胡蝶蘭が枯れた!その原因や上手に育てる方法とは?

お祝い事などで多くもらうことのある胡蝶蘭ですが、一生懸命育てていっても枯れてしまうことがあります。

大切に育ててきたのに枯れてしまうと、とても悲しい気持ちになりますよね。

胡蝶蘭が枯れてしまう原因はどこにあるのでしょうか。

今回は、胡蝶蘭が枯れてしまう原因と対処法をまとめていきたいと思います。

きちんとした対処法を得ることで今弱りかけている胡蝶蘭を守ることができるかもしれません。

水のあたえすぎ

胡蝶蘭が枯れてしまう原因として一番多いのが「根腐れ」という症状です。

根腐れは水の与えすぎが原因とされていて、胡蝶蘭を大切にしようと思うあまり水を上げすぎてしまったりしていませんか?

胡蝶蘭は基本的にあんまり水のいらない植物です。

季節や胡蝶蘭の大きさもあるので決まりです!とは言えませんが、大体胡蝶蘭の水やりは10日に1度ほどで、植木材である水苔やバークが乾いていたら水を与えるとされています。

元々胡蝶蘭は根を露出させて生息をしていたため、根っこが必要以上に湿ることを嫌います。

必要以上の湿気が胡蝶蘭の根を腐らせる原因になり、胡蝶蘭をダメにしてしまいます。

また、水をあんまり与えてないのに根腐れが飽きてしまった場合に考えられるのは、胡蝶蘭をもらったままでラッピング材を付けたままや、水を上げた後の受皿にたまった水をそのままにしておくと。

両方とも胡蝶蘭の湿気の逃げ場所をなくしているので根っこに大きなダメージを与えます。

根腐れした胡蝶蘭の対処法

一番の対処方法は鉢を植え替えることです。

茎がしっかりと残っているのであれば、根が腐ってしまっても復活する見込みがあります。

完全に復活するとは言えませんが、胡蝶蘭の生命力を信じて植え替えてあげましょう。

植え替える際の肥料などは必要ありません。

また、腐った根を切る場合は病気の感染を防ぐためにハサミをよく消毒してから使うようにしましょう。

植え替えた後は水を上げたい気持ちをぐっと抑えて様子を見てください。

部屋の温度設定

胡蝶蘭は元々、東南アジアの暖かい地域に生息をしていました。

ですので、普段胡蝶蘭をお世話する部屋の温度は20度前後が好ましいとされています。

暖かい地域の植物なので寒さにはとても弱いです。

15度以下の場所に放置をすると胡蝶蘭は危険と判断し、胡蝶蘭自身の成長を止めてしまいます。

更に10度以下の場所に放置をすると葉が落ちてかれてしまうのです。

胡蝶蘭を寒い場所に置いておくことはとても危険なことで、特に冬場に外に置いておくことは絶対に避けましょう。

寒い場所に置いてしまったときの対処方法

もう枯れてしまった場合は残念ですが元には戻りません。

対処方法というよりは予防方法になりますが、20度前後の風通しの良い場所に置いてあげると胡蝶蘭はまず枯れることがないでしょう。夜は15度以下になる場所は避けて様子を見てください。

エアコンの風やカーテン、直射日光の当たる場所もNGです。

環境を整えて管理してあげることによってお花がしおれたり、胡蝶蘭自体が枯れたりすることを防げます。

葉っぱが病気になる

胡蝶蘭の異変は、葉っぱに出ます。

直射日光で葉やけを起こし、傷ついた場所から菌が入ることがあります。

葉やけをした場合はその場所の色が大きく変わります。

対処は早めに日陰に移してあげることです。

一度葉やけをするともとには戻りませんが、日陰に置くことで胡蝶蘭が元気になることがあります。

軟腐病

葉にできた傷から菌が入って起こる病気です。

胡蝶蘭の葉っぱがプニプニするのが特徴で、ひどいととっても臭い匂いを放つ場合があります。

傷口を作らなければ病気にかかることはありませんが、人が気を付けていても虫などが傷をつける場合があります。

一度軟腐病にかかってしまうと植物は全滅してしまう可能性があります。

もしも、軟腐病を見つけた場合はほかの胡蝶蘭に移さないようにする必要があり、プニプニした部分に入っている水がほかの胡蝶蘭にかかることで軟腐病は移るので、早めに切り落とすことが大切です。

病気にかかってしまった時の対処方

しっかりと手や使う道具を洗い消毒をしてください。

プニプニしている部分から大き目にハサミで切って、切り口をキッチンハイターなどで消毒をしてあげてください。

早めにこの対処を行えば他の胡蝶蘭に移る可能性は低くなり枯らさずにすむでしょう。

まとめ

胡蝶蘭をしっかりと観察をすることで、急な枯れを防ぐことができるかもしれません。

  • 水は上げすぎてないか
  • 気温は適しているか
  • 葉の様子はおかしくないか

この3つに重点を置くことで、胡蝶蘭が上手に育つ確率があがります。

今一度自分の育て方を確認して、胡蝶蘭がなぜ枯れたのか原因を追究していき残りの胡蝶蘭を上手に育てていってくださいね。

そして、枯れてしまったからとそのまま捨てないでください。

胡蝶蘭の茎がしっかりしている場合はもう一度胡蝶蘭がお花を咲かせてくれる場合があります。

根気よく胡蝶蘭と向き合うことが大切です。頑張ってみてくださいね♪