胡蝶蘭の花といえば、贈り物や、開店祝いなどのイメージがあり、一般的に家庭で育てるイメージがないかもしれません。
しかし贈り物として贈られてきて急に家で育てることになるかもしれません。
そもそも胡蝶蘭とは一体どんなお花なのでしょうか。
家でも手軽に育てることができるのでしょうか?
胡蝶蘭の花についてお伝えしていきたいと思います。
目次
胡蝶蘭はどんな花なの?普通の花とは違う??
胡蝶蘭は、東南アジアが原産で、多年生の着生植物です。
樹木などに着生し成長します。
胡蝶蘭の名前の由来は、花を咲かせている時の姿が蝶に似ていることから、胡蝶蘭と呼ばれています。
見た目が華やかなこともあり、贈り物として使用されることが多いお花です。
胡蝶蘭には、色々な種類の色がありますが、一般的に使われることが多いのが、白い胡蝶蘭です。
その中でも最も使われることが多いのが、白い三本立の胡蝶蘭です。
価格も一万円~二万円前後からあるので、贈り物などにも丁度よい価格だと思います。
そして胡蝶蘭には香りがないことも、贈り物として使用される理由の一つだと思います。
定番は白い胡蝶蘭ですが、最近はピンクも人気が出ています。
白とピンクの胡蝶蘭は個別に花言葉があり、白い胡蝶蘭の花言葉が「幸せが飛んでくる」なので、結婚式や開店祝いなど、おめでたい席で使われることが多いと思います。
ピンクの胡蝶蘭の花言葉には、あなたを愛しています、があります。
なので、プロポーズや記念日などのプレゼントに使われることが多いようです。お手頃なお値段のものもある、ピンクの胡蝶蘭は、感謝の気持ちをこめて、母の日に贈るのも喜ばれるかもしれません。
胡蝶蘭を育てるために
胡蝶蘭を管理するためには、色々な注意点があります。
まず、胡蝶蘭には直射日光をあててはいけません。
直射日光をあててしまうと、日焼けをしてしまい枯れる原因となってしまいます。
ですが、まったく日が当たらない場所に置いてしまうと、光合成ができなくなって、衰弱してしまうことがあります。
ですので、胡蝶蘭は、直射日光があたらず、光が届く場所に置いてあげると良いと思います。
置き場所が、窓際しかない場合、レースカーテンで直射日光を遮ってあげると良いです。できるだけ室外ではなく、室内に置いてあげましょう。
そして胡蝶蘭は、亜熱帯の植物なので、寒さにとても弱い植物です。
梅雨時期の長雨にも注意してください。
胡蝶蘭は根腐れを起こしやすい植物なので、風通しの良いところに置いてあげるのが良いです。
胡蝶蘭は、プラスチックの鉢ではなく、素焼き鉢がおすすめです。
プラスチックの鉢だと、水はけが悪く、これもまた根腐れの原因になります。
湿気には弱く、乾燥には強いので、水やりは、表面が乾いてから霧吹きなどで葉に加湿してあげる程度で大丈夫です。
完全に土が乾いてから水を与えるようにします。
普通の花と違って水やりの頻度が少ないのが特徴です。
最低温度が10度以上を保てない場合は、室温ぐらいに温めたお水を少な目にあげてください。
胡蝶蘭は冬に弱い植物なので、15度以上を保つ必要があります。
18度以上あれば、冬でも開花します。
温度管理は大切ですので気にかけてあげると良いです。
胡蝶蘭は気にしてあげることは大切ですが、手をかけすぎてはいけません。
注意してください。
胡蝶蘭って肥料あげちゃいけないって本当?肥料をあげるタイミングが大事
開花している胡蝶蘭に、肥料は必要ありません。
ですが、成長期の胡蝶蘭には、肥料をあげると良いです。
肥料を使用することによって、簡単に胡蝶蘭を管理できやすくなったり、花を長持ちさせてあげることができます。
ですが、肥料を使用する場合は、必ず使用方法を確認してから使用してください。
肥料をあげすぎると、元気になるのではなく、逆に胡蝶蘭を枯らしてしまいます。
胡蝶蘭は、時期によって与える肥料が変わります。
肥料には、液体肥料と固形肥料の二種類があります。
胡蝶蘭にはどちらも使えますが、夏以降には、リン酸という成分が入っている、肥料を与えると、花が強く、成長がわかりやすくなります。
翌年の花付きも良くなるといわれています。
一般的なホームセンターで販売されているので、一度見てみて、確認してみると良いと思います。
成分などがわからない方は、胡蝶蘭専用の肥料も販売されているので、そちらを使用してみてはいかがでしょうか?
胡蝶蘭に液体肥料を与える際は、薄めに希釈すると良いです。
薄めの肥料を、様子を見ながら与えてみてあげてください。
胡蝶蘭はとてもストレスに敏感です。
肥料をあげすぎて、ストレスによって花が枯れてしまったり、病気になってしまうこともあります。
気を付けましょう。
胡蝶蘭の花ってよく見るけど育てられるの?贈り物だけでない胡蝶蘭の魅力まとめ
胡蝶蘭は、見た目は華やかなお花です。
育ててみると、とても繊細で難しいですが、育てるのが楽しくなるお花だと思います。興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、育てるのではなく、大切な人への贈り物としても意味のあるお花だと思います。
ぜひ記念日の思い出に、胡蝶蘭を添えてみてはいかがでしょうか?
とてもステキだと思います。