栄えが悪いため、処分したいと思う方も多いのではないでしょうか。

胡蝶蘭は、花が枯れてしまっても、適切な処置をすれば2度咲かせることが可能です。ですが、そこまでのお世話に時間を割けない、という方は、処分してしまうという方法もあります。

胡蝶蘭の回収会社や胡蝶蘭を扱っている花屋が回収してくれることもありますし、分別すれば可燃ごみとして出すことも可能です。

今回は、枯れた花を2度咲きさせる方法と、回収・処分の方法をご紹介します。

枯れた花はどうしたらいい?

全ての花が枯れてしまう前に、花を切り落としてあげると、二度咲きの準備もできます。

切り落とした花は、切り花として楽しむことができます。

お皿や花瓶にさして飾ったり、ドライフラワーにして楽しむこともできますので、完全に枯れてしまう前に処理しましょう。

全部花が落ちても枯れたわけではない!

胡蝶蘭が花が全て落ちてしまったとしても、「株」の部分はまだ生きています。

上手に管理すれば、もう一度花を咲かせることもできますので、花が落ちてしまったからといって枯れてしまったわけではありません。もし胡蝶蘭を育てたい場合には、あきらめずに、二度咲きをさせましょう。

胡蝶蘭の花が終わったら2度目の花を咲かせよう!

二度咲きをさせる場合は、完全に枯れきる前に花を切り落とします。

花が全体の三分の一ほど残っている状態で花茎を切り落とします。この際に、カッターやハサミはアルコール消毒をする、ライターなどであぶるなどして、消毒をしてください。

細菌の侵入を防ぐことで、胡蝶蘭を元気にもう一度咲かせることができます。

花を切り落としたら、なるべく多くの節を残して茎も切り取ります。一般的には下から数えて3~4節目でカットしますが、より長く胡蝶蘭を育てたい場合は、茎は根本近くでカットしても良いでしょう。

花が終わった胡蝶蘭の管理方法

では花が終わった胡蝶蘭の管理方法はどのようにすれば良いのでしょうか。

次の3つの項目にわけてご案内します。

  • 植え替え
  • 置き場所
  • 水やり

切ってから順調にいけば一か月ぐらいで芽が出て数ヶ月後には花を咲かせます。

植え替え

植え替えは、4月~6月ごろに行うのがベストです。

ハサミ、素焼き鉢、水苔を用意します。

株を傷つけないようにゆっくりと株を鉢から取り出し、古い植え込み剤を取り除き、黒っぽく変色し傷んでいる根を切り落とします。根を傷つけてしまうと、胡蝶蘭が弱ってしまいますので、優しく丁寧に扱ってください。

根の手入れが終わったら、新しい水苔で根を包み、新しい鉢に移します。水苔は鉢いっぱいになるように多めに巻き付けましょう。

置き場所

置き場所は、室内で管理します。明るく風通しの良い場所におきましょう。

カーテン越しの光が当たるぐらいの日当たりであれば最適です。

朝から昼までの午前中の光が多く入る場所に置いてください。

胡蝶蘭は乾燥に弱いため、風が強く当たる場所は避けましょう。

水やり

植え替えをした2週間くらいは水やりを控え、葉の表面に水を霧吹きする程度に留めてください。

しっかりと根が伸びてきたら、少ない量から徐々に水やりを再開しても良いでしょう。

胡蝶蘭が新しい鉢で育っている場合は、1週間に1度ほど、完全に乾ききったらたっぷりとお水をあげてください。

胡蝶蘭の花が終わったら処分する場合

ここまで聞くと手間暇かけて復活させるのが手間だと思う方もいるかもしれません。

また、胡蝶蘭は繊細なので二度咲きをさせようとしても失敗してしまうこともあります。 

そんな場合は、下記処分方法をおすすめいたします。

  • 燃えるゴミとして出す
  • 回収してくれる会社を探す
  • 買取業者を探す

燃えるゴミとして出す

1つ目は燃えるゴミとして出す方法です。

まず複数の茎を束ねているテーピングやリボンをハサミで切り取り外します。 

次に茎とワイヤーを固定しているテープを外しましょう。 

そして根元から4節目をハサミで切り、ワイヤーを外します。 

さらにリボンやラッピング、株を一つ一つ取り出し、発泡スチロールも取り除きます。 

最後に燃えるゴミに出しましょう。

ワイヤーや鉢は燃えるゴミとして出せない場合もあるため、地域の分別方法を確認し、処分しましょう。

回収してくれる会社を探す

2つ目に回収してくれる会社を探しましょう。

配達してくれた花屋が行ってくれる場合や、胡蝶蘭専門の回収業者もありますので、そちらにお願いすると良いでしょう。

1鉢につき3,000円ほどで引取りに来てもらうことができます。お金がかかってしまいますが、分別の手間がなくなりますので、たくさん胡蝶蘭をいただいたときに利用すると良いでしょう。

買取業者を探す

3つ目に買い取り業者にお願いする方法です。

いただいたものだから処分するのは抵抗がある、きれいな状態の胡蝶蘭をたくさんいただいてしまい、置く場所に困っている、という方におすすめです。

観賞価値が高い状態であれば、5,000円ほどで買取をしてくれることもありますので、早めに探しておくと良いでしょう。

また、胡蝶蘭の株はフリマアプリなどで取引されることもあります。1鉢1,000円ほどで取引されていますので、そちらも確認しておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、胡蝶蘭の花が終わった後の対処方法について紹介いたしました。

きちんとした処理を行えば、もう一度胡蝶蘭を咲かせることが可能です。

また、分別をすることでゴミとして処分することもできますが、いただいたものだからゴミにしてしまうのは心苦しい、という方は、処分業者や買い取り業者に問い合わせてみましょう。

胡蝶蘭は花を長く咲かせることができますが、お手入れは丁寧に行わないと、二度咲きは難しいものです。もし胡蝶蘭を手に入れたときには、ぜひチャレンジしてみてください。