周年記念に贈られることが非常に多い胡蝶蘭。
そもそも胡蝶蘭はいろいろな行事に贈られる人気なお花であり、日本でも昔から親しまれてきました。
周年記念とは、会社や飲食店の創立・設立を記念して祝う行事です。
一般的には奇数の年数や、10・20など大きな節目に盛大に行われます。こういった周年記念に贈られるお花は「周年祝い」として贈られるようです。
周年祝いに贈る胡蝶蘭はどんなものが良いのでしょうか。選ばれる理由や相場、マナーなどを解説していきます。
目次
周年記念に胡蝶蘭が選ばれる理由とは?
周年記念に胡蝶蘭が選ばれる理由は大きくわけると3つあります。
どんな理由のなのか、ここでは3つの理由を詳しく見ていきましょう。
見た目が豪華
胡蝶蘭は、大きな花がいくつも連なっていることから、見た目が華やかで会場を豪華に演出する効果があります。
そもそも、周年記念はとてもおめでたい行事なので、華やかな雰囲気作りが必須です。
そのことから胡蝶蘭が選ばれるようになりました。
胡蝶蘭の魅力は豪華さだけではありません。胡蝶蘭は豪華さの中にも「品」が存在します。
つまり、優雅で可憐な胡蝶蘭は周年記念にぴったりということです。
花言葉が最適
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という素敵な花言葉が存在します。
この花言葉は、胡蝶蘭の花が蝶に見えて幸せを運んでくる姿に似ている、ということから付けられた花言葉です。他にも「愛情」「繁栄」という意味があります。
今までの成績をたたえると共に、これからの会社の発展を祈るメッセージが、胡蝶蘭に込められていることから、周年記念に相応しいお花であることがわかりますね。
胡蝶蘭の性質が合う
周年記念などは多くの人が集まることから、万人受けするようなお花が好ましいです。
例えば・・・
- 花粉が少ない
- 香りが弱い
といったことです。
花の花粉は、風や人が当たっただけでも舞ってしまいますし、衣類や食事に入る可能性があります。また、花粉症の人も多くお祝いの席に参列することを考えると、なるべく花粉の少ないお花が好ましいといえます。
さらに、お花の強い香りは会場や飲食店の空気を妨害する可能性があるため、強い香りのあるお花は相応しくありません。
一方で、胡蝶蘭の性質は花粉が少なく香りも強くありません。さらに、花びらが落ちることもないので、沢山人の集まる場所に相応しいお花といえるでしょう。
贈る側も安心できるので、周年祝いとして好んで選ばれます。
胡蝶蘭を周年記念に贈ろう!相場はどのくらい?
周年記念に贈られるお花の相場は、贈る相手との関係性で変わってきます。
お祝いで贈る胡蝶蘭が相場より低いと、相手との今後の付き合い方に支障が出る可能性がありますし、高すぎると相手に変な気を使わせてしまう可能性があります。
そのため、きちんと相場を知っておくひつようがあるでしょう。
周年祝いの相場は以下の通りです。
個人で贈る場合 | 10,000円~20,000円 |
複数人から贈る場合 | 20,000円~30,000円 |
会社で贈る場合 | 10,000円~50,000円 |
個人で贈る場合は、大輪3本立てのシンプルな胡蝶蘭がおすすめです。一般的な胡蝶蘭であれば、平均して15,000円ほどで立派なものを買うことができるでしょう。
仲が良い相手であれば、10,000円を多少切っても問題はありません。その場合、贈り先の相手と相談することが好ましいです。
友人・知人などでお金を出し合って胡蝶蘭を贈る場合は、20,000円以上の胡蝶蘭が多く選ばれます。仲間と予算を相談して1人当たりが出す金額で胡蝶蘭を決めると良いでしょう。
会社と会社でのやり取りがある場合、最低でも10,000円以上の胡蝶蘭を贈るのがマナーです。
会社同士のやり取りがあまりない場合は10,000円以上のものを、関係が親密であるほど大きくて立派な胡蝶蘭を贈ると会社の顔が立ちます。
大輪5本立ての胡蝶蘭がおすすめですよ。
胡蝶蘭を周年記念に贈るときの注意点とは
周年祝いで胡蝶蘭を贈る場合、普通に贈るとマナー違反になってしまう場合があります。
相手に失礼なく贈る場合は、大きくわけて3つの注意点に気を付ける必要があるでしょう。
3つの注意点とはどんな内容なのでしょうか。詳しく解説します。
贈るタイミング
周年記念にお花を贈る場合、早くても前日遅くても式の始まる2時間前までが好ましいです。もっと詳しく説明すると、周年記念式典を大きな会場で行う前には約2時間前、式典を行わない場合は前日が良いとされています。
しかし受け取る相手の都合が大前提です。事前に、贈る日ひち・時間・会場を相談して、確実に相手の迷惑にならないときを相談して贈るのが、もっとも相応しい贈り方です。
また、当日の天気や交通状況によって運搬時間が異なってしまうことも考えられます。
当日ギリギリに到着予定でお願すると、式典に遅れてしまう可能性があるので、最低でも必ず式典の始まる2時間には到着するようにしましょう。
色に気を付ける
周年記念で胡蝶蘭を贈る場合には「色」に気を付ける必要があります。
注意しなければいけない色は「赤」です。お祝い系に相応しいとされる赤ですが「赤字経営」「火事」を連想させるため、企業・飲食店に贈るのは相応しくありません。
白やピンク・リップの胡蝶蘭は問題ないので、そういったお花を選びましょう。
立て札は必ず付ける
周年記念で贈る周年祝いのお花には、立て札を必ず付けるのがマナーです。
立て札にはどの胡蝶蘭が誰から贈られたか示す役割があります。
周年記念は多くの人から花が届けられるため、立て札がないと誰が贈った花かわからなくなってしまいます。
また、同じような花が贈られることになるので、立て札がないと自分たちが出したお花が本当に届いているか心配になりますよね。
こういった理由から、胡蝶蘭を贈る際には立て札が必須となります。
まとめ
周年記念で贈ることのできる胡蝶蘭はさまざまです。
会社同士のやり取りが多くなると思うので、なるべく品質を重視して購入することをおすすめします。
また、胡蝶蘭の購入はネット通販がおすすめです。ネット通販であれば、胡蝶蘭を買いに行く手間も省けますし、なにより注文を受けてから専門の農家から取り寄せて送ってもらえるので、高品質な胡蝶蘭が届くことが多いでしょう。
通販サイトによっては前日・即日注文を可能にしているサイトもあります。
自分たちが贈る状況に合わせてお店を選びましょう。