珍しいグリーンの胡蝶蘭を特徴やオススメのシーンまで徹底解説!

胡蝶蘭と聞いた時に、白の胡蝶蘭を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。現在は染料を吸わせたものや、品種改良によりつくられた様々な色の胡蝶蘭が市場に出回っています。

品種改良によりつくられたグリーンの胡蝶蘭は、世界的にも珍しく、注目されています。今回はグリーンの胡蝶蘭のことについて、解説していきます。

グリーンの胡蝶蘭の特徴は?

胡蝶蘭 緑

グリーンの胡蝶蘭は青いバラがそうだったように、これまで自然にはありませんでした。染料を白の胡蝶蘭に吸わせて緑にしているものはありましたが、自然に緑色の胡蝶蘭が品種改良によりつくられたのは10年前ほどで、比較的最近のことです。

染料を吸わせたはっきりとしたグリーンの胡蝶蘭は、グリーンがコーポレートカラーの会社のお祝い品にぴったりです。

品種改良によりつくられたグリーンの胡蝶蘭は、淡い緑色が落ち着きと安らぎを感じさせ、非常に珍しいものです。花粉が少ない、匂いが少ないというメリットは白い胡蝶蘭と変わりませんので、贈りやすいお花であることは変わりません。

グリーンの胡蝶蘭の花言葉は?

胡蝶蘭

前述したように、グリーンの胡蝶蘭が完成したのはかなり最近のことですので、花言葉はまだ設定されていません。

胡蝶蘭全体の花言葉である「幸せが飛んでくる」がグリーンの胡蝶蘭の花言葉となるでしょう。

緑色は、「安全」や「安定」、「衛生」などを表す色でもあるので、日本ではネガティブなイメージはありません。

欧米では魔女の顔がグリーンに設定されていることや、「グリーンアイド・モンスター」という慣用句があり、意味は「嫉妬」という意味になるので、ネガティブなイメージもありますが、そこまで避けられる色ではないので、安心して贈ることができるでしょう。

グリーンの胡蝶蘭「アースグリーン」とは?

「アースグリーン」とは、2009年に世界初のグリーンの胡蝶蘭として発表され、最上位のブルーリボン賞を受賞しました。

白い胡蝶蘭同士を交配させる過程で偶然生み出された緑がかった胡蝶蘭です。

自然で美しいグリーンは、審査員からインクを吸わせたのではないかと疑われたほどだったそうです。

優しく上品な印象のグリーンは、非常に貴重で珍しいため、海外からも注目されています。インクを吸わせたグリーンの胡蝶蘭は、はっきりとした色のものが多く、派手に感じることもありますが、グリーンアースは淡くナチュラルな色味で、花びらやリップの色味にイエローが入っています。

黄色みがかかったアースグリーンは、黄色がお祝いの色となっている傘寿、米寿のお祝いにもピッタリです。

もちろん、お祝い事だけでなく法事などのどんなシーンでも贈ることができます。

いろんな胡蝶蘭の中でも一際存在感を出したいという場合には、グリーンアースを贈ってみるのも良いかもしれません。

グリーンの胡蝶蘭の適したシーン

結婚式

グリーンの胡蝶蘭の適したシーンは、

・引っ越し祝い

・就任祝い・開業祝いなどのビジネスシーン

・結婚式

・法事

などです。

・引っ越し祝い

引っ越し祝いには、胡蝶蘭の「幸せが飛んでくる」という花言葉がぴったりです。

特にグリーンの胡蝶蘭は観葉植物のようにお部屋に置くだけで涼しげな印象を持たせますので、オススメです。

緑色は「新しい」「安全」という意味を持つ色なので、引っ越し祝いには良い色といえます。

引っ越し祝いは、引っ越し直後に贈ると荷解きの邪魔になってしまう場合がありますので、しばらくして、片付けが落ち着いてから贈ると良いでしょう。

引っ越し祝いのお花の相場は、1万円~2万円台のものが良いでしょう。

・就任祝い・開業祝いなどのビジネスシーン

ビジネスシーンでは、一般的に胡蝶蘭が贈られます。他の胡蝶蘭と並べて飾られることが多いので、珍しいグリーンの胡蝶蘭は一層印象的で目立つ贈り物になるでしょう。

グリーンは「安心」「安定」「調和」をイメージさせる色ですので、企業や団体のイメージカラーであることが多いです。グリーンがコーポレートカラーの会社や、グリーンが好きな方に贈れば、きっと喜ばれるはずです。

ビジネスシーンでは、2万円台~3万円以上のものが相場となっています。

・結婚式

グリーンの胡蝶蘭はウエディングにもオススメです。

胡蝶蘭は花持ちが良いので、生花をブーケにするのに適しています、グリーンアースのような淡い色の胡蝶蘭を使うと、爽やかかつエレガントな雰囲気を演出できるはずです。

胡蝶蘭は花粉が少なく香りも少ないので、生花として花嫁さんの髪飾りに使われることも多いお花です。

白でないので、結婚式に参加する側もコサージュなどで身に付けやすいでしょう。

・法事

法事に使われるお花は、白を基調としたものが一般的ですが、四十九日を過ぎた法事は白でなくとも、好きなお花を使っても失礼にはあたりません。

柔らかな色味のグリーンの胡蝶蘭は、派手過ぎず法事にも合う色味です。

まとめ

グリーンの胡蝶蘭は、美しく珍しいものなので、お祝い事のギフトとして最適です。

さわやかな緑色は、他にお花が並ぶ場面でも一際目立つことができるでしょう。

希少価値の高い品種改良で作られた緑の胡蝶蘭は、普通の白い胡蝶蘭よりは高価な贈り物になりますが、その分の価値はあるお花です。

どんなシーンにも贈ることができるグリーンの胡蝶蘭は、定番の白では物足りない、珍しいものを贈りたいといった時にはオススメです。是非お祝いにグリーンの胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。