胡蝶蘭の大輪ってよく聞くけどどんなお花?

贈答用として使用されることの多い胡蝶蘭ですが、その際によく目や耳にするのが大輪です。

ですが、胡蝶蘭にもいろいろな種類があります。

胡蝶蘭の中でもどのようなお花が大輪といわれるお花なのでしょうか?

今回は、胡蝶蘭大輪についてお伝えしていきたいと思います。

そもそも、胡蝶蘭にはどんな種類があるの?大輪って?

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なかなか知ることのない胡蝶蘭の基本的なことを知ってみましょう。

胡蝶蘭は東南アジアの熱帯地方の植物です。

胡蝶蘭はラン科の植物なのはみなさまもご存知だとは思います。

ラン科の植物だけで世界に15,000種あるそうです。

日本だけでも230種あるみたいです。

そんなラン科の植物の中でも、胡蝶蘭は特に高価な花といわれています。

胡蝶蘭の中にも種類があり、よく知られているもので3種類あります。

  • 大輪
  • ミディ
  • マイクロ胡蝶蘭

この3種類は大きさの違いになります。

大輪、ミディ、マイクロ胡蝶蘭と小さくなっていく種類になります。

胡蝶蘭は贈答用としてよく使用されますが、開店祝いや開業祝いなど法人向けに使用することが多いのが大輪です。

大きく、豪華絢爛で一つの花の大きさが、女性の手の大きさぐらいある大きいお花です。

大輪の中でも良く目にすることが多いのが三本立ちです。

大輪の中でも小さい三本立ちですが、三本立ちでも、高さが70センチ、横幅が50センチほどあります。

大輪は贈答先によって本数を変えることが多いですが、一般的なのが三本立ちだと思います。

五本立ち、七本立ち、十本立ちとどんどん大きくすることができます。

七本、十本となるとなかなか目にすることもありません。

セレモニーや豪華なパーティーなどで使用することがあります。

なかなか日常では目にする機会はないかもしれませんね。

七本立ちや十本立ちとはいかなくても、三本立ちの胡蝶蘭でも十分な豪華さと迫力はありますよ。

贈答用として使用する際には、三本立ち~五本立ちが一般的ですよ。

五本立ちだと三本立ちより、高さも幅も10センチくらい大きくなります。

何より無難なのは白の三本立ての大輪です。

開店祝いによく並んでいるのが大輪の三本立ちです。

冠婚葬祭どこに出しても大丈夫な胡蝶蘭です。

大輪の胡蝶蘭ができるまでどのくらいかかる?

贈答用の胡蝶蘭になるまで、大輪の場合約2年半から3年がかかります。

胡蝶蘭は大切に愛情を注がれて大きくなっていくのです。

胡蝶蘭ひとつひとつに、生産者さんのたくさんの愛情が詰まっているのです。

出荷されるまで時間のかかる胡蝶蘭ですが、どのように育てているのでしょう。

小さな胡蝶蘭の苗をひとつひとつ丁寧に鉢に植えていきます。

鉢には水苔が入っていて、その水苔が根を保護と保湿してくれ成長を助けてくれます。

だんだん大きくなった胡蝶蘭は、鉢を素焼きの鉢に変えるため植え替えを行います。

植え替えをして胡蝶蘭は徐々に大きくなります。

2年経っても胡蝶蘭はまだ花を咲かせません。

胡蝶蘭が花を咲かせるのは、2年半という時間がかかるのです。

手間も時間もかかるのが胡蝶蘭の生産です。

花を咲かせた胡蝶蘭を出荷するために仕立てに入ります。

よく目にする胡蝶蘭は、生産者の方が一本一本仕立てたものが販売、出荷されているのです。

胡蝶蘭は一つの株を寄せ集めて三本立て、五本立て、として販売されています。届いてみると三本立ては株が三つ、五本立ては株が三つとなっているはずです。

この仕立てにも、細心の注意をして仕立てているのです。

胡蝶蘭はとても繊細な植物なので、むやみに触ったり、傷がついてしまうと枯れてしまうこともあります。

最後の最後まで胡蝶蘭は生産者の手のよって大切に愛情たっぷりで育ててられているのです。

みなさんの元に届くまでにこれだけの時間がかかっている胡蝶蘭ですので、大切な人へ届けたくなりますね。

失敗したくない!贈答用の胡蝶蘭選び

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胡蝶蘭を贈る際に、悩むのがどの胡蝶蘭を選ぶかになってきます。

どのようなときにはこの胡蝶蘭じゃなくてはいけない、というルールはないのですが基本は白い胡蝶蘭が定番です。

白い胡蝶蘭なら冠婚葬祭どこにだしても恥ずかしくはないというのが本音です。

特にお悔やみの際には、白い胡蝶蘭以外はあまりよろしくないです。

お悔やみの場合、白い胡蝶蘭に黒いリボンを付けるのが一般的ですね。

ご霊前の場合には白い胡蝶蘭ですが、そのほかの供花の場合には淡いピンクや黄色い胡蝶蘭を使用しても大丈夫だといわれています。

その場合には四十九日以降にしてくださいね。遺族の確認を取って失礼のないようにするのが良いでしょう。

お祝いの際にはどの胡蝶蘭を贈っても大丈夫です。

予算に合った胡蝶蘭を選びましょう。

お祝いですから気に入った胡蝶蘭を贈ってみましょう。

最近人気のある胡蝶蘭は、赤リップという紅白の胡蝶蘭です。

紅白なのでおめでたいので、スポーツ大会の優勝や選挙の当選などに人気があるそうです。

テレビなどで目にすることがあるかもしれませんね。

母の日や長寿のお祝いで人気があるのがピンクと黄色の胡蝶蘭です。

暖色は明るく元気にしてくれるので女性へのプレゼントに特に人気があります。

ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛す」なので、プロポーズや大切な人へ贈る際にとてもおススメですよ。

胡蝶蘭の大輪ってよく聞くけどどんなお花?のまとめ

大輪の胡蝶蘭は一般的にはあまり使用することは少ないかもしれません。

ですが、胡蝶蘭について少しでも知っていたらもしかしたらどこかで役に立つかもしれません。

この機会に胡蝶蘭について少しでも覚えていて頂けたら嬉しいです。

実は贈り物として汎用性が高いので、胡蝶蘭を贈られる機会は多くあります。

幸福を呼ぶ胡蝶蘭に興味を持って、お祝いごとや贈り物をする時に胡蝶蘭を贈られてみてはいかがでしょうか?