胡蝶蘭は、その高貴な姿や開花してから非常に長持ちするという特性から重宝されてきた植物です。
しかし、花期の終わりが近づき、花が萎れてきたらどう対処したらいいのでしょうか。
胡蝶蘭は、少しのコツで花の美しさをより長く楽しめるだけでなく、来年や再来年に再び花を咲かせることもできますよ。
そこでこの記事では、胡蝶蘭の花を長持ちさせるコツや、胡蝶蘭を購入する際におすすめの通販サイトの情報などをお伝えしていきます。
目次
胡蝶蘭は寿命が長い
胡蝶蘭の花は非常に寿命が長く、咲き始めから数えて3カ月ほど保つこともあります。
一般に販売されている胡蝶蘭の花はすでに開花しているので少し短くはなりますが、きちんと管理をしていなくとも、1カ月くらいは美しい姿を見続けることが可能でしょう。
切り花にした胡蝶蘭も他の花と比較して非常に長命で、2〜3週間は美しい姿を楽しむことができます。
こうした胡蝶蘭の花持ちの良さも、生花や贈り物などさまざまな用途で重宝されている理由の一つです。
胡蝶蘭を長く楽しむためには「花がら摘み」が大切
胡蝶蘭の花は、咲き終わったら根元に近い花から枯れていきます。
しおれた花を取り除くことを、「花がら摘み」と言います。
花がら摘みは、しおれてきた花を1輪ずつ手で優しく摘むか、ハサミで切り取りましょう。
手で摘み取る場合は、植物が種を作るガクの部分ごと摘んでください。
花びらだけちぎっても、種を作るために養分を消費して全体に栄養が足りなくなってしまい、他のつぼみが咲かず、植物自体が短命になってしまうこともあります。花がらを摘む際は、きちんとガクの部分から取り除きましょう。
ハサミを使う場合は、きちんと消毒をしてから使います。切り取る際は、これから咲く蕾や花芽を傷つけないようにしてくださいね。
花がら摘みをする理由
花がら摘みはガーデニングの基本であり、対象が胡蝶蘭でもそれは変わりません。
花がら摘みをするのには、大きく分けて2つの理由があります。
それは「胡蝶蘭の寿命を延ばすため」と「カビや病気をふせぐため」です。
ここでは、花がらを放置したらどんな悪いことが起きるのか、また、胡蝶蘭の花をより長く美しい状態で保つために知っておきたいポイントをお伝えしていきます。
胡蝶蘭の寿命を延ばすため
花がらを残しておくと、花がらに種を作ろうとして限りのある養分をそこに送ることになります。
すると、しおれてしまった花にも多く養分を送ってしまい、これから咲こうとしている花の蕾に必要な養分が行き届かず、全体的な栄養不足となるのです。
花がら摘みをしたものとそうでないものを比較すると、したものの方が寿命が長くなります。
そのため、花がしおれ始めてきたら花と花茎を繋いでいる柄の部分を摘み取って、可能な限り長く美しい姿でいられるようにしてあげてください。
カビや病気をふせぐため
萎れ始めた花がらを残しておくと、株が養分を消耗してしまうほか、そこからカビなどが発生し病気の原因になったりすることがあります。
胡蝶蘭がかかるのは主に「灰色かび病」や「炭疽病」「褐斑細菌病」などの病気です。
花がらが発生させてしまったカビや病気のせいで、まだ咲いている花まで傷んでしまったり、やがては全体に感染が拡大し、結局は植物全体を枯らしてしまうことになる恐れがありますので、萎れ始めた花は必ず摘み取りましょう。
胡蝶蘭を長く楽しむには?
