ファレノプシスと胡蝶蘭の関係は?詳しい情報をご紹介

胡蝶蘭は、明治時代にイギリスから日本に入ってきたといわれています。

現在までお祝い花の代表として親しまれてきました。

胡蝶蘭を調べていると「ファレノプシス」という言葉を見たことはありませんか?

ファレノプシスと胡蝶蘭はどんな関係があるのでしょうか。

この記事では、胡蝶蘭とファレノプシスの違いについて紹介していきます。

ファレノプシスと胡蝶蘭の違いとは

ファレノプシスと胡蝶蘭は、名前が違いますが同じ植物です。

日本名か英訳かの違いがあります。それぞれどんな名前の由来があるのでしょうか。

ここでは、2つの名前について由来を解説していきます。

ファレノプシスという名前の由来

ファレノプシスという名前は英訳で、日本でいう胡蝶蘭を指します。

これは、ギリシャ語の「ファライノ(phalaina:蛾)」と「オプシス(opsis:~のような)」の2つの単語が合わさってできた名前です。

海外では、大きなお花が蛾に例えられることから、ファレノプシスという名前が付けられました。日本では白く大きなお花が特徴的ですが、原種のファレノプシスは色が混じっていて蛾のような見た目をしていたそうです。

胡蝶蘭という名前の由来

胡蝶蘭という名前も、大きな白いお花が関係しています。

海外では「蛾」に例えられていましたが、日本ではキレイな花姿は「蝶」に例えられました。

キレイに大きく咲いたお花は、まるで蝶が舞い踊っているみたいであることから「胡蝶蘭」という名前になったそうです。

ファレノプシス(胡蝶蘭)の基本情報

ファレノプシスの基本情報を見ていきましょう。

名前 胡蝶蘭
学名 Phalaenopsis
科名/属名 ラン科/コチョウラン属
原産地 台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシアなど
開花時期 不定期
耐寒性/耐暑性 弱い/強い
花色 白・赤・ピンク・黄・紫・複色など

特徴

胡蝶蘭は、周辺の植物に根を生やす「着生植物」です。熱帯雨林の中に生える木に着生するため、根はむき出しのまま空中の水分を吸収しながら生きています。

日本で育つ胡蝶蘭は基本的に、温室栽培であることから1年を通して花を咲かせるため、開花時期は不定期とされていますが、自生する胡蝶蘭は日本の1〜5月頃に花を咲かせるようです。

色は白やピンクなどが基本ですが、最近では品種改良が進められて「青」や「緑」なども流通しはじめました。

原産地

胡蝶蘭の原産地は、マレーシアやインドネシアなどの熱帯雨林です。熱帯雨林とは、1年を通して温暖で雨量の多い地域のことを指し、ジャングルとも呼ばれています。

胡蝶蘭はこの熱帯雨林を原産としているため、以下の特徴があります。

  • 暑さに強く寒さに弱い
  • 湿気に弱い
  • 直射日光に弱い

この情報は、今後自分で胡蝶蘭を育てていくうえで必要な知識となるので、原産地の情報はしっかりと覚えておくと良いでしょう。

ファレノプシス(胡蝶蘭)の花言葉

ファレノプシスの全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。胡蝶蘭の大きなお花が、まるで蝶が舞い飛んでくるように見えることから、付けられた花言葉になります。とても素敵な花言葉が込められているため、お祝い花としても好んで贈られています。

他にも色別に花言葉があるので、見ていきましょう。

  • ピンク色・・・あなたを愛してる
  • 黄色・・・商売繁盛
  • 青色・・・尊敬

どの色も花言葉が良いので、プレゼントとしてもふさわしい花ですね。

ファレノプシス(胡蝶蘭)の品種

ファレノプシスにはさまざまな品種があります。中でも有名なのは、以下の2種類です。

  • ファレノプシス・アマビリス
  • ファレノプシス・ベリーナ

それぞれの品種を詳しく解説します。

ファレノプシス・アマビリス

ファレノプシス・アマビリスは、中輪の胡蝶蘭の中でも代表的な原種です。

主に熱帯雨林の湿気が多く高い場所に自生をしていますが、ファレノプシスの中でも非常に丈夫で育てやすい特徴があります。

お花の大きさ的には中輪ですが、のちに交配して大輪になる品種でもあるので、とても重要な品種です。

ファレノプシス・ベリーナ

ファレノプシス・ベリーナは、マレーシア・インドネシア・ボルネオ島に自生をする胡蝶蘭です。

名前には美しいという意味があります。

花の直径は5〜6cmと小さめで、白いお花の中心に赤紫色が広がるのが特徴です。

ほかの品種のビオラセアと花の形が似ていますが、ベリーナのほうが長方形なので、形で見分けると良いでしょう。

ファレノプシス(胡蝶蘭)の育て方

ファレノプシスの原産地は熱帯雨林ですが、環境を整えることで自分でも栽培することが可能です。特におさえておきたい育て方のポイントは以下の通りとなります。

  • 置き場所
  • 水やりの方法
  • 植え替え

それぞれの項目を詳しく解説していきます。

置き場所

ファレノプシスは、湿気と直射日光を嫌います。

本来であれば、根を露出して生活をしているため、必然的に風通しが良い環境で育ちますが、日本で育てるファレノプシスは植木鉢に根が入っていることがほとんどです。

そのため、なるべく風通しの良い場所で管理をするようにしましょう。

特に、コンクリートの地面などに直接置くなど照り返しが植木鉢に当たる環境下だと、根は蒸れやすく腐りやすいです。石のブロックなどを挟むなどの工夫をして、ファレノプシス全体の風通しを確保しましょう。

また、直射日光は葉焼けの原因になるため、明るい日陰で管理をしてください。

水やりの方法

ファレノプシスは、根や葉に水分を溜め込むことができるため、こまめな水分補給は必要ありません。

植木鉢の中が乾いたのを確認したら、コップ1杯のお水を与えるように心がけましょう。

あまりお水をこまめに与えすぎると、根腐れの原因となり胡蝶蘭を枯らしてしまいます。

また、冬の時期は休止期にはいるため、水やりの頻度は更に少なくなるでしょう。植木鉢の水分量を見ながらですが、10日に1度程度の水やりで問題ないです。

冬場の水道水はとても冷たいので、なるべく常温に戻してから与えると、根にかかる負担が少なく済み、花持ちがよいでしょう。

植え替え

ファレノプシスを育てていくうえで最も大切なのが植え替えです。

胡蝶蘭は月日を重ねていくごとに、根はどんどん増えていきます。

そのため、植木鉢の中が詰まってしまい「根詰まり」の原因となるでしょう。根詰まりを起こすと、ファレノプシスが成長できずに枯れてしまう可能性が高まります。

大体2年に1度の植え替えで問題ありませんが、ファレノプシスに元気がなかったり、葉の色に変化が見られる場合は、植え替えを検討してみてください。

まとめ

胡蝶蘭とファレノプシスは同じ植物であることを解説しました。

海外と日本だと、呼び方や由来にも大きな違いがあるようです。

しかし、ファレノプシスは世界各国共通でお祝いに贈ることができるお花となっています。

大きなイベントはもちろん、個人的なお祝いにもぜひ贈ってみてはいかがでしょうか。