胡蝶蘭はなぜ高価?胡蝶蘭の基礎知識徹底まとめ!

店先やオフィスで見かけることの多い胡蝶蘭ですが、「どうして店に飾られてることが多いのだろう?」「胡蝶蘭ってなんでこんなに高いの?」と思っている方も多いと思います。そこで今回は、知っているようで知らない胡蝶蘭のことについて、一般市場価格などの基礎知識をまとめてみました。

胡蝶蘭とはどんな花?

胡蝶蘭

胡蝶蘭とは、どんな花なのでしょうか。「胡蝶」と呼ばれる由来や特徴、種類や生産時期をまとめてみました。見たことはあるけど知らないことが多い胡蝶蘭。贈ったり飾ったりする前に、胡蝶蘭について少し詳しく知っていきましょう。

花の名前の由来

胡蝶蘭の属名は「Phalaenopsis」(ファレノプシス)。phalaia(蛾)と opsis(似る)という意味のギリシャ語を合成したもので、見た目が蛾に似ているという事から付けられています。学名は「Phalaenopsis aphrodite」(ファレノプシスアフロディーテー)。

属名にギリシャ神話に登場する愛と美をつかさどる女神の名前「アフロディーテ」が使われています。ローマ神話の「ヴィーナス」という名前の方が馴染み深いでしょうか。美の女神と同じ名前を持つ胡蝶蘭は、それほどまでに美しく、昔から愛されてきた花なのでしょう。

英名は「Moth Orchid」(モスオーキッド)。Moth(蛾)Orchid(蘭)英名の方でも「蛾」という言葉が使われています。

日本では、蛾ではなく「胡蝶」が選ばれました。「胡蝶」は蝶の別の言い方です。「蛾」というとあまりいいイメージがない日本では、綺麗なイメージのある「蝶」の方がふさわしいとされたのかもしれませんね。

胡蝶蘭の特徴

胡蝶蘭は東南アジア・マレーシア・インド南部・スリランカ・オーストラリアなどが原産地です。胡蝶蘭は熱帯の植物ですので、暑さに強いのが特徴です。乾燥にも強いので、水やりも1週間に1回ほどで良いといわれています。

ただし、寒さには弱いので注意が必要です。

胡蝶蘭の茎は短く、葉は厚いです。お花は一茎に対して数輪~数十輪つく特徴があります。そして花の持ちがとてもよく、およそ1か月以上咲いた状態を保つことができます。

胡蝶蘭は華やかな見た目とは裏腹に、香りがほとんどありません。花びらの奥に花粉が溜まっているため、花粉もほとんど落ちません。

花の色の種類

胡蝶蘭の花の色は白が定番としてよく使われていますが、ピンクやオレンジ、黄色、黄緑、赤など、さまざまな色があります。

花の中央にある唇弁と呼ばれる部分が赤い胡蝶蘭は、「赤リップ」と呼ばれ、紅白でおめでたい感じがするのと、見た目の可愛らしさから人気があります。

生産時期

温室などで栽培され、一年中見ることができる胡蝶蘭ですが、元々は冬の終わりごろ2月~3月ごろにお花が咲くものです。暖かい季節が一番咲きやすいといわれています。

暖かい季節が好きだからと言って、真夏に外に出しておくと、元気がなくなってしまいま
す。

夏に胡蝶蘭を長持ちさせておきたいのであれば、直射日光に当てず、土や水苔の表面が乾いていたらこまめにお水を与えるのが良いでしょう。

胡蝶蘭はなぜ高いの?

