豪華な見た目でエレガントな印象を与える胡蝶蘭は、誕生日や開店祝いなど、幅広いお祝いシーンで贈られています。そんな胡蝶蘭ですが、誕生花として特定の日に贈ると、より一層特別な意味を込められるでしょう。
本記事では、胡蝶蘭はいつの誕生花なのか、色によってどんな花言葉があるのかなどを解説します。
目次
そもそも誕生花とは
誕生花とは、生まれた日にちなんだ花のことであり、幸福や繁栄を祈る意味が込められています。誕生花の起源には諸説ありますが、一説には古代ローマ時代にまで遡るとされています。
当時の人々は誕生日を神聖な日と考え、それぞれの月に守護神を定めていました。その守護神と花を結び合わせたのが誕生花の起源として有力です。
誕生花の習慣が日本に伝わったのは第二次世界大戦後といわれており、古来より旬を大切にしている日本の思想がローマの人々との考えと合ったため、徐々に流行していったとされています。
誕生花は国によって異なる
誕生花は国や地域によって異なり、必ずしも統一されているわけではありません。誕生花には古くから伝わるものや、比較的最近になって定められたものなど、さまざまな種類があります。
日本では季節感を重視し、その時期に咲く花が誕生花として選ばれることが多い一方で、海外では縁起の良い花や歴史にちなんだ花が選ばれています。
また、誕生花は365日のどれか1日だけに割り当てられているわけではなく、同じ日に複数の花が誕生花とされていたり同じ名前の花が違う日の誕生花になっていることもあります。
誕生花は日本をはじめ、国や地域によって異なるため、誕生花を贈る際はその国の文化や習慣を考慮した上で選ぶと良いでしょう。
胡蝶蘭は1月17日の誕生花
国や地域によって異なりますが、日本において胡蝶蘭は1月17日の誕生花です。1月17日生まれの方へ贈る花ギフトとして、豪華で清楚な印象がある胡蝶蘭を選べば喜んでもらえます。
なお、1月17日には胡蝶蘭以外にも、シンビジウムやマーガレットなども誕生花とされています。相手の好みやイメージに合わせて花を選べば、より相手にマッチした花ギフトに仕上がるでしょう。
その他にも誕生花といわれる日がある
胡蝶蘭は1月17日の誕生花ですが、その他にも誕生花とされている日があります。胡蝶蘭が1月17日以外に誕生花とされている日は以下の通りです。
月 | 日 |
1月 | 6日、15日、17日、18日 |
2月 | 17日 |
3月 | 2日 |
5月 | 19日 |
10月 | 17日 |
11月 | 15日 |
12月 | 3日、30日 |
誕生花は、サイトによっては異なる日付が紹介されていることもあります。その理由としては、胡蝶蘭の品種の多さや開花時期、サイトによって異なる情報が掲載されていることなどが考えられます。
胡蝶蘭は贈り物として人気があり、誕生日に限らず、開店祝いや就任祝い、結婚祝い、長寿祝いなどさまざまなお祝いシーンで選ばれる植物です。1月17日生まれの方だけでなく、大切な方への贈り物として胡蝶蘭を検討してみてはいかがでしょうか。
誕生花としてふさわしい胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭の花言葉は全体の花言葉とは別で、色によっても花言葉を持っています。ここでは、胡蝶蘭が持つ花言葉について詳しく紹介します。
全体の花言葉
胡蝶蘭の全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「あなたを愛しています」「尊敬」「清純」「発展」などです。
胡蝶蘭の花言葉には、幸福や喜びをイメージさせるものから尊敬や賞賛を表すものまで、さまざまな意味が込められています。贈り物として人気の高い胡蝶蘭だからこそ、贈る相手へのメッセージとして花言葉を意識してみましょう。
胡蝶蘭が持つ花言葉は、胡蝶蘭の華やかさや気品、蝶が舞うような優美な姿から連想されたものといわれています。胡蝶蘭はお祝いや記念日の贈り物としてだけでなく、日頃の感謝の気持ちを伝えるプレゼントとしても最適です。
色別の葉言葉
