「開店祝いでもらった胡蝶蘭は、どう処分したら良いの?」
相手の気持ちや数の多さから、お祝いで贈られた胡蝶蘭の処分に悩んでいる人も多いですよね。
この記事では、蘭のなかでも、胡蝶蘭の処分方法について紹介しています。
お祝いで贈られた胡蝶蘭をどう処分すべきなのか困っている、そんな悩みを解決できるはずです。
目次
お祝いで貰った胡蝶蘭、処分はどうする?
お祝いの花として定番の胡蝶蘭は、手入れすることで、一般的に1ヶ月ほど花を楽しむことができると言われています。
贈られて嬉しい胡蝶蘭ですが、お祝いでもらった花ということやサイズが大きいことから、処分方法に困る人も多いです。
ここでは、胡蝶蘭の処分方法を紹介します。
花屋さんに回収してもらう
胡蝶蘭が贈られてくるのはお祝い事のケースがほとんどなので、「良い関係性の相手から、せっかくいただいたのに」という気持ちが強いでしょう。
そこでおすすめなのが、枯れてしまった胡蝶蘭を捨てるのではなく、お花屋さんに回収してもらう方法です。
ただし、基本は送料や回収料として、有料での引取になるケースがほとんどなので注意しましょう。
買取をしてもらう
胡蝶蘭は業者に買い取ってもらうという処分方法もあります。
買取相場は1鉢1,000円〜2,000円ほどで、枯れていない胡蝶蘭のみ対象となるのが一般的です。なので買取を希望する場合は、できるだけ早めに手配しましょう。
また買取できなかった際はどうなるのか、何個から買取してもらえるのかなどを、事前に確認しておくと安心です。
買取は胡蝶蘭が再利用されるだけでなく、現金化できるのが他の方法とは違うところです。
解体して捨てる
少し後ろめたい気持ちにもなりますが、枯れた胡蝶蘭は一般ゴミに出すことができます。
ただし胡蝶蘭をそのまま捨てると、サイズが大きく、粗大ゴミとして扱われる可能性があるので注意してください。処分する際は、できるだけ解体して、コンパクトにまとめてから捨てましょう。
この方法は解体する手間があるので、胡蝶蘭の数が多いと大変です。しかし回収してもらうより、コストがかからないのがメリットになるでしょう。
フリマアプリなどで出品する
買取と同じように、胡蝶蘭を現金化するのであれば、フリマアプリで売るという方法があります。
フリマアプリでは出品者が商品の金額を設定できるので、買取よりも高額で売ることが可能です。
しかし、必ず売れるわけではありません。売れるまでに時間がかかる場合もあり、胡蝶蘭を枯らさないように、管理を徹底する必要があります。
「捨てるくらいなら売ってみよう」という気持ちであれば、フリマアプリへの出品はおすすめです。
捨てずに育てる
処分=廃棄という方法だけではありません。
胡蝶蘭の寿命は10年以上と長いです。なので花が散ってしまっている場合でも、手入れをすることで、また花を楽しむことができます。胡蝶蘭は室内でも育てることが可能です。
「お祝いでいただいいた胡蝶蘭が今年も咲きましたよ」など、お祝いを贈ってくれた相手とより関係を深めるきっかけにもなりますね。
このように枯れてしまった胡蝶蘭を、もう一度咲かせるという方法もあるので、園芸に興味がある人におすすめな方法です。
自分で処分する際の方法
胡蝶蘭を自分で処分する場合、捨てるか育てるかどちらかの方法になります。どちらを選ぶにしても、胡蝶蘭は解体しなければなりません。
解体と聞くと、お祝いの胡蝶蘭はサイズが大きく難しそうですが、一人でも簡単にできます。特別な道具も必要ありません。
ここでは自分で処分する際の手順を説明します。
ラッピングや支柱などを取り外す
まずは胡蝶蘭についている飾りから、外していきます。
お祝いで贈られてくる胡蝶蘭の鉢部分は、リボンなどでラッピングされ、花の横には送り主を表すプレートが刺さっているのが一般的です。また、テープなどで支柱と茎が固定されています。
それらの飾りを、カッターやハサミを使用して外しましょう。一人で誰でもできる簡単な作業ですが、刃物を使うことや胡蝶蘭の重量があるので、無理せずおこなってください。
茎を切る
飾りを取り終えたら、根本から4節目ほどのところで、茎を切ります。そして不要になった支柱を抜きましょう。
胡蝶蘭を自分で育てる処分方法を選んだ場合でも、茎は切ってしまって大丈夫です。
まだ咲いている胡蝶蘭の花は、切り花として花瓶にいけたり、花びらを押し花にするのも良いですね。せっかくいただいたお祝いの胡蝶蘭は、最後まで楽しみましょう。
茎は一般的なハサミでも切ることができますが、園芸用のハサミを持っているのであれば、そちらを使用してください。
株を取り出す
解体の最後は、鉢の中から株を取り出す作業です。胡蝶蘭は、鉢にいくつかの株が寄植えされて、3〜5本立ちが多いです。なので鉢のなかにある、株をそれぞれ取り出しましょう。
取り出した全ての株を育てても良いですし、葉を見て元気な株を選ぶと、もう一度咲く可能性が高くなります。
株の他にも鉢の中には、植え込み材と呼ばれる、発泡スチロールや水苔が入っています。鉢の中が空っぽになるように全てを取り出して、解体は終わりです。
パーツごとに分別し、ゴミとして出す
全てを解体したら、自治体や地域のルールで分別して、一般ゴミとして出します。
だいたいのパーツが可燃ゴミになる可能性が高いですが、ゴミ出しのルールは地域によってさまざまなので、きちんと調べてから分別することをおすすめします。特に水苔や鉢植えなどはゴミの出し方が特殊なケースがあるので、注意してください。
育てる場合は株の植え替えなど、環境を整えてあげましょう。
捨てるときはルールを守り分別するといった、環境への配慮が大切です。
まとめ
胡蝶蘭がお祝いに贈られる理由には「幸福が飛んでくる」という、祝福の気持ちを表す花言葉をもっていることがあげられます。
なので胡蝶蘭を処分する場合は、回収してもらったり、育てたりと相手や花のことを思いやった処分方法を検討することをおすすめします。もちろんコストや場所、手間などの都合もあるので、自分にあった処分方法であることも重要です。
ぜひこの記事を、胡蝶蘭の処分に困ったときの参考にしてみてください。