胡蝶蘭ってとってもエコな植物だって知っていましたか?
胡蝶蘭の人気が高い理由は華やかで豪華でなんだか少しおしとやかさがある見た目だけじゃないんです!
胡蝶蘭がエコな植物である理由に迫っていきます。
ギフトに人気の胡蝶蘭は実はエコな植物だった?
開店祝いや開業祝い、開院祝いや就任祝いや結婚祝いなどで人気が高い胡蝶蘭。
その場に置いてあるだけでパッと目を引くので、一気に華やかな雰囲気になります。
しかも、胡蝶蘭は長い間お花を咲かせていられるので、一度咲いたら1~3ヶ月と十分楽しむことができます。
なぜこんなに長い間お花が咲いていることができるのかというと、胡蝶蘭の育っている環境が関係してきます。
胡蝶蘭は南フィリピンなどを中心に北は台湾までと、熱帯地域などに生息しています。
しかし、木の上に着生して自分の力で生きているので、胡蝶蘭は好きな時に水を飲めません。
そのため、根っこが乾燥に強くできています。
雨季の大量に降る雨の時に水を吸って、花を咲かせる栄養素を作っています。
このときの栄養を作る光合成の仕方が「CAM型光合成」と言って、砂漠の植物行う光合成の仕方をします。
エネルギーを多く使う昼間ではなく、エネルギーの消費が少ない夜に光合成をおこなうことで最小限のエネルギーで済みます。
また少ない水で栄養素を作ることができるため、エコな植物なのです。
花が長く咲く理由もここにあります。
エネルギーを使うのがゆっくりなのですね。また、胡蝶蘭は茎一つにつき一輪の花が咲くわけではありません。
茎一つに、何輪もの花が咲いてくれます。これにより胡蝶蘭は花の寿命が長いのです。
自分でエネルギーを夜のうちに作り出して、昼間は葉っぱにためておいたエネルギーで成長していきます。
エネルギーを作り出している夜に、二酸化炭素を吸っているので、空気の浄化にもつながります。
エコな胡蝶蘭がお祝いに喜ばれるわけとは
胡蝶蘭はお祝いで喜ばれているのですが、これには理由があります。
胡蝶蘭の花言葉が「幸福が飛んでくる」といった、とても縁起が良い意味が込められているからです。
また、日本で人気なのは白の花びらに唇弁が黄色の色合いです。この色合いは、白が主なのでお祝いだけでなく法要にも使われています。
冠婚葬祭どこに使っても恥ずかしくないお花になります。
しかも、エコな胡蝶蘭は管理がとても楽なのです。
- 水やりの頻度が少ない
- 室内でも育てられる
- 花が咲いているのが長い
このように胡蝶蘭は初心者でもコツを覚えてしまえば簡単に育てることができます。
胡蝶蘭を育てるために特別な環境がいらないのもポイントが高いですよね。
また、15度になると成長を止めてしまうので、冬は特に水やりの頻度が減ります。
胡蝶蘭はあまり手を加えないほうが花を咲かせてくれるともいいます。
胡蝶蘭にとって大切な環境つくりとは
しかし、胡蝶蘭はコツをつかむまでに枯らしてしまう人が多いのも事実なようです。
それは水やりの頻度です。
枯らしてしまう原因の一番の理由は、水やりのやりすぎです。
1日ごとに水をやるのは多すぎです。
植え込み材の乾き具合や、季節にもよりますが、5日おいて水を与えるだけでも大丈夫です。
成長が著しく落ちる冬は特に一週間、長くて二週間おいても元気なのです。
しかし、胡蝶蘭は高温多湿のところで生きているので空気中の水分は大好きです。
根っこに水を与えるか迷ったら、葉っぱの裏表に霧吹きで水を与えてあげるだけで十分です。
霧吹きは毎日葉っぱに水を与えると、湿度不足にも対応してくれます。
また胡蝶蘭が快適な温度は20度から28度です。人が快適と思う温度と近いです。
そのため人がたくさん行き交う場所や、人が生活している場所においてあげると喜びます。
そのかわり寒さにはとても弱いので気を付けてくださいね。
先ほど言ったように、15度から成長が止まり、7度で凍ってしまいます。
10度以下には絶対にならないようにしましょう。
胡蝶蘭は空気が動いている場所が好きです。同じ空気ばかりでよどんだ空気にならないように空気の入れ替えができる場所が良いでしょう。しかし、エアコンの風や扇風機の風が直接当たるところは葉が乾燥してしまい苦手なのでなるべく避けてください。
まとめ
お祝いや法要で贈り物に人気が高い胡蝶蘭ですが、実際は環境が整えば放っておいても育ってくれるとてもエコな植物が胡蝶蘭です。
花が咲いている期間が長いこと、水やりの頻度が少ないこと、人が快適と思う温度が快適なので特別な環境を作らなくてもすむことがエコですよね。
胡蝶蘭の人気な理由は、贈り物に合うだけでなく、その花の華やかさと育てやすさがあるのではないでしょうか。