さまざまな行事で使われるスタンド花の胡蝶蘭を初めて買う人にとっての悩みは、どうやって手配すればいいのかということです。他にも、どのような用途で選ばれているのか気になりますよね。
買ったことがない人なら、わからないのも当然です。しかし、いざ必要になった時に知識がないと困ってしまいます。
そこで今回は、スタンド花の胡蝶蘭の用途から管理の仕方について解説していきます。
目次
お祝いからお悔みまで選ばれている「胡蝶蘭」
胡蝶蘭といえば、お祝いに贈る花として知られています。それ以外にも、さまざまな用途で贈られている人気の高い花です。
では、どんな用途があるのか見ていきましょう。
開業・就任祝いの贈り物
開業・就任祝いの際には、豪華で美しい胡蝶蘭を贈ることで、めでたい日をより一層素晴らしいものにできます。
開業したての店などに行くと、胡蝶蘭が多く飾られているのを見かけるでしょう。
お悔みに贈る花
汚れのない真っ白な胡蝶蘭が、お悔みの場面でよく見られます。失礼のない花として重宝されています。洋葬・和葬のどちらにでも使えるので、胡蝶蘭は無礼がないように花を贈りたいときに最適です。
お中元・お歳暮
毎年贈っていると、新鮮味のなくなってくるお中元やお歳暮ですが、胡蝶蘭に変えて贈ってみると非常に喜ばれます。毎年の贈り物でマンネリを感じているときには、ぜひ胡蝶蘭を贈ることを考えてみてください。
ウエディングブーケ
胡蝶蘭の花言葉は「清純」なので、ブーケにはもってこいの花です。真っ白な花でブーケが非常に美しいものに仕上がるので、胡蝶蘭を使ったブーケはとても人気があります。
胡蝶蘭のなかでも用途によって予算も変わる?
同じ胡蝶蘭を使ったスタンド花でも、贈る用途によって価格が変わってきます。
安価すぎるものだと相手に失礼になってしまう恐れがあります。そこで、花を贈る用途ごとに、おおよその相場を紹介します。
開店・開業祝いに贈る場合
開店・開業祝いのスタンド花の価格の相場は、およそ10,000円から15,000円程度となっています。胡蝶蘭のスタンド花を贈ろうとする場合は、少なくともこれくらいの予算が必要になると考えておきましょう。
周年祝いに贈る場合
周年祝いに胡蝶蘭のスタンド花を贈る場合ですが、こちらの相場はおよそ15,000円から20,000円程度となっています。会社などが長く続いていることを祝うためのものなので、開店や開業の際に贈ったスタンド花よりも高級な花を選んでおくとよいでしょう。
お悔みの際に贈る場合
供花として胡蝶蘭のスタンド花を贈る場合ですが、こちらの相場もおよそ15,000円から20,000円程度とやや高価なものになっています。お悔みの際に、失礼があってはいけないので、なるべく高級な花を選んでおくのが無難と言えます。
これらの相場を目安にしながら、用途に合わせた価格の胡蝶蘭を選んで、相手に失礼のないよう心がけましょう。
胡蝶蘭を贈る手配の仕方
贈り物として、胡蝶蘭を手配する際に注意するべきことがいくつかあります。
これらの注意点を理解しておかなければ、胡蝶蘭を贈る意味がなくなる可能性があるので、必ず参考にしましょう。
立て札を用意すること
胡蝶蘭のスタンド花に立て札を立てる時は、表書きを赤字で記入し、送り主と送り先の名前を黒字で記入しておくのがマナーです。
フラワーショップなどで胡蝶蘭を注文する場合、立て札に書く内容を、あらかじめ伝えておくことで立て札ごと用意してくれることが多い傾向があります。そのため、記入する内容をきちんと確認してから発注するようにしましょう。
胡蝶蘭が相手に届くタイミングに気をつける
胡蝶蘭がどのタイミングで相手に届けばいいのかは、用途ごとに異なってきます。贈り先の迷惑にならないようなタイミングで、きちんと届くように注文や発送の時期はあらかじめ考えておく必要があります。
相手が受け取れるか心配があるときは、相手の都合の良い日時を聞いてから注文したほうが安心でしょう。
胡蝶蘭の管理の仕方
胡蝶蘭のスタンド花が届いた後、取り扱いに注意する点がいくつかあります。
これを覚えておかなければ、自分に胡蝶蘭が届いた時に、すぐに枯らしてしまうので、必ず参考にしてください。
置いておく場所の気温
胡蝶蘭は、屋内で保管する分には、特に問題がありませんが、極度に気温が高いところや、低いところに置いておくと、花が急激に劣化してしまうことがあります。できるだけ温度が安定している屋内で保管しておくのが安全です。
直射日光を避ける
植えられている状態の胡蝶蘭であれば、日光を必要としています。しかし、スタンド花に加工された後は、強い日光を浴びせていると、劣化が進んでしまうことがあります。
気温と同様に、屋内に保管しておくことで直射日光を避けておくのが安全です。
まとめ
スタンド花の胡蝶蘭の用途には、開業祝いからお悔みまで多岐に渡ります。また、用途によっても用途が変わることを覚えておきましょう。
スタンド花の胡蝶蘭を手配する時は、立て札や届くタイミングを、きちんとセッティングしましょう。
万が一、自分にスタンド花の胡蝶蘭が届いた時には、気温や直射日光に注意して管理を行うようにしましょう。
これを機に、あなたも胡蝶蘭のスタンド花を購入してみませんか?