年末になると喪中はがきの準備に取り掛かる人も多いと思いますが、喪中はがきに必ずと言っていいほど描かれているのが、胡蝶蘭ですよね。
なぜ喪中はがきには胡蝶蘭が描かれていることが多いのか、謎を解明していきましょう。
目次
胡蝶蘭ってどんな花?
そもそも胡蝶蘭とはどのような花なのでしょうか。胡蝶蘭の原産は東南アジアだといわれており、ラン科植物の中でもかなり長持ちする花だといわれており、2-3か月は持ちます。葉っぱの中に水分や養分をため込むことのできる花なので、長く楽しむことのできるイベントには人気の花です。
開店祝いにもお悔やみの時にも使われる花の一種で、とても長持ちするので、大体一般的に1万円前後、大きなものですと5万円以上するものもあるといわれている、高級な花だといえます。
色も様々なものがあり、一番オーソドックスな白、またはピンク、紫などがあります。
また香りもほのかに香り花粉が落ちにくいことから受け取った人の手間がかからない花ということも贈答品として人気な理由となっています。
しかし胡蝶蘭の花を贈るときには様々なマナーが存在しており、お悔やみの時には必ず白を使用します。
またお祝い事に使用する際も、奇数本にしないことや、火事を連想させる赤いものとは一緒にラッピングしない、メッセージは必ず添えてお送りする、などほかの花には存在しない様々なルールがあるとされている特殊な花です。
はがきの種類は3種類!喪中はがきに適したものはどれ?
喪中はがきでよく見かけるのは胡蝶蘭ですが、そのほかにもどのような花が描かれていることがあるのでしょうか。
胡蝶蘭は花言葉で「清純」「純粋」という意味合いがあります、山桜の花言葉は、「純潔」、ヤマユリの花言葉は、「純潔」や「飾らない愛」という意味があります。
どの花の花言葉もまっさらな穢れのないといったような意味合いのものばかりです。また、どれも白い花で、派手な色合いではなくでも存在感のあるお花ですよね。
派手さのない落ち着いたものが喪中はがきに適しているということが言えます。
どの花もお悔やみに適しているとても上品は花の種類ではありますが、その中でももっとも胡蝶蘭が適している理由は何でしょうか。
胡蝶蘭が喪中はがきに適している理由
胡蝶蘭が喪中はがきに適している理由は、そもそも胡蝶蘭自体が贈答品として受け取るときに水をあげたり、育てるうえで手間のかからない、かつ存在感のある花ということで使われるようになりました。
また胡蝶蘭は他の花と比べて、冠婚葬祭にしようされている最もメジャーな花と昔から言われているので、冠婚葬祭な様々なマナーを気にする方でも一番ベーシックな柄です。
また、胡蝶蘭の中でも様々な色合いの胡蝶蘭の喪中はがきを送られることもありますが、一番適しているのは白だといえます。
実際お葬式などでは、色のある胡蝶蘭は飾ることはありませんし、迷ったら白の胡蝶蘭の描かれている、なるべくシンプルなものを選ぶことをおすすめします。
胡蝶蘭の喪中はがきを贈るときのマナー
胡蝶蘭の喪中はがきを送るときのマナーは他の喪中はがきと変わりはありません。
もともと胡蝶蘭の花は寒中見舞いの花として使われていることが多かったので、その名残で胡蝶蘭の花を喪中はがきに使われているといわれています。一般的な喪中はがきの送り方は、年賀状印刷と同じ要領で行っていきます。
一般的な年賀状は今様々な種類のものや、オリジナリティあふれるものが多く販売されていますが、喪中はがきは目立たせるのではなく、品のあるものを選ぶことがよいでしょう。
特に年配の方に送られる方は、花の種類や用途について詳しく知っている方も多いので、マナー通りのものを選ぶことをおすすめします。
まずインターネットや写真屋さん、ショッピングモールなどで受け付けている喪中はがきの申し込みをします。
その時に住所の登録をする場合にはその時前に準備をしておきます。
文面はオリジナルで考えるのではなく、あらかじめ定型文があるので、そこには亡くなった方のお名前や亡くなったお日にちを記載するものがあります。
最近では亡くなった方や日にちをあえて伏せる文面のものもありますので、急ぎで必要な場合はそれを使用すれば簡単に喪中はがきを作成することができます。
郵便へ出すタイミングは、ほかの方たちが年賀状の作成に取り掛かる前なので、11月後半までには郵便ポストに入れなくてはなりません。
12月に入るとすでに作成が済んでいる方たちもでてくるので、そうなるとはがきが無駄になってしまうため、喪中はがきを送るタイミングには十分に注意しましょう。
まとめ
意外と何気なく送られてきたり、作成をしている胡蝶蘭の喪中はがきですが様々な意味合いがあったのです。次回から喪中はがきを作成する際や、送られてきたときの印象が変わるのではないでしょうか。
喪中はがきにも様々な思いが込められておりますので、ぜひその意味を感じ取って受け取ってみる、もしくは送ってみてください。