綺麗で立派な胡蝶蘭。
胡蝶蘭は主に開店祝いや誕生会によく贈られます。
胡蝶蘭が贈り物として選ばれる理由は、豪華か見栄えや胡蝶蘭の花言葉「あなたを愛してます」「幸福が飛んでくる」にあります。
また、手入れが簡単なことや寿命が長いことも贈り物として好まれる理由の一つです。
しかし、そんな胡蝶蘭にも弱点があります。
そこで今回は胡蝶蘭の育て方や管理方法、弱点などを紹介していきます。
目次
胡蝶蘭の寿命は長命!
胡蝶蘭の花は1か月以上にわたって楽しむことができます。
花によっては開花時期がずれることを考慮すると最後の花が散るまで3か月も楽しめる場合があります。
胡蝶蘭は散ったり落ちたりしても枯れてしまうわけではありません。
また、正しい育て方をすれば、何度でも花を咲かせることができ、その寿命はなんと50年以上といわれています。
胡蝶蘭を長生きさる育て方のポイント
胡蝶蘭を長生きさせるために注意しておきたいポイントは以下の3つです。
- 置き場所
- 温度・湿度
- 水やりの方法
それぞれを詳しく解説していきましょう。
置き場所・光について
胡蝶蘭は上記でも説明しましたが、高温多湿地帯生まれなので、原産地の環境にできるだけ近づけることがポイントです。
そのため、日当たりが良く風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
しかし、直射日光に当たると葉っぱが焼けて枯れてしまうことがあるので、窓際に置く際はレースのカーテン越しに日光を当ててあげましょう。
屋外は気候に左右されてしまうのでオススメはできませんが、もし置く場合は冬に寒い時期は避け木陰や遮光ネットで直射日光を避けるようにしてください。
また、エアコンや扇風機の風も胡蝶蘭に良くないので注意が必要です。
湿度・温度について
胡蝶蘭を育てるときの最適な温度は日中が25℃くらい、夜間は15℃くらいがベストです。
可能な限り20℃前後に保つのが理想です。
温度が極端に高すぎても花がしおれる原因になってしまいます。
逆に下がりすぎても枯れてしまう原因になりますので、空調の温度管理は重要といえます。
また。冷暖房が直接当たってしまうと乾燥して花が痛むので注意が必要です。
しかし、あまり気にしすぎては疲れてしまうので、気楽に楽しみながらお手入れするのが一番です!
水のあげ方
まずは株元を見てください。
胡蝶蘭は大きな鉢の中に株がポットのまま植まっていて、ポットに入るように水をあげないと意味がありません。
水をあげる目安は鉢植えの表面を指で押して水苔の表面全体が完全に乾いてからです。
また、気温が高い5月~9月はよく水を吸いますのでしっかりと水をあげましょう。
冬の暖房の効いた部屋の場合は水あげと合わせて、葉っぱに霧吹きなどで水を与えて温度を調整することをお勧めします。
株の大きさに合わせて水の量を減らし、1株ごとに常温に近い温度の水を与えるのがポイントです。
水をあげた後は鉢の底から水が出ているようであればしっかりと水切りをして受け皿の水は必ず捨てるようにしましょう。水のあげすぎや受け皿に水が溜まったままの状態ですと根が腐ってしまう原因になりますので注意が必要です。
また、午後になってから水をあげると日に当たる時間が減ってしまって水が乾かなくなってしまうため、水は朝にあげることをオススメします。
胡蝶蘭の弱点は乾燥と寒さ
胡蝶蘭は乾燥や寒さに極端に弱い花です。
乾燥していたり寒かったりするとしおれたり枯れる原因になるので注意が必要です。
胡蝶蘭はフィリピンやインドネシアなど東南アジアで、いわゆる高温多湿地帯と呼ばれるところが原産地です。そのようなところで育つ花なので高い温度に強いものの、乾燥や寒さは弱点となっているのです。
また、ある程度風通しが良いところを好み、木漏れ日程度の弱い光で光合成することができるのも胡蝶蘭の特性です。
湿度が高く暑い国生まれの胡蝶蘭、その特性に合わせた育て方をしましょう。
まとめ
ここまで胡蝶蘭の育て方や管理方法、弱点などを説明しましたが参考になりましたでしょうか?
胡蝶蘭は立派で綺麗な花で、そのうえ寿命が長く手入れが比較的簡単です。
しかし、乾燥や寒さに弱かったり水のあげすぎに気をつけなければならなかったりと注意点があります。
上記で説明した注意点をしっかり守り、楽しく育てて素敵で長命な胡蝶蘭にしてくださいね!