胡蝶蘭が花を咲かせている時の管理の仕方と、胡蝶蘭の花が終わったとき管理方法の違いはあるのでしょうか?
花が咲いていると栄養が沢山必要なのかな?水が多く必要になってしまうのではないか?
花が終わった後に水は必要なさそうだけど、必要あるの?
沢山の疑問に対して今回は、咲いているときと枯れたときの管理についてお伝えできればと思っています。
目次
胡蝶蘭の管理方法は「咲いている時」と「枯れた後」で違う?
胡蝶蘭は咲いているときと花が終わってしまったときの管理方法に、特に違いはありません。
咲いているときも花が終わったときも、管理方法としては大きな違いがあるわけではないです。
ですが、花が終わった場合にもしてあげることがあります。
胡蝶蘭の花が終わってしまったときには、胡蝶蘭がもう一度花を咲かせられるようにしてあげましょう。
胡蝶蘭はとても生命力の強い植物なので、手入れをしてあげればまた花を咲かせます。
まず花が終わってしまった場合には、花の茎を切ってあげましょう。
切るのは下から数えて、4節目ぐらいの所です。
あまり下過ぎるところを切ってしまうと、胡蝶蘭が成長するのにとても時間がかかってしまいます。
逆に花茎を残してしまうと株の栄養を花茎が吸収してしまって、胡蝶蘭が新芽をだせなくなってしまいます。
新芽がでないともちろん花は咲かなくなってしまうのです。ですので切る場所を間違えないように注意してくださいね。
胡蝶蘭が元気がなく肥料を与える際には、すごく薄めてください。1000倍以上に希釈します。
胡蝶蘭には、栄養の与えすぎも枯れてしまう原因にもなります。
その手入れさえしてあげれば、花が咲いている時とほとんど管理の仕方は変えなくて大丈夫です。
花が咲いている胡蝶蘭の管理方法は?
花が咲いている胡蝶蘭は、温度管理と置き場所がとても大事です。
そして手の入れすぎも良くありません。
胡蝶蘭の花はとても繊細です。
触れないようにしましょう。
置く場所によっては風でなびいたカーテンや、エアコン、扇風機の風が直接あたらない場所に置いてあげてください。
なおかつ直射日光ではなく、レースカーテン越しのやわらかい光があたる場所が最適です。
屋外に置いておいても大丈夫ですが、胡蝶蘭に直射日光にあててはいけません。
とくに夏の日差しは、胡蝶蘭には強すぎます。
葉が焼けて枯れてしまうので、直射日光があたる場所は避けてあげると良いです。
屋外に置く場合には日陰に置いてあげましょう。
温度は15度~25度に保つことが理想です。
真冬の寒い時期には、気を付けてあげましょう。
水やりの際には、水苔の表面が乾いていることを確認してから水をあげましょう。
胡蝶蘭の水やりは、1週間~10日に一回ほどで良いとされています。
水のあげすぎは、根腐れの原因になります。
あげすぎないよう注意しましょう。
また、受け皿に水がたまりっぱなしになっていても、根腐れをおこしてしまう原因にもなります。水が溜まっていたら捨ててあげてください。
胡蝶蘭には肥料は基本的にはあげなくて大丈夫です。
心配な方は、肥料をすっごく薄めてから与えると良いと思います。
胡蝶蘭は肥料をあげすぎても枯れてしまうことがあるので、注意してくださいね。
胡蝶蘭はむやみに手を加えず、見守ってあげることが大切ですよ。
花が咲いている期間が長い胡蝶蘭なので、せっかくなので花を楽しみましょう。
花が枯れた胡蝶蘭の管理方法と枯れた原因
胡蝶蘭は、とても高貴なお花です。
花が終わったからと処分をするのは、とてももったいないです!
花が終わってしまっても、胡蝶蘭は株や葉が元気な限り花を咲かせてくれます。
花が終わってしまっても、胡蝶蘭は終わりではありません。
もう一度花を咲かせてみましょう。
きちんとした対処をすれば大丈夫ですよ。
また、胡蝶蘭が枯れてしまうことがあります。
胡蝶蘭が枯れてしまった場合、まずは観察です。
なぜ枯れてしまったのか原因を探ってみましょう。
枯れてしまったら原因を探って適切な処理をしてあげましょう。
胡蝶蘭が枯れてしまう原因は、大きく分けて4つあります。
- 水のあげすぎ(根腐れ)
- 害虫や細菌による感染症
- 乾燥させすぎ
- ぶつかったなどの衝撃
この中で思い当たることはありませんか?
この4つのことが起きてしまってそのまま適切な処置をしないと、胡蝶蘭が枯れやすくなってしまいます。ではなぜ胡蝶蘭は枯れてしまうのでしょうか。理由をお伝えします。
水のあげすぎ
胡蝶蘭は、たくさんの水を必要としません。
他の植物と違い、胡蝶蘭は、1週間~10日に一度程度の水やりが良いとされています。
それ以上や量をあげすぎてしまうと根が乾燥せずに湿ったままになり、その結果根腐れをおこしてしまいます。
根腐れをおこしてしまうと、胡蝶蘭が枯れる原因になります。
害虫や細菌などによる、感染症
胡蝶蘭は些細なことで、感染症にかかってしまうことがあります。
感染症にかかってしまう原因は「害虫」です。
胡蝶蘭を害虫から守るためには、こまめに害虫駆除をしてあげましょう。
きちんと害虫駆除をしてあげていれば、胡蝶蘭の長持ちにも繋がります。
乾燥させすぎ
胡蝶蘭は水のあげすぎには注意が必要だけど、乾燥には強いんじゃないの?
と思われている方も多いと思います。
確かに胡蝶蘭は葉っぱから空気中の水分を吸収する特性なため、根への水のあげすぎはいけません。
しかし冬になると乾燥してしまい空気中の水分が少くなり十分に水分を吸収できなくて、胡蝶蘭が乾燥しすぎてしまう場合があります。
乾燥しすぎてしまうと、もちろん葉は枯れて落ちてしまいます。
胡蝶蘭をよく観察してあげましょう。
霧吹きで、葉水してあげることも重要です。
ぶつかったなどの衝撃
胡蝶蘭はぶつかったなどの外部から強い衝撃があたると、ほかの植物よりも花が重いため衝撃で花が落ちてしまうことがあります。
衝撃には弱い胡蝶蘭なので、気を付けてあげてくださいね。
胡蝶蘭が枯れてしまう多くの原因がこの4つなのです。
胡蝶蘭は早めに気が付いて対処をすれば、持ち前の生命力を生かして元気でいてくれますよ。
胡蝶蘭の管理についてのまとめ
胡蝶蘭が咲いているときと咲き終わったときとの手入れの違いは参考になりましたか?
そして花が咲き終わった後にかれてしまったり、花の持ちが悪く枯れやすくなってしまう理由になにか思い当たるところはありましたか?
胡蝶蘭はとても華やかで大胆なお花のイメージですが、本当はとても繊細で小さな原因で枯れてしまうことがあるので注意して観察することが大切なお花です。
ですが胡蝶蘭自体は、とても生命力があります。
枯れてしまったから終わりというのではなく、長持ちするように手入れしてみてはいかがでしょうか?