今年もまた母の日が…。頭がまた痛い人も多いかもしれません。
母の日の贈り物として、ここ数年来安価になってきた、ミディ、ミニサイズの胡蝶蘭の鉢植えを、既に贈ったことがある人は特にそうです。
けれども、白やピンクの可愛らしい胡蝶蘭とは少し違った印象の「マザーチーク」と呼ばれる品種の胡蝶蘭はいかがでしょうか。
ピンクベージュのほんのり大人っぽく優しい印象の「マザーチーク」は、その名の通り、お母さんの頬紅(チーク)のように柔らかく優しい色合いのミディサイズの胡蝶蘭、プレゼントにピッタリです。
マザーチーク胡蝶蘭の特徴
(画像引用 https://greensnap.jp/post/1736019)
「マザーチーク」は、2012年に、ジャパンフラワーセレクショ(JFS)ンの「ベストフラワー賞(優秀賞)」と「カラークリエイト特別賞」を同時受賞した品種です。
姿、形、デザインに加えて栽培のしやすさなど全体的にバランスのよい優れた品種であり、美しく新しい花色の創造性をもつ品種に与えられる賞です。
マザーチークの特徴は、一口にベージュピンクの微妙な色合いだけでなく、咲き始めてから徐々にベージュ(淡いオレンジ)から淡いピンク色を増していく花色の変化も楽しめるところです。
気温や光の量でも変化します。
アーンティーク調の色合いと称する人も多く、まだまだ珍しい色合いで、入荷するとすぐに売り切れてしまう人気の品種です。
また、ミディサイズの胡蝶蘭は、本来の原種に近い姿で丈夫であることも良いところです。
マザーチーク胡蝶蘭の料金相場
マザーチーク胡蝶蘭の料金相場は、取扱店にもよりますが、概ね2本立ち:\5,500前後、3本立ち:\8,800前後が目安です。
安価な物はすこし花数が少なかったり、花芽に立ち方の乱れがあることもあります。
色が控えめなだけに、しっかりとした品物を選ばれた方が無難です。
10,000円を超える比較的高価な物はそれなりに良いものが多くなりますが、ミディサイズならではの手ごろな料金も魅力のうちです。
少々小ぶりでも可愛らしいのが見つかるはずです。
マザーチーク胡蝶蘭がプレゼントに人気な理由
マザーチークは、鉢植えでも小ぶりなミディサイズのため、手持ちしやすく、店頭で好きな花を選んで購入後に、女性でも手に提げて帰宅、車でも運びやすく、購入からプレゼントまでのプロセスが気軽です。
置き場所も、床置き、棚置きなど比較的自由な配置で楽しめます。
マザーチークの特徴であるベージュピングのナチュラルな色合いは、お家のインテリに馴染みやすく、上品な風景を醸し出します。
ですから同じ胡蝶蘭でも、豪華で人目に付き目立つビジネスチックな大振りの白やピンクと比べてると、静かで優しいたたずまいがあるため、インテリアフラワーを求めている人には喜ばれる胡蝶蘭のタイプとなります。
贈る側も、気負わない価格ながら目新しい色合い、新しい品種という事で良い品物を選べたという感動や満足感が得ることができます。
花言葉は、ピンクの胡蝶蘭と同じ“あなたを愛する”であるため、母の日に限らず、愛を込めるお相手であれば選ばずに贈ることができる便利さを併せ持っています。
マザーチーク胡蝶蘭を贈るときのポイント
胡蝶蘭を年配の方に贈る場合には、最近はあまり気にすることが少なくなりましたが、仏滅の日を避けて贈るなど、六用など日取りを考慮して贈るのもコツのひとつです。
ビジネスシーンに限らず、法事やお祝い事などのイベント用で運送の場合は、前日までの着荷で手配をしておくのが無難です。
マザーチークはミディサイズの胡蝶蘭のため、他の大型の品種と比べると、置き場所やスペースを気にする必要はあまりありません。
その反面、やさしく柔らかい印象のお花となるため、通常の立札では固い印象を与えがちです。かといって、何もつけないと大人しすぎる控えめな雰囲気があることから、メッセージカードをつけることがおすすめです。
これは物足りなく見える、ということではなく、メッセージカードが似合うというニュアンスのお花であることを指しています。マザーチークは、このような優しい心遣いが似合う品種の胡蝶蘭で、プレゼントとして最適です。
まとめ
「マザーチーク」と言う名前を聞いただけで、なんだか懐古調のムードが漂うお花を想像してしまうように、アンティークな色合いを持つまだ新しい品種のこの胡蝶蘭の魅力は、優しく上品なたたずまいにあると言えます。
胡蝶蘭の花にありがちな、目立つビジネスチックな贈答品とは対極にあるナチュラルなインテリアフラワー感は、現代人のライフスタイルが持つ趣向に合うものです。
母の日はもちろん、敬老の日、ナチュラルな内装の店内を持つ店舗などの開店・開業祝いなどのプレゼント品をお探しの際には、定番の白・ピンクではない新しい色合い「マザーチーク」を意識して捜してみることをお勧めいたします。