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、一般市場価格の相場が1万円~5万円、高いものだと数十万円する胡蝶蘭もあります。なぜこんなにも高価なのでしょうか。高価になってしまう理由は3つあります。この理由がわかれば、胡蝶蘭が高いことに納得して頂けるはずです。

胡蝶蘭は、手間と時間が必要だから

胡蝶蘭は種から自然に発芽をするのが稀なので、人工的に発芽させ、苗を作ります。実はこの「苗にするまで」に何と2年もの月日かかるのです。また、育成環境も厳密に管理され、無菌状態にしたガラス容器の中で一つずつ丁寧に育てます。

バイオテクノロジーを使ったクローン栽培なので、綺麗に咲く花だけを栽培できるように手間と時間をかけているのです。

また、苗は海外で生産されている物が多く、輸入する際は輸送費もかかります。更にそうして手に入れた苗を育てて花を咲かせるまでにはさらに3年もかかることになります。

つまり、開花し、商品として出荷するまでにトータルで5年もかかるお花なのです。

胡蝶蘭は、適温を維持する必要があるから

先述したように、胡蝶蘭は熱帯の花です。胡蝶蘭を国内で育てるには、室温を調整する必要があり、夏や冬には膨大な電気代がかかります。温度が1度違っただけで、予想通りに花が咲かなかったりするので、細心の注意が必要です。

暖かい場所で育ててから輸入しようとすると、輸入する際の揺れや衝撃、気温の変化に胡蝶蘭は弱く、到着するまでに傷がついたり、花落ちしてしまうリスクが高い為、開花したものを輸入するのは厳しく、苗から国内で生産するしかないのです。

仕立てをするのにプロの技が必要だから

ギフト用の胡蝶蘭が見栄えよく、茎が前に曲がり、花が手前に見えるようにきれいに整っているのは、全て生産者が丁寧に手入れを行っているからです。細い茎を折らないように曲げ、固定するには熟練の技が必要ですし、とても手間がかかります。

胡蝶蘭が適しているシーンとは?

胡蝶蘭

胡蝶蘭が適しているシーンとして挙げられるのは、

・開店祝い・開業祝いの贈り物
・引っ越し祝い・竣工祝いの贈り物
・フォーマルなお祝い事
・結婚式
・お悔み
・ビジネスの贈り物

などです。
こういったシーンに選ばれるのには理由があります。

花言葉の縁起がいい

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」。蝶が飛んでくるように、幸せが舞い込んでくる様子を表しているのかもしれませんね。とても良い意味の花言葉を持っています。

また、花言葉ではないですが、鉢植えの胡蝶蘭は「根付く」という意味も付け加えることもできますので、「地域に根付く」「会社に根付く」などの意味を持たせると良いお祝い事にはうってつけです。

花持ちが良い

前述したように、胡蝶蘭はかなり花持ちが良いお花です。きちんとお世話をすれば、1ヵ月以上花を綺麗なまま保つことができます。長期にわたって楽しめるので、期間が長いお祝い事や、オフィスなどに長く置いておける場合は、胡蝶蘭が選ばれます。

匂い・花粉が少ない

こちらも特徴のところで挙げましたが、華やかな見た目とは裏腹に、匂いが少なく、花粉が出ないので、病院の開院祝いや飲食店、多くの人が訪れるオフィスなど、場所を選ばず置くことができます。

その他、1年中安定して入手できること、色が白でお悔みの花としても使えること、花姿が豪華で上品な印象を与えることなど、様々な理由から胡蝶蘭は選ばれています。

まとめ

胡蝶蘭について詳しくまとめてきました。

女神の名前が付けられるほど、国内外問わず愛されてきた胡蝶蘭。熱帯の地域に咲く花で、原産は暑さには強いですが、ギフトやプレゼントに贈られる胡蝶蘭は生産方法が難しく、花が咲くまでにかなりの労力と時間を要します。そのため高級な花の代名詞として日本で扱われてきました。

高級だからこそ価値があること、花言葉や花持ちの良さなど、様々な利点からビジネスシーンやお祝いごとで使われているのです。もし今後胡蝶蘭を見る機会があれば、このことを話のネタにしてみてください。

胡蝶蘭の価格や相場からみたお勧めの胡蝶蘭専門店

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