上品で、高級感がある胡蝶蘭は、お祝いの品としてよく選ばれています。
今回は、なぜ胡蝶蘭がお祝いに選ばれているのか?胡蝶蘭がお祝いに選ばれる理由、どのようなシーンで贈られるのかなど、知っておくと得をする情報をお届けしたいと思います。
なぜお祝いに胡蝶蘭を贈るの?選ばれる理由
胡蝶蘭は、お祝いに選ばれる事が多い花です。お店の開店祝いや引っ越し祝い、結婚祝いなどで胡蝶蘭が飾られているのを見た事がある方もいらっしゃるかと思います。
では、お祝いの際に胡蝶蘭が選ばれるのはなぜでしょうか?
胡蝶蘭がお祝いのギフトに選ばれるには、いくつかの理由があります。
・「幸福がとんで来る」という花言葉
・見た目が華やかで品がある
・花持ちが良く長く楽しめる
・花粉や香りが少ない
以上が胡蝶蘭がお祝いに選ばれる理由です。
以下の項目で一つひとつ詳しく解説していきます。
「幸福がとんで来る」という花言葉
胡蝶蘭の花言葉には、「幸福がとんで来る」という意味があります。
ひらひらと幸せが舞い込んでくるというイメージです。鉢植えは「根付く」という意味を持っていますので「幸福が根付く」という縁起のいいものとして選ばれています。お祝いにピッタリの花言葉ですね。
見た目が華やかで品がある
胡蝶蘭には品の良さと、特別な高級感があります。飾るだけで、店内を華やかにしてくれるので、開店祝いやお祝いの場所ではひと際目立つ存在感があります。
花持ちが良く長く楽しめる
胡蝶蘭は、他の花よりも長く楽しめる事ができることが魅力の一つです。週に一度土が乾いていれば水やりを適量する程度で、1ヶ月以上は花が咲き続けます。育てる環境さえ良ければ、2ヶ月以上咲き続けることもあるでしょう。
花の寿命が長いので、お店をいつまでも華やかな雰囲気にしてくれます。
花粉や香りが少ない
胡蝶蘭は花粉や香りが少ないため、飲食店や病院など贈る場合にも最適です。花粉や香りが強い花を苦手とする方にも安心ですね。
見た目の豪華さとは違い、匂いがほとんどない為、あらゆるシーンで愛されています。シチュエーションを選ばない花といえるでしょう。
胡蝶蘭が贈られるシーンと色は?
胡蝶蘭のお祝い事のシーンは、花の色で変わってきます。
胡蝶蘭の花言葉は、「幸福がとんで来る」ですが、胡蝶蘭の花言葉は色によって意味が変わります。そのため、それぞれのシーンに適した花の色を贈り物として選びましょう。
白い胡蝶蘭
お祝い事からお悔やみまで、ビジネスシーンでも使用できるのが、白い胡蝶蘭です。
「清純」「広がり」「始まり」という意味もある白い胡蝶蘭は、結婚のお祝いとしても人気です。来客を喜ぶ職業の方へ、開店祝いのお祝いとしても定番の色です。
白赤(リップ)の胡蝶蘭
白い花びらと赤い唇弁の組み合わせの「リップ」と呼ばれる品種も人気の種類です。白の胡蝶蘭にワンポイントの赤が入り、上品な中にも華やかさを添えます。
昔から競争に関する出来事に結びつきのある紅白は、特に勝負事など、選挙の当選やスポーツで優勝した時にも喜ばれる色です。
ピンクの胡蝶蘭
女性に人気のピンクの胡蝶蘭には、「あなたを愛します」という意味があり、男性から女性へのプレゼントに最適です。華やかな雰囲気がお好きな女性の方などに贈ると大変喜ばれます。また感謝や愛を伝える事から、母の日や長寿祝い、結婚記念日等にも向いているでしょう。
黄色い胡蝶蘭
黄色い胡蝶蘭は、胡蝶蘭の中でも珍しく、「活発」「幸福」「商売繁盛」などの意味があり、開業・開店祝いやご長寿祝いなどにも多く選ばれています。風水の流行により、金運が上がる幸運の色として、自宅やオフィス、ブーケ等にも多く利用されています。
赤色や、火を連想させるものは引っ越し祝いや新築祝いにはタブーとされているため、胡蝶蘭のラッピングは赤以外を選ぶよう注意しましょう。
胡蝶蘭のお祝いのシーン別の価格
胡蝶蘭のお祝いの際のシーン別の価格は、個人の関係などで変わってきます。
- 個人のお祝いやプレゼントの相場価格
- 開店祝い・開業祝い・移転などのビジネスシーンにおける相場価格
- 引っ越し、新築祝いとしての相場価格
