胡蝶蘭に大切な水やりの仕方

実は胡蝶蘭は他の花とは違って、よくお世話をする人ほど答えてくれないお花になっているようです。枯らしてしまったり花が咲かなかったりするのはなぜなのでしょう。

普通の花とは違う部分を見て、胡蝶蘭にあった水やりの仕方を見ていきたいと思います。

花が咲いた胡蝶蘭を長く咲かすには水やりの仕方にあった?

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胡蝶蘭の花にはそんなに頻繁に水やりをしなくても、育ってくれるところに特徴があります。

というのも、胡蝶蘭が植えられている土は、他のものよりも保水性が良いものが多く、根っこからも必要最低限しか吸いません。

他の植物は、一日一回から、三日に一回水やりをするという習慣のところ、胡蝶蘭は1週間ほど間をあけて水やりをして丁度良いくらいなのです。

水をやらないことによって枯れることより、水をあげすぎて根が腐ってしまい枯れることが多いのが胡蝶蘭の特徴です。

もともと胡蝶蘭は、東南アジアなどの熱帯地方の乾季と雨季に分かれている地域で生まれているので、雨季の時には栄養を貯めようとメリハリをもって成長しています。

花が咲いている時期は、乾季の時期から雨季に変わるあたりです。

雨がたくさん降る雨季の時に栄養をたくさん取り、葉を成長させます。乾季から雨季に変わるところで花芽を出し花を咲かせていきます。

花が咲いている時期にあまり水やりはしないほうが、花が長く持ちます。

胡蝶蘭は、花の持ちがよく、1か月から長くて3ヶ月ほど持ちます。

折角花が咲いているのにあまり多くの水をやってしまうと、胡蝶蘭は雨季と勘違いをしてしまい、葉を成長させようとして、花を咲かすのを終わらせてしまう可能性があります。

1週間から10日に一回、常温の水をたっぷりあげてあげましょう。

花の状態や、土の乾き具合で水やりの頻度は変わってきますが、触ってみて少し乾いたと思うところで水をやってあげるようにします。

霧吹きのタイミングっていつやればいいの?

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胡蝶蘭には葉水をやってあげることが喜びます。しかし、水やりもしていて、どのタイミングで霧吹きをかけてあげればいいのか分からなくなりますよね。

最適な霧吹きの時間帯は、日中より朝に行うと良いとされています。

胡蝶蘭は、根っこも他の植物と違って実は木に自生し外に出ていて、空気が好きな植物であると同時に湿気があまり得意ではありません。根から養分を吸い上げる力は他の植物より少ないとされています。

葉っぱも他の植物と違って、昼間に栄養となる二酸化炭素を吸うのではなく、夜に吸うとされています。

その時一緒に水分も葉っぱから吸います。

葉水は大切なので、コツを覚えておきましょう。

霧吹きに最適な時間は、季節によっても変わってきます。

夏場は、夕方あたりに葉に霧吹きで水をかけてあげます。夏は暑くなりやすいので、葉水をすることで上がってしまった温度を下げてくれる効果もあります。

冬は乾燥をしやすい時期です。朝の10時までに葉水してあげます。

一日に何回か霧吹きをして葉っぱに水分をあげてあげます。

表面と裏側にもしっかりとかけてあげます。葉の裏側のほうが、水分を吸収しやすくなっています。このときに滴り落ちるほどの水は必要ありません。もし多くあげてしまったらティッシュで優しくふき取ってあげてくださいね。

葉っぱはほこりがつきやすくなっていますので、葉水を定期的にしてほこりもよけちゃいましょう。濡れたティッシュで表面を吹いても大丈夫です。

花が咲いているときに葉水をするときは、花に水がかからないように注意してあげます。

葉水をすると、水が苦手なハダニを予防してくれる効果もあります。

特に冬場は乾燥しやすいので、葉水をするようにしてあげます。しかし今は夏場でもエアコンをつけている場合があります。エアコンは乾燥しますので、夏場もしっかりと葉水をするようにして、胡蝶蘭を健康に保つようにします。

少し離れたところに加湿器を置くのも有効です。

このときに注意したいのは、あまり近づけすぎないようにすることです。

必要な水分を調節できなくなって枯れてしまうこともあります。

部屋の湿度を70%ほどに保つと、胡蝶蘭にとってとても快適な湿度になります。

ラッピングは水やりの敵??ラッピングしたまま花が咲いている状態を楽しみたい!そんなときは?

水やりの基本は、乾燥気味にしてあげることが大切です。

また、湿度を70%に保つことによって、根っこから水分が足りなくても葉っぱから必要な水分を吸いますので、長持ちするようになります。

また、ミズゴケやバークが乾燥気味になってきたら水をたっぷりとあげることが大切です。

根っこは少し乾燥気味のほうが、環境的に枯れにくいようです。

たっぷりとあげた水は、受け皿にすぐに溜まりますので、受け皿の水はすぐに捨ててあげることも大切です。

その水があることで中の空気が循環できないばかりか、余計な湿気が残ってしまいます。胡蝶蘭にとってもっとも多い病気である根腐れをおこしやすくなってしまいますので、受け皿の水はすぐに捨ててあげましょう。

また、貰った胡蝶蘭でラッピングなどが施されている場合、湿気がたまりやすくなり枯れやすくなってしまいます。

すぐにラッピングを外してしまうのがいいです。しかし、どうしてもラッピングをそのまま飾りたいという方は、ラッ

ピングの底の部分をくりぬいて水がはけるようにしておくと、そのままラッピングをしているよりは管理がしやすくなります。

しかし、ラッピングが施されたままだと湿気がたまりやすいので、水やりや葉水をする際は十分気を付けてくださいね。

胡蝶蘭に大切な水やりの仕方のまとめ

胡蝶蘭は水やりだけでなく、葉っぱにも水やりをすることも、病気や虫を予防するためにも大切なことが分かりました。

胡蝶蘭は、放っておいても自分で空気の中の水分を吸収して生きていこうとしてくれているんですね。

胡蝶蘭にとって快適な環境を提供してあげることが一番です。

胡蝶蘭のことを知って胡蝶蘭にとって最適な環境を水やりをして、何度も綺麗なお花を咲かせたいですね。