退任、退職祝いに胡蝶蘭を贈ろう。マナーやおすすめの胡蝶蘭ギフト

お世話になった方が退職をするので、お祝いを贈りたい。個人で贈る場合や、グループで贈る場合どういった点に気をつければいいのか不安に思うかもしれません。

基本的なマナーなどを見に行きながら、喜ばれる胡蝶蘭ギフト、退任祝いや退職祝いの贈り方を見て行きたいと思います。

まず退任と退職の違いをしっかりと理解しよう

『退任』とは、任務から退くこと

『退職』とは、その職を退くこと

を言います。

退任は、自分が就いてる職務や任務から退くことを指していて、これには「会社自体は辞めない場合」も含まれます。

一方、退職は、その職から退くことを指していて、一般的には「会社を辞める場合」に多く用いられます。

また、『退任』『退職』と似ている言葉に『辞任』や『辞職』が挙げられます。

これに大きく関わるのは「自分の意志で辞めたかどうか」。

退任や退職の場合は自分の意志で辞めた場合も、任期満了などで辞める場合も含まれますが、辞任や辞職の場合は基本的に「自分の意志で辞めた場合」を指します。

退任・退職と辞任・辞職には、大きな違いがありますので使用する場合は注意してください。

どちらか迷った場合は、退任・退職を使うのが無難でしょう。

定年退職の場合も、退職という言葉を使います。

退職・退任祝いになぜ、胡蝶蘭ギフトが選ばれる?知っておくべきこと

退職・退任祝いに胡蝶蘭が選ばれる理由

Susbany / Pixabay

胡蝶蘭関係の商品が退職・退任祝に選ばれる理由として、花言葉に「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」とあるように大変縁起がいいことがあげられます。

これから新しい門出を迎える方に対して、いままでのお礼や感謝、そして将来への成功をお祈りして贈る際には最適なお花とも言えます。

またもう一つ、退任・退職祝いに胡蝶蘭が選ばれる理由として、南フィリピンなどの熱帯地方で生まれた胡蝶蘭は、日本では大変高価で希少なお花というイメージがあるからです。

そして室温管理がエアコンなどの普及でしやすくなった日本では、一度お花が咲いてしまえば、ちゃんとした方法で育てればまた次の年も咲いてくれます。

花が咲いている期間が2ヶ月長くて3ヶ月と、どのお花よりも長く咲いていてくれます。

胡蝶蘭は高価なお花というイメージと合わせ、実はコストパフォーマンスはとても優れているお花なのです。

退職祝い、シーン別で見る相場や選ぶべき金額帯とは

退職・退任祝いの胡蝶蘭

定年退職する方と退職をして独立や起業などをしてステップアップの為に辞められる方もいらっしゃいます。また退任祝いとしてお祝いを贈る方もいらっしゃるでしょう。どちらも長く会社で働いていたので寂しさを感じます。

あくまで目安ですが、

  • 友人、知人・・・5千円~1万円程
  • 身内・・・1万円~3万円程
  • 兄弟姉妹・・・1万円~3万円程
  • 親戚・・・5千円~1万円程
  • グループ・・・2万~3万円程

同じ課だった方などにはグループでまとめてお祝いするといった形が主で、一人当たり1~3千円程が相場になっています。人数や関係性にもよって変わってきますので、あくまで上記の金額は目安程度にとどめておくといいでしょう。

胡蝶蘭ですと大体3本立てを贈るとどの場合でもカバーできます。

大体金額も、3本立てで2~3万円の予算になっていることが多くなっています。

もちろん、3本立てと一口に言っても、1万円の差が出てくるのは、花の数にもよってきます。3本立て10本で30輪ある場合は安くて2万円程です。この花の数によって金額が変わってきて4.5輪以上ある場合は3万円を超えてきます。

また、一般的に「大輪」と呼ばれる上記のような胡蝶蘭以外にも、「中輪」「ミディ胡蝶蘭」などと呼ばれる少し小さいサイズのお花であれば、3本立てで1万~15,000円程度で購入することができます。

同じ3本立てでも、サイズや本数によって金額は変わってきますので、自分たちが決めた予算に合わせた胡蝶蘭を選ぶことをおすすめします。

退職・退任祝いにつける胡蝶蘭の立札とは?

お祝いごとに贈られることの多い胡蝶蘭では、なんのお祝いなのかを書いた「立札」がよく利用されます。

立札を書く場合は、

『退職お祝い』『退職御祝』『御祝』『御礼』『祝 御退任』『祝 御退職』『祈 御発展』

など、退任、退職される方に合ったお祝いの文字を入れていきます。基本的にはそこに、贈る側の名前を書いて贈ります。

また、離れた家族に贈る場合、そこまで堅苦しくしたくない場合は、「定年おめでとうございます」「長い間お疲れさまでした」など、少し砕けた言い回しの文章を書いた立札を添えることもあります。

胡蝶蘭を取り扱う通販サイトなどでは、配送やラッピングなどのサービスと合わせ、立札にも無料で対応してくれることがあるため、注文する時に確認してみるのをおすすめします。

気をつけないと危ない!退職・退任祝いのマナーを知ろう

退職・退任祝いのマナーを知ろう

Ajale / Pixabay

目上の人に贈ってはいけないものなどの抑えておいた方がいいマナーもありますので注意しておきましょう。

胡蝶蘭を贈る理由は、お祝いごとの定番として誰に贈っても喜ばれるお花であるからです。

色も白色を選んでおけばシーンを選ばずに贈ることが出来ます。

定年退職祝い、退職祝い、退任祝いでも決定された後に1~2週間程で贈ります。

気を付けるべきポイント①お金に関する事

まず、お祝いとして目上の方にお金を贈ることは失礼になってしまいます。

個人で贈る場合はあまりに高いものだと相手に気を遣わせてしまいますので、1万円程のものをご用意するとよいでしょう。

気を付けるべきポイント②渡し方について

胡蝶蘭ですと鉢が必要なため、少し重たくなります。

親戚や知人の場合ですと自宅に贈ることが多くなりますので、大きな胡蝶蘭を贈ってあげましょう。今までお疲れ様でしたという気持ちを込めて贈られると、大変喜ばれます。

会社の上司などが退職する場合、会社で渡すようにします。今までありがとうございました。と言われて花を渡されないのは悲しい気持ちになるものです。

大きくて持って帰るのが大変そうな場合は、後日宅配できるように手配するようにしましょう。

直属の上司や先輩など大変お世話になった場合には、個人的に贈るようにしても大丈夫です。

自宅にお花が届くようにすると、沢山のお花に囲まれるかと思います。お花の数がお礼の数だと考える方も多く、沢山のお花が玄関先に並ぶと大変喜ばれる方が多いでしょう。

『退任、退職祝いに胡蝶蘭を贈ろう。マナーやおすすめの胡蝶蘭ギフト』のまとめ

胡蝶蘭はとても気品があるイメージと喜ばれるお花です。

そんなお花を退任や退職の際に贈られる方はとても素敵な方だったのでしょう。

贈る側も、しっかりと退任や退職祝いのマナーや形式を覚えておきましょう。

退職して今までとは違った場所で新たに過ごす方に、今までのお礼とこれからの発展を祈って、胡蝶蘭を贈って感謝の気持ちを伝えられたらいかがでしょうか?