自宅でカンタン胡蝶蘭の押し花の作り方

胡蝶蘭はお祝いなどでよく利用されるお花などで貰ったことがある人も多いのではないでしょうか。

せっかく貰った胡蝶蘭を枯らしてしまうのは勿体ない、思い出として持って置きたいとい人は押し花にしてみるのはいかがでしょうか。

胡蝶蘭の押し花はポイントを押さえて作れば初心者でも作ることができるので、ぜひ1度緒戦してみてはいかがでしょうか。今回は一般的な押し花の作り方を使った方法でご紹介したいと思います。

胡蝶蘭ってどんな花?

胡蝶蘭はラン科の植物で、開店祝いや結婚祝いなどをはじめお祝いの場を華やかにしてくれる花でお祝いとして贈られることが多いです。

見た目が蝶が飛んでいるようなに見えることから連想して「幸福が飛んでくる」という花言葉がつけられています。

温度管理の元で育てられる花なので季節問わず楽しめるのも魅力の1つです。

1度花をつけると適度な管理を行うことで1〜3ヶ月も花を鑑賞できるのも胡蝶蘭の魅力の1つではないでしょうか。

胡蝶蘭の押し花の作り方

用意するもの

①押し花に使用する花

②カッターナイフ

③新聞紙

④半紙

⑤ティッシュペーパー

⑥重石になるもの(分厚めの本など)

STEP①胡蝶蘭を分解する

胡蝶蘭の花びらの根元にぐるっと一周カッターナイフを使い切り込みを入れて花びらを切り離します。

園芸用のハサミでも大丈夫ですが、茎部分が細いのでカッターナイフの方がやりやすいです。

力を入れすぎると花びらの方に歯が当たってしまうので優しくゆっくりと回すようにするのがポイントです。

次に重なっているリップ部分を外し、さらに花びらをパーツごとに分けていきます。

初めて押花を作る時にはできるだけ重なりを少ないようにパーツ分けする方が、水分の抜けが足りなかったなど失敗が少ないので出来るだけ厚みがでないようにしとく方が良いでしょう。

POIT

少し勿体ない気もするかもしれませんが、押花を作るときは咲いてすぐの綺麗なお花を使うようにしましょう。少し日が経ったものを使用すると乾燥した時に綺麗な色にならないことがあります。

また茎と花びらを分解する際傷が付いてしまうと乾燥した時に茶色くなってしまうので気をつけましょう。

STEP②胡蝶蘭を半紙の上におく

まずティッシュペーパーを置き、その上に半紙を置きます。

半紙にはツルツルとした面とザラザラした面があると思いますが、ツルツルとした面がお花に接するように置きましょう。花びら同士が重ならないように注意しながら並べていきます。

全てのお花を並び終えたら最初と同様ツルツルとした面がお花に接するように置きます。

この時半紙がズレたり、並べた花びらがズレないように注意しましょう

そしてティッシュペーパーを重ねます。

POINT

この後新聞紙にくるんでから乾燥するまでの間、花びらを触ることは出来ませんので最初のうちに完成後の花びらの形をイメージして整えながら乗せていくのがポイントです。

またこの半紙に重ねる作業はお花の水分を抜く大事な作業になるので、しっかりと水分を抜けるように花びら同士の間隔を空けて配置してくださいね。

STEP③新聞紙で包んで重石を載せる

先程ティッシュと半紙で包んだ花びらを今度は新聞紙で包みます。

この時押花にする花が多いのであれば、新聞紙→ティッシュペーパー→半紙→お花→半紙→ティッシュペーパーを1セットにして新聞紙を繰り返して乗せるようにしましょう。

新聞紙はさめたら次は上から重石になるような本などを上から置きます。

すると、翌日に1度新聞紙を取り替えると効果的に水分が抜けます

この時半紙など取り替えると花びらがズレたりするので完全に完成するまでは半紙から花びらは外さないようにしてください。

POINT

重石を乗せる方法以外にもタウンページなどを使って両方から挟み込む方法があります。

こうすることで安定して挟み込むことができるので、場所を取らず手軽に移動することが可能です。

STEP④1週間~10日後お花が乾燥したら完成!

新聞紙に包んでからは後は乾燥するまで放置するだけです。

まず1週間程度したら乾燥したか確認してみましょう。半紙の上から触ってみてまだ水分が残っていそうならまた新聞紙を重ねて数日様子をみます。

花びらの厚さや重石の乗せ方によって乾燥するスピードが異なるので、1枚ずつ触りながら確認してから外す方が良いでしょう。

完成していたらピンセットを使い破れないよう丁寧に外していきます。

POINT

完成した花びらは密封できる袋に入れて保管するようにしましょう。

押花は空気に触れたり、直射日光が苦手なので涼しい場所で保管するようにしましょう

また密閉袋の中に乾燥剤を入れるとより良い状態で長く保管することが可能です。

押し花以外の胡蝶蘭のハンドメイド加工方法

ドライフラワー加工

胡蝶蘭を自分でドライフラワーに加工すのは可能ですが少し難しいので少し工夫する必要があります。

ドライフラワー加工するには3種類方法がありますが、今回は1番適していうシリカゲルを使った方法をご紹介します。

シリカゲルはお菓子など乾燥剤にも使用されていて、高い吸水性があります。

胡蝶蘭の綺麗な白色を残したままドライフラワーにでき初心者でも簡単にドライフラワーを作ることができるのでおすすめです。

まず胡蝶蘭が収まるタッパーなど容器を用意し容器の3分の2ほどシリカゲルを入れます。

花びらを置けるように少しくぼみをつけ、そこに花びらを入れます。上からシリカゲルを優しくかけていきます。この時、シリカゲルが花全体に触れるようにいれないと乾燥していない部分が出来るのでしっかりと全体にかけましょう。

蓋をして1週間〜放置して完成です。

乾燥しているようであれば形が崩れないようにそっと出します。

レジン加工

レジンとは樹脂のことを指し、樹脂を使って加工することで様々な物が作れるようになります。

押花やドライフラワーにしてから型にレジンと花を入れてアクセサリーを作ったりすることができます。

また生花に直接塗ることで加工することもできますが、カビやレジンの硬化不良に繋がるので乾燥させたものを使うのがおすすめです。

まとめ

花持ちが良い胡蝶蘭ですが、お祝いや特別な日にもらったお花ならずっと持って置きたいという気持ちもありますよね。

初めてドライフラワーを作るのに胡蝶蘭は適した花とは言い難いですがポイントを押さえて作れば初心者でも作ることが可能ですのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

また胡蝶蘭にも種類や大きさがあるので作りやすそうな花びらを選ぶのもポイントです。