普通の胡蝶蘭でも豪華で見ごたえのあり、大変人気のあるお花ですが、そんな胡蝶蘭のなかでも一風変わった模様入りの胡蝶蘭がリトルゼブラです。
ミディサイズでありながら、その独特の存在感で飾る場所の雰囲気を華やかに元気にしてくれます。
リトルゼブラはさまざまシーンに彩りを加えてくれるので、いつもとは違う気分にさせてくれる胡蝶蘭をお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
この記事ではそんなリトルゼブラ胡蝶蘭について、特徴から育て方まで、丸ごと解説していきます。
目次
リトルゼブラってどんな胡蝶蘭?
一般的に胡蝶蘭というと大振りで一色の花をイメージするかもしれません。
しかし、今では品種改良が進み、さまざまなサイズ・色合いの胡蝶蘭が誕生しています。そして、品種改良のなかで、生まれが胡蝶蘭の1つがリトルゼブラです。
ゼブラという名の通り、花弁は白をベースに、赤紫のゼブラ模様が入っています。珍しい色合いなので、人の目をひく存在感のある柄のついた胡蝶蘭といえるでしょう。
とはいえ、ゼブラ模様といっても派手ということはなく、気品のある姿と深みのある色なので、どんなシーンへもプレゼントとして贈ることができます。
また、大きくても50cmほどのミディ胡蝶蘭なので、柄とサイズ感からインテリアとしても人気の高い品種となっています。
飾りやすいサイズ感と長く花を楽しめる実用性、お手入れのしやすを兼ね備えたリトルゼブラ。ぜひこの機会にお世話になった方やご自分にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
リトルゼブラに似た胡蝶蘭の種類
先ほど胡蝶蘭は品種改良によってさまざまな種類が誕生しているとご紹介しました。リトルゼブラは比較的有名な品種ですが、リトルゼブラに似た模様のマイナーな品種も数多くあることをご存知でしょうか?
ここからは、リトルゼブラに似ているおすすめの品種を3つご紹介しましょう。
フレアー
この胡蝶蘭もミディサイズですが、そのなかではやや大きめのサイズです。
特徴的なのが花に模様が入っていることです。ベースは白ですが、よく見ると花にはピンクのストライプ模様が入っています。リトルゼブラのように、全部のラインがしっかり横向きということではなく、葉の葉脈のような模様がついていることが特徴的です。
フレアーは中央のリップ部分は鮮明な紅色に近い赤がアクセントになり、ミディサイズといっても見ごたえのある華やかな胡蝶蘭となっています。
また、ミディサイズですから飾る場所を選ばないのも魅力の1つです。うまく育てると1株で何輪も重なるように咲くので、見る人に元気を与えてくれるでしょう。
パーヴェルチア
パーヴェルチアも花弁に模様が入っている目立つ胡蝶蘭です。
ストライプ模様が入っていますが、その色合いも発色が鮮やかな濃いピンク色で、自然と目に留まる華やかさがあります。
大きさの部類としてはミディ胡蝶蘭ですが、花の鮮やかさから、もっと大きく見えて存在感があります。
このパーヴェルチアはまだまだ珍しいので、季節になっても扱っているお店は限らます。扱っているのは胡蝶蘭に精通しているようなお店が多いです。
花は整列咲きですから、多くの花が咲きそろうとボリューム感が出ます。そのためフレアーは、遠くからでも認識できるほどの豪華な雰囲気を演出したい方におすすめの胡蝶蘭といえるでしょう。
フォーチュンザルツマン
リトルゼブラとは異なり、花弁に柄は入っていませんが、こちらも珍しく花弁全体に色がついているミディ胡蝶蘭です。
フォーチュンザルツマンの花弁は全体が、花丸ごと薄い温かみのあるクリームイエロー。そこに中心部のリップの赤色が入ってくるので、優しい雰囲気でありながらリップで引き締め感があり鮮やかでメリハリもあります。
フォーチュンザルツマンもお手入れが比較的簡単で、長持ちする品種です。
人に贈れば花が咲き続ける期間がたっぷりあるので、ゆっくりと楽しむことができます。
優しい色合いなのでシーンを選ばず空間に溶け込み、飾るスペースも無駄に大きくなくていいのも現代向き、日本の住宅事情に適した胡蝶蘭ともいえますね。
花弁全体に色がついた胡蝶蘭のなかではフォーチュンザルツマンはメジャーな品種ですので、ほとんどのフラワーショップでお買い求めいただけるでしょう。
リトルゼブラの胡蝶蘭を贈るおすすめのシーンは?