胡蝶蘭は色ごとにそれぞれ花言葉があり、贈る相手にぴったりの花言葉を選ぶことが可能です。代表的な胡蝶蘭の色とその花言葉は以下の通りです。
- 白色:清純、純潔
- 青色:愛、尊敬、誠実
- 黄色:活発、進出、商売繁盛
- ピンク色:あなたを愛しています
白色の胡蝶蘭の「清純」「純潔」という花言葉は、純白で清潔さを感じられる胡蝶蘭の花の色から連想されてつけられたといわれています。何色にも染まっていない清らかな雰囲気があるため、結婚や出産などのお祝いシーンに最適です。
青色の胡蝶蘭は近年盛んに行われている品種改良によって誕生した種類です。比較的新しい色合いであり、「尊敬」や「誠実」といった花言葉がつけられました。
黄色の胡蝶蘭は「活発」や「進出」などの花言葉を持っており、活動的な印象を与える意味合いが多いです。黄色はビタミンカラーと呼ばれる色であり、前向きな気持ちになれることからこの花言葉がつけられたのかもしれません。
ピンクの胡蝶蘭の「あなたを愛します」という花言葉は、恋愛や愛情を連想させる色合いであることからつけられたといわれています。恋人やパートナーへのプレゼントとして選べば、普段口にできないような愛する気持ちを表現できるでしょう。
胡蝶蘭は色によって花言葉が異なるため、贈るシーンや相手に合わせて色を選ぶことで、より気持ちが伝わるプレゼントになります。胡蝶蘭の色別の花言葉を参考に、特別な日に大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
誕生日の花ギフトとして胡蝶蘭が選ばれる理由
胡蝶蘭は、素敵な花言葉を複数持っていることから高い人気を集めていますが、それ以外にも胡蝶蘭が選ばれている理由が存在します。
最後に、誕生日の花ギフトとして胡蝶蘭が選ばれる理由を2つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
豪華な見た目でお祝いムードを盛り上げる
胡蝶蘭は、華やかな見た目からお祝いムードを盛り上げるのに最適な花です。大きな花びらが幾重にも重なり優美な曲線を描く姿は、まさに「花の女王」と呼ぶにふさわしい風格を備えています。
また、胡蝶蘭には純白やピンク色、黄色など、さまざまな色のバリエーションがあり、お祝いのシーンに合わせて最適な一つを選べるのも利点の一つです。
胡蝶蘭は鉢植えで贈られることが一般的であり、花束と比べて場所を取らず飾る場所を選ばないというメリットもあります。お祝いの席で贈られた胡蝶蘭は、その後も自宅などに飾ることができ、お祝いの喜びを長く楽しむことが可能です。
手入れ次第では長期間楽しめる
胡蝶蘭は適切な手入れを行えば、2~3ヶ月程度花を楽しむことが可能です。美しい花を長く鑑賞できることは、贈り物として大きな魅力です。
胡蝶蘭の寿命は適切な環境と手入れによって大きく左右されます。できるだけ長持ちさせたい場合は温度を20℃前後に保ち、湿度を40%以上をキープすると良いでしょう。
また、胡蝶蘭は寒さや乾燥に弱いため、冬場は注意が必要です。エアコンの風や直射日光が直接当たらない場所に置き、胡蝶蘭にとって快適な環境を保つことが大切です。
まとめ
胡蝶蘭は豪華な見た目と多彩な花言葉で、誕生日をはじめとしたお祝いシーンに最適な贈り物です。日本では1月17日の誕生花とされていますが、その他の日にも誕生花とされることがあります。
胡蝶蘭全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「あなたを愛しています」などであり、色別では「清純」や「あなたを愛しています」といった花言葉があります。さまざまな色合いが存在するため、贈る相手やシーンに合わせて選べばよりお祝いの気持ちが伝わる花ギフトになるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、豪華な見た目と素敵な花言葉が魅力な胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。