赤い胡蝶蘭を徹底解説!特別な御祝に赤の胡蝶蘭を!

特別な御祝いやビジネスシーンでよくみられる胡蝶蘭。胡蝶蘭と聞いて白をイメージする方も多いと思いますが、赤の胡蝶蘭も紅白でおめでたいという理由から、好んで贈る方も多くなっています。

今回は、そんな赤の胡蝶蘭の特徴、花言葉、「赤リップ」と呼ばれる胡蝶蘭や気になる赤い胡蝶蘭の相場などを徹底解説いたします。

赤い胡蝶蘭の特徴は?

胡蝶蘭

赤い胡蝶蘭は、特別な染料で染めたもの、または品種改良で作られたものがあります。

花びらなども全て赤い胡蝶蘭と、花の中央の唇弁(しんべん)といわれる部分が赤い、赤リップと呼ばれるものがあります。

唇弁は、昆虫に花粉を運んでもらうために、昆虫の足場として進化したもので、虫を呼ぶために派手な色をしています。赤くなったのは人間が無理やり作ったのではなく、自然な赤ささのです。

赤い胡蝶蘭は色が赤いだけで、白い胡蝶蘭と特徴はあまり変わりません。胡蝶蘭は匂いが少なく、花持ちがよいのが特徴で、上品で、華やかさもあるため、お祝いやビジネスシーンでよく使われます。

また、花粉が出ない、匂いが少ないというメリットから、髪飾りとして使われることも多いです。結婚式や成人式、卒業式など、洋装はもちろん、和装に合わせるのも素敵です。

どんなシーンにオススメ?

胡蝶蘭

赤い胡蝶蘭がオススメのシーンは、

出産祝い

「赤ちゃん」という名前とかけて赤の胡蝶蘭をおくるのも良いかもしれません。

結婚祝い

「幸せが飛んでくる」という花言葉から、これから結婚生活を送る2人にオススメです。また、花嫁さんの髪飾りとしても使えるでしょう。

還暦祝い

還暦の際の赤いちゃんちゃんこがありますが、それにちなんで赤い下着などを贈る習慣があります。今は赤いちゃんちゃんこを着るのが恥ずかしい、という方もいらっしゃるでしょうから、華やかに還暦のお祝いをするのであれば、赤い胡蝶蘭を贈ると良いでしょう。

赤い胡蝶蘭は、お祝いのシーンにはぴったりです。特に、還暦祝いの際には、赤のものは喜ばれますし、上品で華やかな胡蝶蘭は長寿のお祝いにはぴったりです。赤という色は、「赤ちゃん」という言葉からもわかるように、新しい生命を表す色です。還暦の際に赤いちゃんちゃんこを身に付けるのも、赤ちゃんの頃に生まれなおす、という意味があるからです。

ですので、新しい生命の誕生や新しいことを始める時のお祝いに贈るには最適です。

こんなシーンには不適

開業・開店祝い

「赤字」を連想させる赤は、失礼に値します。ですので、赤一色は避け、赤リップの胡蝶蘭を選ぶと良いでしょう。

引っ越し祝い

「火事」を連想させるため、赤一色のものは避けた方が無難です。赤リップの胡蝶蘭でしたら、上品さの中に可愛らしさもプラスできるでしょう。

赤い胡蝶蘭は、不適とされるシーンは少ないです。もし開業祝いだとしても、コーポレートカラーが赤の会社へのお祝い、赤が好きな方へのお祝いなら、気にせずに贈っても問題ないでしょう。

その際、一言「コーポレートカラーなので」「赤が好きだと聞いたので」と言えばネガティブな意味を気にせず喜んでもらえるはずです。

赤い胡蝶蘭の花言葉は?

赤い胡蝶蘭の花言葉はまだ存在しないようで、胡蝶蘭全体の「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」などの意味が使われます。花言葉も縁起が良く、また、鉢植えの花は「根付く」という意味もあり、「地域に根付く」と良い職業の方に贈ると喜ばれることが多そうです。

赤い胡蝶蘭には悪い意味はなく、白い胡蝶蘭と同じように贈っても問題ないでしょう。

花言葉ではないですが、赤という色には「愛情」「勝利」「活気」などのイメージを持たせます。どれも贈り物に相応しいイメージがありますね。

ですが、「火」「赤字」「火事」などのイメージもあるので、赤一色のものは「引っ越し祝い」「開店・開業祝い」などの場合には失礼にあたる可能性があります。避けた方が無難でしょう。

赤リップの胡蝶蘭って?

胡蝶蘭

「赤リップ」というと、お化粧品の口紅のことを思い浮かべる方もいるかもしれません。ですが、胡蝶蘭の赤リップというのは、唇弁が赤いものをびます。

唇弁というのは、蘭特有で見られる花の形です。簡単に言うと、花の真ん中の部分で、顔の部位の位置に例えて、リップと呼ぶこともあるのです。

白一色の胡蝶蘭は唇弁が黄色っぽくなっているものが多いです。ですが赤リップの胡蝶蘭は、花びらの白さと唇弁の赤さで一つの花で「紅白」を表すことができ、おめでたい席などにはぴったりです。

大人しめな印象になりたくない場合、真っ赤なものやピンクのものは少し派手過ぎると感じる場合には、赤リップを選ぶと良いでしょう。

人気の高い赤リップの胡蝶蘭は品種改良の盛んに行われており、花が大きなものから小さなものまで品種が揃っているので、どんな場面でも対応できます。

赤い胡蝶蘭の値段は?

赤い胡蝶蘭は白い胡蝶蘭よりも手間がかかって高そう、と感じる方も多いかもしれませんが、実は白い胡蝶蘭とそこまで値段はかかりません。

人気が高いので流通量も多く、価格は安定している為、一年を通じて買うことができます。

安いものですと1万円からご用意いただけます。より豪華なものをお求めなら、5万円程のものだとかなり豪華な胡蝶蘭をご用意できるでしょう。

オススメは3本立ちか5本立ちのものです。お祝い事には割り切れない数を使うのがマナーとしてあるので、奇数のものが多いです。

目立ちたい、紅白で華やかにしたい方にオススメ!

赤の胡蝶蘭は、普通の白い胡蝶蘭と合わせると紅白になってとてもおめでたい感じを演出できます。また、周りと比べて目立つ色なので、人と同じものは嫌と感じている方にはオススメです。

また、赤一色は派手過ぎる、という場合には赤リップの胡蝶蘭は一つの花で紅白を表せるので、人気の高い色となっています。お祝いの際やビジネスシーンでお贈りするのに、赤の胡蝶蘭を選んでみてはいかがでしょうか。