選挙の当選祝いで胡蝶蘭を贈るとき、どんなことに注意して贈ればいいのか知っていますか?贈るときは、相手に失礼にならないように届けたいものですよね。
そこで今回は、当選祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナーと注意点についてお話していきます。
目次
選挙の当選祝いに贈るものは?
選挙の当選祝いには胡蝶蘭がおすすめです。
胡蝶蘭には「幸福を運んでくる」という花言葉をもっています。
縁起がいいので、贈られた人に喜ばれる花として大変人気があり、当選祝いには相応しい花として選ばれています。
優美で豪華な姿で、その場を華やかにしてくれることからも、胡蝶蘭はお祝いの席にはかかせない花です。
選挙祝いに贈るものは、「公職選挙法」と「政治資金規制法」によって規制されています。
当選祝いを贈る際には違反していないか以下のことに気をつける必要があります。
・現金など金銭等は贈らない
・会社、労働組合、団体名で贈らない
また、個人事業主が会社名で当選祝いの物品を贈ることは法律違反にあたります。
一個人として贈る場合は1候補者につき年間150万円以内で物品、金銭等を寄付できます。
注意して贈らないと自分が罰則を受けたり、当選が取り消しになったりしてしまいます。
法律上、花には制限が該当しないので胡蝶蘭は当選祝いにおすすめです。
わからないことや不安に思ったら、都道府県や市区町村の選挙員会に問合せしてから贈るようにしましょう。
当選祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナー
ここでは、当選祝いに胡蝶蘭を贈るときのマナーについてお話していきます。
当選祝いを贈るタイミング
当選祝いを贈る時期は全票が開票されてから手配するようにしましょう。
「当選確実」ではなく、正式に当選が決定したことを知らせる、当選発表が出てから
1週間以内に贈りましょう。
当選確定後の当日、翌日に届けるのがベストです。
どこに贈ればいいか?
臨時の選挙事務所は、選挙が終われば、撤去されてしまうため、常設の本拠地である事務所に贈ってください。
どこに贈ったらいいか迷った場合は、事務所や秘書の方に確認しましょう。
贈った胡蝶蘭は確実に届くようにしてくださいね。
当選祝いに贈る胡蝶蘭の相場
お祝いの胡蝶蘭を贈るときは相場に合った金額の花を贈るのがマナーです。
当選祝いの場合は、2万円~5万円が相場になっています。
選挙時には大輪の4万円~5万円の豪華な胡蝶蘭を贈る人が多いです。
法律により現金や物品を贈ることができないため、少し高価な花を贈る人が多いでしょう。
立札と書き方
胡蝶蘭などを贈るビジネスシーンでは、立札をつけるのがビジネスマナーとされています。
立札は、誰が贈り主かを一目で分かるように「お祝いの文言+贈り主名」を書いた立札をつけて贈るのがマナーです。
・表書きは赤字で「御祝」や「祝御当選」を書く
・贈り主名は黒字で贈り主の氏名を書く
・贈り先名は黒字で贈り先の候補者名を書く
立札には「紙札」と「木札」の2種類があります。当選祝いには「木札」を使用するのがほとんどです。
また、札の上部が「入る」という形になっている「入り札」も縁起を担ぐ立札として人気があります。
当選祝いに胡蝶蘭を贈るときの注意点
ここでは、胡蝶蘭を贈るときの注意点についてお話していきます。
「忌み言葉」にきをつける
選挙当選祝いの、お祝いのメッセージは縁起の悪い「忌み言葉」 を使わないようにしましょう。
「落ちる」「外れる」「逃す」「破れる」「倒れる」の縁起の悪い忌み言葉や、不況を連想する「厳しい情勢の中」「不況下」「先行きの見えない」などの言葉も避けるのがマナーとされています。
色や種類や本数に気をつける
胡蝶蘭の色を選ぶときは、イメージに気をつけましょう。
白色は、クリーンなイメージにも繋がるのでおすすめです。見た目もおめでたい紅白リップも縁起がいいのでお祝いシーンを彩るのに人気です。
女性候補者の場合はピンクの胡蝶蘭が喜ばれます。
お金をイメージさせる黄色やゴールドは悪いイメージがあるので避けるようにしましょう。
花の色だけじゃなくラッピングやメッセージカードの色にも注意してください。
胡蝶蘭の種類は大輪の胡蝶蘭がおすすめです。縁起のいい奇数の本数が好ましいので、本数は、3本立てか5本立てで、花の輪数が多くボリューム感のあるものがおすすめです。
「4本」は死を、9本は苦などの縁起の悪いイメージがあるので絶対に避けてください。
注文は早めにしておく
当選祝いに贈る胡蝶蘭の注文は当選発表後、できるだけ早く注文したほうがいいでしょう。
夜間の選挙速報で当選確実になった直後、通販サイトで注文が殺到し、開票の翌日がピークです。
特に選挙の時期は、胡蝶蘭は人気のため、品薄で在庫切れになることが多いので、早めに手配しておきましょう。
まとめ
選挙の当選祝いには縁起のいい花言葉をもっている胡蝶蘭がおすすめです。
選挙祝いに贈るものが「公職選挙法」と「政治資金規制法」に違反していないか、贈る際には気をつける必要があります。
知らずに贈ってしまうと自分が罰則を受けたり、当選が取り消しになったりしてしまいます。
当選祝いを贈るときはマナーを守り、お祝いのメッセージや花の色、本数などにも注意が必要です。
当選発表後は注文がピークになるので早めに手配しておくのがいいでしょう。