昇格・昇進・就任祝いの胡蝶蘭の贈り方。ビジネスマナーとして知っておこう!

お仕事しているとお花を贈る機会は多くなってくると思います。しかし、せっかく心をこめて贈るプレゼントやお花を贈る時に失敗はしたくはないですよね。

今回は、ビジネスにおいて贈ることが多い、就任祝い、昇進祝い、栄転祝いについて気をつけなければいけないことや、贈ってはいけないもの、それぞれのシーン別胡蝶蘭相場など見て行きたいと思います。

ビジネスでのお祝い【就任・昇進・栄転】には胡蝶蘭がおすすめな理由

様々なビジネスシーンにおいて、お祝いすることは多くありますが、何を贈っていいのか分からなくなってしまいますよね。場合によっては贈った相手に失礼になってしまうプレゼントもあり余計何を贈っていいのか悩んでしまいます。

そんな中予算に合わせたお花を贈る方がいらっしゃいますが、お祝いのシーンに欠かせないお花と言えば胡蝶蘭です。

胡蝶蘭は花が咲いている状態が1~2ヶ月もち、匂いもありません。

切り花を集めた花束などだと1~2週間程すると枯れてきてしまいますので日持ちもしなく結果割高になってしまいます。高いと思われがちな胡蝶蘭ですがコスパが良いため結果的にお得なお花です。花粉も飛ばなく、飲食店にも置けるので業種を選ばないのも魅力です。

お祝いのシーンで使われる理由はまだまだあります。

お祝いには縁起を大切にするのですが、胡蝶蘭全体の花言葉が「幸福が飛んでくる」なのでお祝いにピッタリですね。

切り花でなく、しっかり根を生やした花なので根付くという意味があり、「幸運が長く続く」「幸運が根付いて末永く繁盛する」といった意味があるため、お祝いのシーンにピッタリな定番のお花なのです。

昇進と就任と昇格はどう違うの?似てるけど違う意味を知ろう!

昇格して喜ぶ人

ビジネスにおいてお祝いするシーンと言ったら就任祝い、昇進祝い、栄転祝いとあると思います。

間違いやすい言葉として、昇進、昇格、ありますが意味が違って来ますので注意しましょう。
昇進祝いとは、地位が上がること。肩書がかわり、課長から部長へと変わったりすることです。ビジネスシーンでお祝いすることが多くなるのがこの昇進祝いです。

昇格とは、試験などに合格したり、会社によって決められた資格が上がることを意味します。こちらは能力や資格が上がっていくことを指します。

就任とは昇進と似ている言葉ですが少し違って来ます。

就任とは新しく役職がついたり地位についたりする場合に使います。昇進がステップアップした時に使うのに対し、就任とは例えば「営業課長」から「人事課長」になった時にも使います。同じ課長に変わったとしても、新しく地位がついているので就任です。

そのため社長になった時もこの就任という言葉を使います。

似たような言葉がありますので、お花につけるメッセージや立て札に失礼のないように事前にしっかりと確認しておきましょう。ビジネスシーンにおいて一番大切なのは、役職名と名前を間違えないことです。役職名や漢字は何度も見直して間違えがないように注意します。

ビジネスシーンによる相場の違いや贈る相手による相場

お祝い別の相場としてシーン別に見て行きます。

就任祝い

こちらは社長になった方に対して個人で贈られたり、重要な取引先の方に贈る方もいらっしゃいます。新しく会社を設立し社長になった場合は、開業祝いとして贈りましょう。

「社長就任に対してのおすすめ相場」

社長就任の胡蝶蘭

  • 友人、知人・・・3万円前後
  • 身内・・・3万円~5万円以上
  • 取引先・・・1万円~5万円以上

「役員就任としてのおすすめ相場」

役員就任の胡蝶蘭

  • 友人、知人・・・1万円~3万円程
  • 身内・・・1万円~3万円程
  • 取引先・・・1万円~3万円程

昇進祝いのおすすめの胡蝶蘭

昇進祝いの胡蝶蘭

昇進祝いですと、取引先の相手からは贈ることはあまりすることはありません。社内の部署でまとめて送りますので個人的には贈ることは少ないお祝いです。

  • 友人、知人・・・5千円~1万円前後
  • 身内・・・1万円~3万円程
  • 取引先・・・5千円~1万円程
  • 部署などのグループ・・・2万円~3万円程

部署内ですと身内の相場と大体同じですが3万円以上のものを贈ります。

『栄転祝いにおすすめの胡蝶蘭』

栄転祝いになると、部署内で今までの習わしにそってお祝いするのが無難です。お祝いとして部署内で取りまとめて贈ります。

  • グループで贈られる場合・・・2万円から3万円程
  • 取引先の場合・・・1万5千円~5万円程
  • 友人、知人・・・5千円~1万円程
  • 身内・・・5千円~3万円程

就任・昇格・栄転祝いのまとめ

お世話になった方から、お付き合い、親戚などで少し相場が変わってきたり、その相場に合わせてグループでまとめて贈ったりとお祝いの仕方や金額にもそれぞれありますね。

胡蝶蘭に素敵な意味が込められているように、贈るものにも意味があるものにしたいですね。

お祝いをした後もより良い関係が続けられるように心を込めて胡蝶蘭を贈ってお祝いを花で飾ってみてはいかがでしょうか。