ギフトフラワーとしても人気の胡蝶蘭ですが、花を贈る際に数が重要となり、それは胡蝶蘭も同じです。胡蝶蘭の数え方には一輪、一束、一株など、さまざまな数え方があります。
胡蝶蘭を贈る前に、何をもって数え方が変わるのか、ギフト用の胡蝶蘭を選ぶ際にはどの単位に気をつけて選ぶべきかを覚えてから、ギフト用の胡蝶蘭を購入するほうが良いでしょう。
目次
胡蝶蘭の数え方の単位
一輪
一輪は咲く花の数を指す数え方です。
胡蝶蘭はバラなどと違い、1本に複数の花が房になって咲くので、一輪ごとに贈られるということは、あまりありません。
胡蝶蘭を贈る際にはそれぞれに何輪の花がついているかも重要です。
胡蝶蘭の輪数にはそれぞればらつきがあり、6輪の少ないものもあれば、十輪を優に超える数が咲くものもあります。
平均的な胡蝶蘭の輪数は8・9輪であり、それ以上になると数が増えれば、増えるほど高級な胡蝶蘭として扱われます。
一束
一束は花束として胡蝶蘭を贈る際の数え方です。
胡蝶蘭は寿命の長い花なので長持ちするように鉢植えで贈られることが多い花ですが、輪数の多さから存在感と高級感があるので、花束として贈られることも少なくありません。
花束として贈られるケースとしては、表彰式のような式典や、昇進などのイベントなどに贈られることが多いでしょう。
またピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛します」という花言葉があるので、告白やプロポーズといった場面で贈られることもあります。
一本立ち
ギフト用の胡蝶蘭の数え方でよく、みかけるのが一本立ちのような数え方です。
房になって咲くタイプの花なので胡蝶蘭も1房2房と数えられることもありますが、基本的には1本2本という数え方をするほうが多くみるでしょう。
数輪の花が咲いている房ごとの数え方で、ギフト用の胡蝶蘭を購入する際には何本立ちのものを買うかを考えることになります。
株・一鉢
胡蝶蘭を鉢に植えた際の数え方が一株と一鉢です。
鉢は文字通りプランターやポットなど栽培容器である鉢を指す数え方で、株のほうは、根っこを中心とした数え方になります。
複数本をまとめて一鉢に植えることが多いので、特にギフト用の場合の多くは鉢数と本数はイコールではありません。
株数もそれは同じであり、根っこは1つでも2本以上の胡蝶蘭が咲くこと度々あることで、複数生えている胡蝶蘭を貰ったけど、よくみたら株数は少なかったということもありえます。
一基・一対
一基・一対は通常のギフトフラワーとしての胡蝶蘭に使われる数え方ではなく、お葬式の時の供花として贈られるスタンドフラワーなどの数え方になります。
スタンドフラワーが1つで一基、一対は文字通り対になっている際の数え方なので2基で1対です。
白い胡蝶蘭は供花としてもポピュラーな花ですが、別の人がそれぞれスタンドフラワーを一基ずつ贈っても、それらを一対として扱うことはありません。
個人やグループ、親族などの送り主が同じ名前で複数基を用意した場合のみ一対として扱われます。
胡蝶蘭を選ぶ時にはどの単位に注目するべきか？
輪数
ギフト用の胡蝶蘭を選ぶ場合、1本1本の輪数も注目すべき重要な単位となります。
胡蝶蘭は1本の輪数が増えれば増えるほど、高級なものとして扱われ、同時に贈られた側としても輪数が多いほど喜ばれる傾向があります。
同じ色と種類の胡蝶蘭でも、輪数が多ければその分、見栄えも良く、存在感が増すものです。値段も変わってくることもあり、胡蝶蘭を販売しているお店には、それぞれ何本立ち何輪という風に表記して販売しているお店もあります。
