大切なパートナーや取引先のお祝いでフラワーギフトを贈りたいと考える方は多くいます。そのようなシーンでは胡蝶蘭がよく贈られますが、どのような魅力があるのかと疑問に感じる方は少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、胡蝶蘭がお祝いで選ばれる理由や魅力をはじめ、選ぶ際のコツや押さえておきたいマナーなどを詳しく解説します。
目次
胡蝶蘭がお祝いのギフトで選ばれる理由
胡蝶蘭がお祝いシーンのギフトとして選ばれる理由には、主に以下の3つが挙げられます。
- 素敵な花言葉を持つ
- 花持ちが良く長期間楽しめる
- 花粉と香りが少なく万人受けしやすい
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
素敵な花言葉を持つ
胡蝶蘭がお祝いのギフトとして人気の理由の一つに、素敵な花言葉を持っていることが挙げられます。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」であり、相手の幸せを願って見守る気持ちを表現できる贈り物としてぴったりです。特に、「幸福が飛んでくる」という花言葉は新しいスタートを切る人へのエールとして最適でしょう。
また、胡蝶蘭は蘭の中でも特別な存在として扱われており、「高貴」「気品」「美しさ」などのイメージがあります。そのため、胡蝶蘭を贈ることで相手を称える気持ちも表現できます。
素敵な花言葉とそのイメージから、胡蝶蘭はお祝いの席にふさわしい花として選ばれています。
花持ちが良く長期間楽しめる
花持ちが良く長い期間楽しめるのも、胡蝶蘭が選ばれている理由の一つです。
胡蝶蘭は適切な管理をすれば、2~3ヶ月程度は美しい姿を保つことが可能です。具体的には、直射日光を避けた明るい場所に置き、25℃前後の部屋で管理すれば元気な状態を維持できます。
また、株自体も比較的丈夫であり、病害虫の影響で多少弱まっても適切に対処すれば元気を取り戻します。
胡蝶蘭は比較的手間がかからず、長く美しい姿を楽しめる花であり、お祝いムードとともにしばらく眺められるのが魅力といえるでしょう。
花粉と香りが少なく万人受けしやすい
胡蝶蘭は花粉が少ない植物であるため、花粉アレルギーの方でも安心して飾れる花です。花粉症の方が増えている昨今、贈る相手の体質を気にせず選べるのは胡蝶蘭ならではの魅力です。
また、胡蝶蘭はほとんど香りがないのも特徴です。香りの強い花は好みが分かれやすいですが、胡蝶蘭なら相手を選ばずに遅れるでしょう。
上述したような特性から、胡蝶蘭は男女問わず幅広い層の方に喜んでもらえる花ギフトとして最適です。
胡蝶蘭が活用されるお祝いシーン
胡蝶蘭が活用されることが多いお祝いシーンとして、主に3つ挙げられます。
- 開業・開店祝い
- 移転・新築祝い
- 結婚祝い・結婚記念日
ここでは、それぞれのシーンの特徴などを具体的に紹介します。
開業・開店祝い
開業や開店のお祝いでは、胡蝶蘭がよく選ばれています。新しい事業のスタートにふさわしい清廉で美しい花の姿が喜ばれます。
開業・開店祝いに贈る胡蝶蘭の特徴としては、比較的大きいサイズの胡蝶蘭や白色で清純さを感じられる胡蝶蘭が選ばれる傾向にあります。
胡蝶蘭はお祝いの席に飾るのはもちろんのこと、店舗に置いて来客をもてなす際にも適しているため、新たなスタートを彩る素敵なギフトとして喜ばれるでしょう。
移転・新築祝い
移転や新築のお祝いにも、胡蝶蘭がおすすめです。胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」の縁起の良い花言葉を持っており、高級感があるのでお祝いムードを高めてくれます。
また、それほど大きいサイズではないため、置き場所を選ばずオフィスや店舗、自宅に飾りやすいのも特徴です。
相手の門出を心から祝福する気持ちを込めて、新築・移転先の雰囲気にマッチした胡蝶蘭を選ぶと良いでしょう。
結婚祝い・結婚記念日
胡蝶蘭は、結婚祝いや結婚記念日の贈り物としても人気があります。清楚で上品な胡蝶蘭の花姿は、夫婦の絆の強さや永遠の愛を表現するのにふさわしいでしょう。
胡蝶蘭を結婚祝いや結婚記念日に贈る際は、白色や淡いピンク色などの柔らかい色合いの種類を選んだり、「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」の花言葉にちなんだメッセージカードを添えたりするのがおすすめです。
また、結婚記念日の年数に合わせて胡蝶蘭の色や本数を選ぶのも素敵です。大切な節目の日に胡蝶蘭を贈り、夫婦の絆の深さを表現してみてはいかがでしょうか。
お祝いで胡蝶蘭を贈るときのマナー
さまざまなお祝いシーンで胡蝶蘭を贈る際、意識すべきマナーが存在します。その中でも、特に注意したいのが以下の4点です。
- 立札をつける
- 本数は奇数にする
- 色合いに注意する
最後に、胡蝶蘭を贈るときのマナーについて詳しく解説します。
立札をつける
胡蝶蘭をお祝いギフトとして贈る際は、立札をつけるのがマナーです。立札とは、胡蝶蘭に添える細長い札のことであり、贈り主の氏名や社名を記載して贈り主を明らかにしたり、お祝いの言葉を添えて贈る目的や気持ちを伝えたりといった役割があります。
開店祝いや移転祝いなどで数多くの胡蝶蘭が届いている場合、立札がなければ誰から贈られたものなのかの判断ができません。
胡蝶蘭を贈る際は、誰が贈った花なのかが分かるように立札に氏名や社名を添えるようにしてください。
本数は奇数にする
胡蝶蘭をお祝いのギフトとして贈る際は、本数を奇数にするのも守るべきマナーの一つです。偶数は割り切れる数字であり、結婚祝いなどで贈ってしまうと「割り切れる=別れる」を連想させてしまうといわれています。
胡蝶蘭を贈るときは、3~5本の割り切れない奇数をチョイスするのが大切です。ただし、奇数でも9本や13本は不吉な数字とされているので避けるようにしてください。
色合いに注意する
胡蝶蘭をお祝いの贈り物として選ぶ際は、花の色合いにも注意が必要です。贈る相手や目的に合わせつつ、色の持つイメージを考慮しながら胡蝶蘭を選ぶのが大切です。
たとえば、ピンク色の胡蝶蘭は女性らしさを印象づけるため、男性向けのお祝いには不向きな場合があります。結婚祝いなどでは白色を基調とする場面が多いため、カラフルすぎる胡蝶蘭は合いません。
シーンによっては、胡蝶蘭の色合いが場違いになってしまう可能性もあるため、贈り先や目的を考えた上で適切な色を選ぶようにしてください。
まとめ
胡蝶蘭は、さまざまなお祝いシーンで選ばれる人気のフラワーギフトです。胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」といった縁起の良い花言葉を持ち、清楚で気品のある花の姿はお祝いムードを高めてくれます。
また、花粉が少なく香りもほとんどないため、アレルギーの方でも安心して贈れるのも魅力の一つです。
胡蝶蘭は開業祝いや移転祝い、結婚祝いなど、幅広いお祝いシーンで活用できます。贈る際は、立札をつけることや本数を奇数にすること、色合いに注意することなどのマナーを守りましょう。
ぜひ本記事を参考に、相手の門出を心から祝福して末永い幸せを願う気持ちを表現できる素敵な胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。