胡蝶蘭を育てている上で気になることはたくさん出てきますよね。
特にいつもは隠れている根っこですが、突然鉢からはみ出して来たり、植え替えの時になんだか黒くなっている根もあってどうすればいいのか分からなくて困ってしまいますよね。
今回は、症状別の胡蝶蘭の根の処理についてお伝えしていこうと思います。
目次
胡蝶蘭から根がはみ出してたら処理しないといけない?根について
実は胡蝶蘭の茎と根の区別が最初はつかないため、新しい茎が生えてきた?と思う方もいらっしゃいます。しかし、よく見てみると茎ではなく、根なのでとても驚かれる方が多いようです。
胡蝶蘭の根が鉢からはみ出てくると、鉢に埋めないと!と焦ってしまいますよね。
しかし、貰ったばかりの胡蝶蘭や植え替えからもそんなに時間がたっていないとなるとまた鉢から全部出して入れ直すのも胡蝶蘭の体力を考えると躊躇してしまいます。
実は胡蝶蘭の根が鉢からはみ出して生えるのは何も問題ないことが多いです。
というのも、もともと胡蝶蘭は土などにはえているのではなく、木の上に自生して生えている着生ランです。自然界の胡蝶蘭は根っこがむき出しのままなのです。
沢山の水を吸って、乾いて、また水を吸って、を繰り返しています。
胡蝶蘭の根には、乾くことが必要なのです。
根っこがむき出しのままが自然体なので、胡蝶蘭の根が鉢からはみ出るのはよくあることです。
根が成長していると空気が大好きな胡蝶蘭の根が鉢からはみ出してしまうこともあります。
しかし、一つだけ対処しないといけない原因かもしれないことがあります。
それは水不足である可能性です。
鉢からはみ出してしまった根は、空気中の水分を求めている場合があります。
胡蝶蘭の根は乾かし気味にすると根腐れをおこしにくく成長がうまく行きやすいのですが、植え込み材と鉢の関係性、環境などによって植え込み材の乾きやすさは全然違ってきます。
胡蝶蘭の根と相性がいい植え込み材と鉢
特に素焼きの鉢はとても乾きやすいです。
相性がいいとされているのが
- ミズコケと素焼き鉢。
- バークとプラスチックやポリポット鉢
となっています。
ミズゴケの植え込み材でプラスチックやポリポット鉢を使用すると水はけが悪く根腐れをおこしやすくなってしまいますし、バークに素焼き鉢だとどちらも乾きやすいのでたくさんお水をあげてもすぐに乾いてしまい水やりが追い付かないことがあります。
もし、ミズゴケと素焼き鉢の組み合わせで水不足かなと感じたら、鉢ごと水につけて水を十分に吸わせてあげてください。時間は10分ほどで良いと思います。
その時に注意したいのが、茎から葉が生えている部分には水を付けないようにします。
それから様子を見ると、水不足だった場合葉っぱに元気が出てくるはずです。
その場合完全に水不足なので今までの水やりより少し頻度を上げてたっぷりとお水をあげてくださいね。
胡蝶蘭が水不足だと思われるときの特徴があります。
- 葉っぱがしわしわになっている
- 胡蝶蘭の根がはみ出ることがある
- 植え込み材が乾いている
以上のことが気になったら水不足を疑ってくださいね。
バークの場合、多めの水で頻度を上げて水をあげてください。
水不足と対照的な根腐れが起こる理由と対処方法
しかし、注意したいのは根腐れです。
根腐れをおこすのは水やりのし過ぎが原因なことが多いのです。
胡蝶蘭の枯れる原因のほとんどはこの根腐れです。
しかし、水やりをしすぎないのも胡蝶蘭が水不足になってしまう原因になります。
水やりの頻度は、植え込み材の表面が乾いてからあげることが一番です。
ミズゴケは乾いてしまうと水を吸いこみにくくなってしまいます。普段水やりをする前にミズゴケが完全に乾いてしまっていないか注意する必要があります。下からも触ってみてください。その時にほんのり濡れていればいいのですが、下から触ってみて乾いているようだと水不足になってしまいます。
上からも下からも触ってみて乾いているようなら、その時は多めの常温のお水をたっぷりと与えたあと、時間をおいてまたたっぷりの水を与えてあげて下さい。
基本的に根が鉢からはみ出ることは以上ではありません。
根腐れをおこさないように、空気中の水分を吸わせることも必要になってきます。
特に葉っぱから水分を吸収しますので、加湿して60%ほどになった湿度の他にも霧吹きで葉っぱの裏表に水を与えてあげます。胡蝶蘭の必要な湿度は70%ですが、人が生活するには湿度が高くなりすぎてしまいます。胡蝶蘭を置いている付近は湿度を高めにしてあげることでもよいと思います。すると根っこに水分が足りなくてもある程度は水分を保持しますので水やりの管理がしやすくなりますよ。
植え替えの時の根の処理の仕方とは
植え替えの時にはみ出してしまった根については、緑色や黄色でも弾力があって太くて元気な根であればそのまま使用します。その時に伸びすぎてしまって鉢に入らない場合は無理に入れなくても大丈夫です。
むしろ無理やり鉢に入れようとして、折れてしまうことのほうがそこから枯れたり感染症になったりするリスクがあるのでお勧めできません。
また、根が黒くなってしわしわになって明らかに弾力がないものは清潔なはさみで切り取ってくださいね。
元気な根は残して、枯れてしまった根は切ってあげることが胡蝶蘭の健康の為にも役に立ちます。
むしろ鉢からはみ出した根は、健康で元気な根であることが多いです。
しかし、植え替えをしたからといって肥料を与えるのは枯れる原因になってしまうかもしれません。
胡蝶蘭は基本的に肥料はいりません。肥料を使うとしても洋ラン用の肥料を水に1000倍から5000倍に薄めて使う程度で十分です。
植え替えの仕方の注意点は、それぞれこちらにかいているので参考にしてみてくださいね。
まとめ
胡蝶蘭の根っこが鉢からはみ出してしまうのは自然なことなのですが、ごくまれに水不足から空気中の水分を求めて鉢からはみ出してくることもあるようです。
見分けることも大切ですが、水やりの環境を変えることで解決できることもあります。
また、植え替えの時もはみ出した元気な根は処理をしないでくださいね。
元気な根っこもすぐに処理をしないで、元気な証拠なのか、胡蝶蘭からの水が足りないよという声なのか見極めてお世話をしたいですね。
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