また胡蝶蘭は輪数が多ければいいというだけでなく、合計の輪数が同じ場合、1本1本の輪数が同じかどうかもポイントです。
合計が同じ輪数でも1本1本の輪数がバラバラな胡蝶蘭よりも、全てが同じ輪数のほうが、見栄え良く感じやすいので、数の多さだけでなく統一性も重要視するお店もあります。
本立ち
胡蝶蘭は輪数と本数で値段が変わってきますが、場面ごとにどんな数の胡蝶蘭を贈るか考える場合は、輪数ではなく何本立ちかを基準に選ばれます。
基本的には奇数から選ばれ、最もポピュラーな本数は3本立ちでしょう。
5本立ちや7本立ちを取り扱うお店もありますが、それらはお店の開店祝いや、結婚式など大きな祝いごとをするシーンに贈られる本数です。
胡蝶蘭の本数は、基本的に奇数で販売されていることがほとんどです。割り切れる偶数は縁起が良くないとされ、実際に贈られた胡蝶蘭が偶数本であることを気にする人は現代でも多いので、偶数本の胡蝶蘭を取り扱うお店は多くありません。
フラワーショップ自体も基本的には気をつけていますが、胡蝶蘭を贈る場合には奇数の本立ちで贈るように気をつけましょう。
輪数の多い高級胡蝶蘭を販売しているおすすめ通販3選！
プレミアガーデン
プレミアガーデンは、高品質な胡蝶蘭を安価で購入できる通販サイトです。低価格から高価格帯まで選べる花のラインナップは業界トップクラスです。
3本立ての胡蝶蘭が1万円程度からと、相場でみると最安値近い価格で平均的な輪数の胡蝶蘭を購入でき、輪数の多い、高級胡蝶蘭も比較的安価で購入できることは大きなメリットでしょう。
また、東京で最安値級の値段と最短で届くスピード配達は他の花店にはありません。
3本立て、5本立て、7本立てと本数は複数あり、胡蝶蘭自体もピンクやブルー、パープルといった胡蝶蘭を取り扱っています、リピーター率も高いことで有名な通販サイトです。
ベイサイドフラワー
ベイサイドフラワーはギフト用胡蝶蘭を中心に取り扱っている通販サイトです。
取り扱っている胡蝶蘭は色の種類が多いだけでなく、黄色やピンクの胡蝶蘭は色の濃淡でも分けられているほど、幅広い胡蝶蘭を取り扱っています。
値段や色だけでなく、目的ごとに適した胡蝶蘭をみられる、商品一覧ページもあるので、フラワーギフトの決まりごとはわからないけど、手早く胡蝶蘭を用意したいという場合には、わかりやすいでしょう。
平均的な輪数のミディ胡蝶蘭は3本立てで、14000円程度から。
こちらも、輪数は表記していないものも多いですが、輪数を気にする必要がある特別な贈り物用の、大輪カテゴリーの商品には輪数の目安が表記されています。
日比谷花壇
日比谷花壇は創業から140年以上の歴史があり、フラワーショップ業界でも有数の超大手です。胡蝶蘭も取り扱っていますが、それほど胡蝶蘭に重きを置いていないのか、胡蝶蘭の種類は多くありません。
ミディ3本立ちの値段は16500円から。
ミディ胡蝶蘭は少ないものの、3本立ちで3万円以上など、輪数の多い高級胡蝶蘭は充実しており、割合も多くなっています。
10本立ち120輪以上など大きな慶事にうってつけのとても大きな鉢の胡蝶蘭も取り扱っています。実績のある超有名店だけに、フラワーショップについて知らない人でも安心して利用できるお店です。
まとめ
胡蝶蘭の数え方は、一輪、一束、一本立ちなどの単位があります。胡蝶蘭は1本の輪数が増えれば増えるほど、喜ばれる傾向がありますが、輪数が多ければいいというだけでなく、合計の輪数が同じ場合、1本1本の輪数が同じかどうかもポイントになります。
また、胡蝶蘭を贈る場合には奇数の本立ちで贈るように気をつける必要があります。
本数は少なくても、豪華な見栄えにしたいなら、 3本立ちの輪数の多い胡蝶蘭が、おすすめです。