あらゆるシーンで贈り物として活躍する胡蝶蘭ですが、ただ単に胡蝶蘭を贈るだけでは味気ないと感じる人もいるでしょう。
胡蝶蘭を贈る人の気持ちをちゃんと伝えるためには立札やメッセージカードを使いたいところです。
そこで今回は贈る人の気持ちを伝える手段である、立札とメッセージカードのメリットと注意点についてまとめました。
目次
贈る人の気持ちを伝えやすいのは立札よりもメッセージカード
胡蝶蘭を贈るときに贈る人の気持ちをより伝えるために便利な立札とメッセージカード。立札に関しては特別な理由がない限り、胡蝶蘭とセットでつけるのが基本となっています。
メッセージカードに関しては胡蝶蘭と一緒に贈りたい人は贈る、贈らなくてもいい人は贈らなくても問題ありません。(※メッセージカードを用意していない店舗もあります)
立札は胡蝶蘭を贈るときに基本セットなのに対し、メッセージカードは贈るのも自由なので、やはり贈ってあげることで贈る人の気持ちを伝えやすいのは立札よりもメッセージカードと言えるでしょう。
とくに立札は欲張って文字数を増やしてしまうと見栄えが悪くなってしまいます。また文言もパターン化されていることが多いです。
ちなみに胡蝶蘭を贈るときの立札に書く文言は下記のようなパターンがあります。
<開店祝い・開業祝い>
・祝 御開店 ・祝 御開業 ・祝 リニューアルオープン ・祝 新装開店 ・開店おめでとう
<就任祝い>
・祝 就任 ・祝 御就任 ・祝 御昇進 ・祝ご就任おめでとう ・ご就任おめでとうござます
<結婚祝い>
・祝 結婚 ・祝 ご結婚 ・結婚御祝 ・祝 結婚○周年 ・結婚おめでとう
<退職祝い>
・祝 退職 ・祝 ご退職 ・祝 勇退 ・退職御祝 ・感謝
<供花・法要花>
・供 ・御祝 ・供 ○周忌
立札に書く文言といえば、主にビジネスシーンで活用する硬い言葉をイメージしている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。それぞれの文言を見てわかるように、硬い言葉だけでなく、くだけた言い方をしているものもたくさんあります。
(開店おめでとう・祝ご就任おめでとうなど)
会社の代表として胡蝶蘭を贈る場合などは硬い言葉を選ぶのが無難ですが、付き合いが長い会社や普段から親しくしている友人などの場合はくだけた言い方をすることで、より贈る人の気持ちを伝えやすいです。
もちろん立札でもオリジナルの文言を考えて記載してもいいのですが、基本的にビジネスシーンではオリジナルの文言は使用せず、お店側が用意している文言を使用したほうがいいでしょう。
このように立札は自由度が低く、贈る人の気持ちをより伝えるための手段はメッセージカードのほうがいいです。
メッセージカードの制限は約100文字
「メッセージカードなら自分の気持ちを思う存分、伝えられるんですね!」
立札に比べ、メッセージカードのほうが自由度が高いのは事実です。また、ほとんどの販売店が無料でメッセージカードをつけることができるため、積極的に活用したいところですね。
しかし、自由度が高いように見えるメッセージカードにもいくつか制限があります。それは文字数です。
「自分の気持ちを伝えるのだから、文字数は気にしなくても大丈夫なんじゃない?」
このように考える人もいるかもしれませんが、文字数を制限するのにはちゃんと理由があります。
まずメッセージカードというのは基本的にサイズが決まっており、主に「名刺サイズ」と「ハガキサイズ」を採用している店舗が多いです。
名刺サイズやハガキサイズのように、小さい紙にあまりにも文字をたくさん埋めてしまうと、余白がなくなり、見た目が非常に悪くなってしまいます。
自由度が高いメッセージカードですが、”文章はなるべく簡潔にまとめ、多くても100文字以内”にするのがいいでしょう。
また自由度が高いからといって、マナーがないわけではありません。とくに目上の人にメッセージカードを添えるときは言葉遣いに注意して文章を考えましょう。
どんなに気持ちを込めた文章でも、相手に失礼があってしまっては台無しです。
メッセージカードを積極的に使い、自分の気持ちを相手に伝えよう!
<立札>
・最低限のマナーがある
・文言がパターン化されている
・お店側でレイアウトが用意されている
・文字数が多いのは基本NG。簡潔された文字数が良い
<メッセージカード>
・立札よりも文章の自由度が高い
・メッセージカードは名刺サイズかハガキサイズが主流
・文字が多すぎるのはNG。多くても100文字以内にするのが理想
・目上の人に書く場合など、最低限のマナーを守らなければいけないこともある
胡蝶蘭を贈る人の気持ちをより伝えるためにもメッセージカードをどんどん活用しましょう! ただし、メッセージカードを取り扱っていない店舗もあるので、注意してくださいね。
まとめ
胡蝶蘭に自分の気持ちを乗せて伝える方法は、メッセージカードや立って札などいろんなものがあります。
その中でも、自分の気持ちを伝えるには、メッセージカードがおすすめ。
いつもは言えないような言葉も、メッセージカードに乗せて伝えちゃいましょう!その場合は、あまり長くなりすぎないように100文字以内に収まるように気を付けてくださいね。
「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」
といった花言葉とともに、自分だけの気持ちも胡蝶蘭に乗せて伝えてみてはいかがでしょうか。