上記三つのシーンに分け、解説します。ぜひ参考にしてください。
個人のお祝いやプレゼントの相場価格
- 友人・恋人…3000~15000円
- 家族・親戚…5000~30000円
- 知人…10000~30000円
個人のお祝い、プレゼントとして贈る場合の相場は自分と近い関係であれば比較的カジュアルな金額で選ぶ事ができますが、親戚関係などには金額にもマナーが必要になってきます。
失礼のないようにマナーは確認しておきましょう。
開店祝い・開業祝い・移転などのビジネスシーンにおける相場価格
- 家族・親戚…10000~500000円
- 友人・知人…10000~200000円
- 取引先…20000~500000円
開店祝い、開業祝いなどの相場価格は、個人で贈る場合の目安になっています。取引先の場合は、会社同士の場合の上限はなく、贈る金額は関係により変わってきます。移転祝いの場合は、上記より少し金額は少ない金額となるでしょう。
引っ越し、新築祝いとしての相場価格
- 友人・知人…5,000~20,000円
- 兄弟・親戚…10,000~30,000円
- 取引先…20,000~30,000円
新築祝いは、新しく住居を建てたことを祝うものです。企業が自社ビルや事務所、店舗を新築した場合も新築祝いになり、企業の移転などは移転祝いになります。
取引先などの場合は、立札をつけることで自社の宣伝効果も期待できるため、胡蝶蘭が選ばれる理由の一つです。
なぜお祝いに胡蝶蘭を贈るの?贈る際のタブーとマナー
胡蝶蘭をお祝いで贈る時に気をつけなくてはいけない事があります。
ここからは、胡蝶蘭をお祝い事で贈る際の「タブーとマナー」についてお話していきたいと思います。
贈る時期に気をつける
新築祝いはお披露目の際に渡すことが基本ですが、伺う都合が合わない場合などはできるだけ早めに贈った方がよいでしょう。
だいたい、新築半月から1~2ヶ月以内までを早めの目安とします。
開店祝い、開業祝い当日は、忙しく対応できないケースも考えられるため、前日までに届くよう手配するのがよいでしょう。移転祝いの場合、移転後数週間後の落ち着いた時期に贈流ことをおすすめします。
サイズ(贈り先のスペース)
胡蝶蘭を贈る際は、贈る先のスペースや雰囲気に合ったサイズを選ぶこともマナーの一つです。
特にビジネスシーンでは、置くスペースがあるかなど、贈り先に聞き、把握しておく必要があります。
立札
開店祝い、開業祝い、引っ越し祝いなどでお祝いに胡蝶蘭をお届けする際は、お花にはそれぞれのシーンに合わせた内容の立札を付けましょう。立札が必要な理由は三つあります。
- 送られた側が贈り主を把握しやすくするため
- 来客者にお祝い事の内容を知らせるため
- 取引先の場合、自社の宣伝にもなるため
立札は、木製の木札と、紙製の紙札の二種類があります。
木札は、ビジネスやフォーマルなお祝いの贈り物に使われます。取引先などへの胡蝶蘭に使う場合は木札が一般的です。
紙札は、木札に比べてカジュアルな印象です。親しい相手に向けたお祝いごとの際に使用しましょう。
開店祝いなどに贈られた胡蝶蘭は、入り口など、沢山の人の目に触れる場所に飾らレルため、必ず立札を付けましょう。来客に対し、立札は贈り先の交友関係の広さをアピールすることにもなります。
立札の書き方は、「表書き」は、赤字でお祝いの名目、「贈り主」は、黒字で贈り主の個人名や、社名と代表者の役職、氏名を記載します。「贈り先」は、黒字で贈り先の個人名、または社名の情報を記入しましょう。
ビジネスやフォーマルな相手に贈るなら「縦書き」にするのが一般的とされていますが、記入する内容にカタカナやアルファベットが含まれているなら、横書きでも問題ありません。
まとめ
この記事では、お祝いの際になぜ胡蝶蘭が選ばれるのか?胡蝶蘭がお祝いに贈られる人気の理由、贈る際のマナーを解説しました。
さまざまなシーンで贈られている胡蝶蘭ですが、意外と知らないこともたくさんあったかと思います。
胡蝶蘭を贈る際のタブーやマナーを理解し、お祝い事の際にはぜひ胡蝶蘭を送ってみてくださいね。