胡蝶蘭を長持ちさせるためにはお手入れの方法や管理場所が重要です。
胡蝶蘭は手入れを欠かさずに管理してあげることで、翌年以降も開花を楽しむことが可能です。
そこで次は、繰り返し何年も胡蝶蘭の花を咲かせるための管理方法について触れていきます。
胡蝶蘭を育てる基本としては「水やり」「置き場所」「花茎切り」の3点が軸になります。
慣れれば手間には感じることもないので、面倒くさそうと思わずに、ぜひ胡蝶蘭を長く楽しめるよう目指してみてくださいね。
水やりは控えめに
胡蝶蘭の水やりの基本は、鉢の中の植え込み材が乾いてから与えることです。
植え込み材の表面をよく見て、鉢を持ち上げて重さを確かめたりして、完全に乾いていることをチェックしてから水やりをします。
胡蝶蘭は水不足になると葉に皺が出てくるので、葉に目立った皺がないか、根腐れが発生していないかなどを細かくチェックしながら、適切な管理を行っていきましょう。
梅雨の湿度の高い時期や、秋から冬にかけて徐々に気温が低下してくる時期は根腐れの危険性が増すので、水やりの時に鉢の中が乾いているかどうか、より強く注意して下さい。
寒さに注意! 明るい場所に置こう
胡蝶蘭を置く場所として望ましいのは、直射日光が当たらず、ある程度の湿度を含み空気がよく循環している暖かい場所です。
屋内では難しいため、気温が10℃を下回らず通気のよい場所に置いて、適度に霧吹きなどで葉の表面に水を吹きかけるようにすると丁度よいでしょう。
レースのカーテン越しのやわらかい日光が当たる窓辺などが特におすすめですよ。
逆に、エアコンなどの暖房器具の付近は空気が乾燥しやすいため、避けたほうが無難です。
「花茎切り」をして来年の開花に備えよう
花を咲かせることは、胡蝶蘭の株にとって多くのエネルギーを必要とします。
翌年以降も胡蝶蘭の花を楽しむためには、株に充分な養分を蓄えたまま維持しておかなければなりません。
そのためには、花茎についた蕾の半分くらいが咲き終わったら、花茎を切り取ってしまいます。
株が大きく健康な葉がある場合は、下から数えて2〜3節を残して切り取ります。すると、残った節からまた次の花芽が出る性質があるため、1年に2回開花させることができますよ。
葉の少ない株や葉が弱って垂れている場合は、つけ根から花茎を切り取って、株を養生させましょう。
夏場の肥料で株がうまく生長すると、より花付きが良くなります。
胡蝶蘭を買うならネット通販がおすすめ!
胡蝶蘭は、自分で育てるためにも贈り物にするにも、良質な株を手に入れられるかどうかが重要です。
状態の良い株であれば初心者の方でも容易に栽培をはじめられますし、フラワーギフトには、できるだけ高品質で美麗な花が求められます。だからこそ、まずは良質な株を販売しているところを見つける事が肝心とも言えるでしょう。
ここでは、胡蝶蘭の購入におすすめのネット通販サイトをご紹介します。
プレミアガーデン
引用:プレミアガーデン
プレミアガーデンでは、胡蝶蘭の上級生産者から選りすぐりの高品質な株のみを入荷する体制を整えて販売している花屋です。
その品質は折り紙付きで、大量生産される一般市場のものとはこだわりが違います。
ポイントはその見栄えのする花の壮麗さで、その大きさは他社の商品の約1.2〜1.5倍以上の差があります。
そのため、個人的な贈り物から舞台や企業、大使館等の祝花など幅広く利用されています。
リピート率は90%を超え、法人の依頼にも対応しており、FAXでの注文や請求書での支払いも選べますよ。
品質も対応も信頼できる通販サイトです。
Hito Hana
引用:Hito Hana
通販専門店のHito Hanaでは、理想の植物を手に入れられるように、10,000を超える選択肢と、安心して注文できるシステムを用意しています。
発送前のお花を写真で確認できるサービスや、立て札・ラッピングなどのサービスに加え、胡蝶蘭は送料無料にてネット販売しています。
産地直送の胡蝶蘭は人気で花持ちも良く、相場となる10,000〜30,000円からの幅広い価格帯で、開店祝いや就任祝いなどのお祝いギフトや、お供え花にも最適です。
3〜10本立ちの胡蝶蘭や大輪・中大輪・ミディ・ミニなど種類豊富に取り揃えており、定番の白や縁起の良い赤リップ・ピンク・黄色など多彩な色の胡蝶蘭から選ぶことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ギフトやお祝いで贈る胡蝶蘭の花を長く楽しむための方法を中心にご紹介しました。胡蝶蘭の花を長く楽しむためには、花がら摘みが大切ということが分かったと思います。
きちんと育てるのは難しいというイメージのある胡蝶蘭の管理方法ですが、これまで紹介した基本ポイントさえしっかり押さえれば、誰でも育てることができるお花です。
みなさんもぜひ、今回の記事を参考に胡蝶蘭の栽培を長く楽しんでみてくださいね。