どんな場面にプレゼントするのが良いのか、具体例をいくつか挙げてみましょう。もちろん、これ以外でも前向きのシーンなら喜ばれること間違いなしですよ。
開業祝いや開店祝い
見た目が赤色と白のゼブラで、見た人には鮮やかさと明るさ、元気などのイメージを与えます。その雰囲気にぴったりなのが開店や開業祝いです。
これから新たな出発をするときに励ましてくれるような花の見た目ですから、華やかさも加わって門出を祝うのに最適といえるでしょう。
さらに、お店の外や中に飾っていても、訪れる人の目をひくことは間違いありません。会話のきっかけになったり空間の演出にも一役買ってくれます。コンパクトなサイズなので、邪魔にもなりにくいのも人気の理由の1つです。
また、開業や開店時は忙しくて花の手入れに時間を割くことができないケースも考えられます。しかしリトルゼブラは最低限のお世話と置く場所の工夫で長く花をつけることが可能ですので、相手に余計な負担をかけることもないことも魅力ですね。
母の日や敬老の日のプレゼント
胡蝶蘭は花のなかでも存在感が圧倒的で、見るだけでも気分のリフレッシュができます。
ただ「胡蝶蘭は好きだけど、飾る場所が……」なんて方も多いですから、ミディサイズのリトルゼブラはプレゼントとして最適といえるでしょう。
そのため、フラワーギフトを贈る習慣のある母の日や敬老の日には、ぜひリトルゼブラを贈ってみてくださいね。
初心者でも十分に対応できるお世話の範囲ですし、長い期間花を楽しめるので、もらった思い出も一緒に付いてきて満足度も高いでしょう。
メッセージカードもセットでお渡しすれば、身近な人への毎年の記念日のプレゼントもワンランクアップしますよ。
進学・就職・結婚祝い
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。
それに加えリトルゼブラは白をベースに赤いストライプが入っている紅白の花模様ですから、花言葉の意味合いをより強くしてくれます。
日本でも紅白は縁起が良いとされているため、お祝いの席を盛り上げてくれる花としてぴったりです。
進学や就職のお祝いに物をプレゼントするのもいいですが、それと胡蝶蘭を贈ることで花の躍動感と自分を重ねることもできます。
結婚式で贈れば、会場で飾ってもらうと華やかさをアップできます。自宅に持ち帰ってもらっても、新婚生活を彩ってくれますから、毎日の生活に潤いを与えてくれる役割も果たしくれるでしょう。
リトルゼブラ胡蝶蘭に関するよくある疑問
リトルゼブラの育て方は?
リトルゼブラは育てるのに他の胡蝶蘭とは違う特別なことはありません。
まずは置き場所ですが通気性と温度の管理は必須です。風通りの良い場所で湿気を溜めないようにします。また、高温も避けて日差しも直接長時間あたらない場所にします。病気を防ぐためにも高温多湿は避けましょう。
あとは水やりですが、基本的にはあげすぎがよくありません。土が乾燥しきっている状態になったら水やりをすれば大丈夫です。目安は夏は1週間に1度程度、冬は10日に1回程度です。
肥料は冬場は特に必要ありませんが、春から夏場は月に2回程度与えるようにします。肥料に書かれている量を守りましょう。
リトルゼブラに限らず胡蝶蘭は、根腐れと高温多湿で傷んだ場所からの病気が大敵なお花です。
しかし、それらを注意すれば長く楽しむことができますので、お渡しする際は育て方も簡単にお伝えすることをおすすめします。
リトルゼブラはどこで購入できるの?
町にある花屋さんではシーズンになると扱っていることもあります。ただ、胡蝶蘭を多く扱うような店ではないと、珍しい品種でもあるため、いつも置いてあるとは限りません。
では、確実に手に入れたいときにはどうしたらいいかというと、通信販売で数多くの種類を扱っているような花業者や、胡蝶蘭専門店などをあたるのがおすすめです。
胡蝶蘭のなかでもリトルゼブラは生産量も多くはないので、独自で仕入先をもっている専門性が高いお店が確実です。時期によっては扱っていない場合もあるので、まずは商品をチェックしたり問い合わせをすると確実です。
最近ではメッセージカードを付けてくれたり配送のサービスも充実しています。一番きれいな状態で届けてくれる工夫がされていますから、実店舗以外からの購入も安心ですので活用しましょう。
まとめ
さまざまな種類がある胡蝶蘭ですが、なかでも珍しくて目をひくのが模様入りの花弁のリトルゼブラです。
品がありつつ存在感もあるので、お祝いにはぴったり。贈られた側も興味をもってくれますし、お世話も難しくないのに長く楽しめるのでプレゼントに最適ですよ。
今お祝いの品や、お部屋のアクセントとなるお花をお探しの方はぜひ、リトルゼブラをお試しになってはいかがでしょうか。