胡蝶蘭はなぜお祝いのお花として人気?その理由とアレンジ方法

今も昔も、お祝いで贈るお花といえば、胡蝶蘭が定番です。見た目の華やかさと存在感から、多くの人に愛されてきました。そんな胡蝶蘭ですが、お祝いの花として世に出たわけではなく、ある理由からお祝いの花として愛されるようになりました。今回は、胡蝶蘭がお祝いの花に選ばれる理由と、胡蝶蘭を使用した華やかなアレンジ方法を紹介します。

胡蝶蘭がお祝いシーンで選ばれる理由

お祝いといえば胡蝶蘭が浮かぶほど、お祝いには欠かせないお花となってきた胡蝶蘭ですが、なぜお祝いに多く使用されるようになったのかご存知でしょうか?それは、偶然ではなくきちんとした理由があるからです。ここでは、具体的な理由を説明していきます。

見た目の美しさ

胡蝶蘭の見た目はとても豪華で、とくに花が開いた真っ白な様子が美しいですよね。茎の曲線も優雅さを感じさせます。そういった見た目から、お祝いの場に置かれるようになりました。胡蝶蘭があることで、より一層空間を上品に仕上げることができます。

花言葉

ほとんどのお花に花言葉があるように、胡蝶蘭にも花言葉があります。胡蝶蘭の花言葉は「清純」、「幸福が飛んでくる」と、お祝いにぴったりな意味が込められています。花言葉に沿って、「相手の幸福や発展を願う」という意味を込めて贈ることができるので、贈られた相手にとっても、気持ちよく受け取ることができます。

長持ちする

胡蝶蘭の花は、ほかと比べて長持ちします。せっかくお祝いとして贈った花が、すぐにダメになってしまうのはもったいないものです。胡蝶蘭であれば、気温の変化や直射日光に少し気をつけてあげることで、美しい状態の花を長く楽しむことができます。

香りが少ない

お花は、香りが強いものも多く、苦手な方もいるでしょう。しかし、胡蝶蘭の花は「香り」「花粉」がとても少ないため、変な癖がなく楽しめます。とくに、病院や飲食店といった相手に贈る場合、衛生的な問題から贈りづらいことがあります。胡蝶蘭であれば贈り先がどんな場所であっても、気にせずに贈ることができるため、多くの方に愛されています。

華やかなシーンならアレンジされた胡蝶蘭がおすすめ

結婚式など華やかなイベントのお祝いとして胡蝶蘭を使用する場合、アレンジされた胡蝶蘭を使用するのがおすすめです。胡蝶蘭の真っ白で華やかな花は、ウェディングドレスや小物にぴったり。さまざまなアレンジを加えて飾ることで、結婚式をより豪華なものにすることができます。具体的にどういったアレンジができるのか紹介します。

ブーケ

結婚式に外せないものといえば、「ブーケ」です。さまざまな花が使用されていますが、胡蝶蘭も使用することができます。色とりどりの花でできたブーケの中に真っ白で人目を引く胡蝶蘭を加えることで、一層ブーケの美しさが際立つようになります。美しい胡蝶蘭によって花嫁をより美しく飾り立てることができるのです。

ウェルカムスペースで使用

結婚式場の受付に作られる「ウェルカムスペース」にも使用できます。真っ白で豪華な胡蝶蘭が受付にあれば、来客にも美しいイメージを与えることができ、式が始まるまでの間も華やかな気分になるでしょう。胡蝶蘭は花粉が少ないため、アレルギーがある来客にも優しい花になっています。ウェルカムボードに胡蝶蘭を飾り付けるのも良いですし、そのままお花を飾る方法もあります。自分の好みに合わせた飾り方をすることで、理想のウェルカムスペースに仕上げることができます。このように結婚式をより魅力的なものにするために、ぜひ胡蝶蘭のアレンジを利用してみてください。

アレンジ胡蝶蘭は手作りもできる!?自分でできる簡単アレンジ法とは

胡蝶蘭のお花は、きちんとした処理を行えば、幹から切りとってもある程度楽しむことができます。これも、胡蝶蘭のもつ特徴の1つです。では、どういったアレンジができるのでしょうか。今回は、「髪飾り」「フラワーボックス」「ドライフラワー・押し花」の三つを紹介していきます。

髪飾り

胡蝶蘭の生花を使用することで、髪飾りを作ることができます。真っ白な胡蝶蘭を使った髪飾りは「ドレス」はもちろん「和装」にも似合うので、さまざまな場面で使用することができます。一番きれいな状態で使用したい場合、当日に作ると、1日きれいな花を使うことができます。

ボックスフラワー

花束の形ではなく、ボックスフラワーとしてアレンジすることができます。ボックスフラワーとは、容器に花だけを生けて飾る方法です。箱を開けると美しい胡蝶蘭が目に飛び込んでくるので、宝石箱のようなフラワーボックスを作ることができます。インテリアとして使うのはもちろん、プレゼントとして贈るのも良いでしょう。とくに女性に喜んでもらえるアレンジになるので、結婚記念日や母の日などにもおすすめです。

ドライフラワー・押し花

胡蝶蘭で押し花やドライフラワーも。この方法であれば、胡蝶蘭の美しさを生花よりもずっと長い時間楽しむことができます。一生残すことができるので、遠い人へのプレゼントにもぴったりでしょう。

まとめ

胡蝶蘭自体が、品のある花であることから、アレンジしにくいと感じますが、全くそういったことはありません。逆に長時間きれいな状態を保つことができるため、アレンジには適しているといえるでしょう。白い胡蝶蘭はもちろん、さまざまな色の胡蝶蘭をアレンジすることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。