お祝いの品として贈られることの多い胡蝶蘭ですが、貰った後育てることができるのはご存知でしょうか。
胡蝶蘭を育てることは難しいことではありません。しかし、他の植物とは違う特徴をもっているため、胡蝶蘭の特徴をはじめ基本情報を知っておく必要があるでしょう。
そこで今回は胡蝶蘭の基本情報や育てるポイントを紹介していきます。
目次
胡蝶蘭の特徴を知ろう!基本情報とは
園芸分類 | 蘭 | 形態 | 多年草 |
原産地 | 台湾・マレーシア
フィリピンなど |
開花時期 | 不定期 |
耐暑性 | 強い | 耐寒性 | 弱い |
花の色 | 白・ピンク・黄色
紫・リップなど |
育てやすさ | 比較的育てやすい |
胡蝶蘭はラン科植物の一つで、台湾・マレーシア・フィリピン・インドネシアなどの東南アジアの熱帯地域を中心に生息しているお花です。
原産地が熱帯地域ということもあり、寒さに弱く暑さに強い特徴があります。
そのため、日本で育てるには環境作りを徹底させる必要があるでしょう。
基本的な植物は、土に根を張って花を咲かせますが、胡蝶蘭は近くに生えている木に根を巻き付けて生息している植物です。
空気中に晒されている根や葉っぱから水分を自然に吸収することができるので、最低限の水分で花を長期間咲かすことができます。
これらの胡蝶蘭は現地に生息する胡蝶蘭の特徴で、現在多く出まわっている胡蝶蘭は何度もの品種改良を経て、家庭でも簡単に栽培できるようになってきました。
胡蝶蘭の色は白やピンク系が基本でしたが、最近の品種改良で黄色や青など沢山の色が出まわるようになり、プレゼント以外にもカジュアルフラワーとして親しまれています。
特徴を覚えて胡蝶蘭を育てよう!上手に育てる3つのポイント
胡蝶蘭の基本的な特徴を知ることができたら、次は胡蝶蘭を育ててみましょう。
育てるには難しいと思われがちの胡蝶蘭ですが、しっかり特徴を知っておけば3つのポイントを覚えるだけで簡単に育てることができます。
ここでは、その必要な3つのポイントを紹介します。
水やりのタイミング
胡蝶蘭は自分の根や葉から水分を吸収して長期間蓄える特徴があります。
そのため、他の植物のように毎日水をあげる必要はありません。必要以上に水を与えてしまうと、根腐れの大きな原因となり胡蝶蘭を枯らせてしまいます。
目安としては7日~10日に1回水をあげる程度が好ましいです。また、植木材を触って乾いているのが一つの目安になるでしょう。
1回であげるお水の量は、1株コップ1杯ほどです。植木鉢に3株あったらコップ3杯を目安水をあげてください。
置く場所
胡蝶蘭が生息していた熱帯雨林は、直射日光が入りにくい場所です。そのため、胡蝶蘭を置く場所は直射日光が強く当たらない場所が好ましいでしょう。
夏場は50%前後の遮光ネットをかぶせておくことが好ましいです。
冬場は直射日光が当たらず、少し光が入る場所に保管しましょう。
湿度・温度
暖かく湿気の多い場所に生息していた胡蝶蘭を上手に育てるには、それと同等または近い環境で育てる必要があります。
寒さはもちろん極端に暑いのも好ましくないので、1年を通して18℃前後の気温で育てるのを心がけましょう。
春先から夏の終わりまでは、日陰を利用しながら温度調節をしてください。
冬は必ず室内で湿度を保ちながら管理しましょう。
乾燥は胡蝶蘭の最大の敵です。必ず加湿器などを使用してください。
胡蝶蘭には素敵な花言葉がある!その特徴とは
沢山のお花に花言葉があるように、胡蝶蘭にも素敵な花言葉が存在します。
胡蝶蘭がもつ花言葉の特徴は、縁起が良いことです。
「幸福が飛んでくる」という素敵な花言葉が特徴の胡蝶蘭は、こういった意味があることから贈り花として古くから親しまれているともいわれています。
花言葉の由来は、胡蝶蘭のお花を蝶々に見立てて「幸せがひらひらと舞い込む姿」に似ていることから付けられました。
この花言葉は胡蝶蘭全体に付いているもので、色ごとにも意味が異なります。
色ごとの花言葉は以下の通りです。
- 白 ・・・清純
- ピンク・・・あなたを愛します
- 青 ・・・尊敬
色ごとに全く違う花言葉がありますね。
この花言葉を頭に入れておくと、シーン別により適した胡蝶蘭が贈ることができます。
紫や黄色、リップなどの胡蝶蘭に特別花言葉はありませんが、黄色などは父の日にも適しているので、花言葉関係なく贈り物にぴったりですね。
まとめ
胡蝶蘭は生息地域に大きな特徴があることがわかりました。
他の植物とは少しし育て方が変わるお花ですが、特徴をしっかり捉えることで誰でも簡単に育てることができます。
特徴をしっかりと理解して素敵な胡蝶蘭を育てましょう。