胡蝶蘭の剪定と剪定後のお世話の方法

お祝いはもちろん、お悔やみなどと様々なシーンで贈られることの多い胡蝶蘭。

贈られて育てるのはもちろんですが、自宅用に購入をして胡蝶蘭を育てる方も多くいらっしゃいます。

しかし、胡蝶蘭は育てる場所がとても大切で置く場所にも困ってしまうという方が大勢います。

そんな時は剪定がおススメです!と言われても胡蝶蘭の剪定ってどうやるの?なんて思いませんか?今回は胡蝶蘭の上手な剪定のやり方を紹介していきたいと思います。

胡蝶蘭を剪定する意味

贈られる胡蝶蘭は大きなものが多いと思います。

大きなものだと家に入りきらなかったり置く場所が取れなかったりという方もいるのではないでしょうか。そういったときにおススメなのが胡蝶蘭の剪定です。

もったいないとは思いますが、自分の育てる場所にあった大きさに胡蝶蘭を切ることでより美しく胡蝶蘭を楽しむことができます。そして、切ってしまったお花は切り花として楽しむことが出来るのです。

他にも、一度は胡蝶蘭のピークを迎えてしまったものに剪定をして2回目のお花を楽しむという方法もあります。

胡蝶蘭を新たに楽しむということで剪定をするんですね♪

そういえば、胡蝶蘭の鉢変えや株分けは冬行うのは避けなければいけないと言いますが、前提はどうなのでしょうか。

剪定を行う季節はいつがいいか一緒に見ていきましょう。

胡蝶蘭はいつ剪定するのがいいの?剪定方法のまとめ

胡蝶蘭 立札

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結論、胡蝶蘭の剪定はいつでも良いそうです。

なぜ、鉢変えや株分けを冬に行ってはいけないかというと、根っこが寒さに弱いため冬にむき出しにするのはリスクがあることから避けるべきとされています。

剪定は胡蝶蘭の根を出しておこなうことは全くないので大丈夫だと言われています。

ただし、寒い気温の中で行うと胡蝶蘭の育ちが悪くなってしまう場合があるため胡蝶蘭を育てるのに適した温度の環境で行ってください。

では、どうやって胡蝶蘭を育てていくのか見ていきましょう。

胡蝶蘭を剪定するための準備

基本的に準備しなければならないのは以下の通りです。

  • 剪定用のハサミ
  • ライターか熱湯

病気などの処理と違い病気感染の心配がないのでこれだけのもので剪定は可能と考えられています。

ライターか熱湯と書いてありますが、なにに使うかというと剪定用のハサミの消毒に使用します。

ハサミに胡蝶蘭がかかると危険な菌などがついていた場合、切口から菌が入っていってしまう可能性があります。万が一菌が入っていってしまった場合は胡蝶蘭を枯らしてしまうということも起きかねないために熱消毒をしておきましょう。

もう一つ大切なのが手洗いです。

手には様々な菌が付着しています。

剪定用のハサミを消毒していても手が菌だらけだと元も子もなくなってしまいますよね。

胡蝶蘭の切り口から菌が入らないようにするためにも手洗いうがいは大切なのです。

心配な方は薄手の手袋を使用するのもいいでしょう。

その際は手袋をしっかりと消毒してあげてください。

胡蝶蘭を剪定してみよう!方法?

準備が整ったらいざ剪定です!といっても胡蝶蘭のどこを切ってもいいというわけではありません。

胡蝶蘭の2番花をすぐにさかせるのか、それとも1シーズンお休みをさせて次の機会に花を咲かせるかによって切っていい場所が変わってきます。

2番花を咲かせたい場合は、胡蝶蘭の根元から2~3節を残して切るようにしてください。

お花がついている花茎でも切って構いません。

切ったお花は切り花として使用しましょう。

ここでポイント!

茎を切る時は斜めにハサミを入れましょう。そうすることによって水分量を調節する面積が増えるので、胡蝶蘭がより元気に育つからです。

切り花として早く花芽を剪定することで、より速く胡蝶蘭の2番花を楽しむことが出来るので早めの剪定をおススメします。

1シーズンお休みさせたい場合は、花茎を根元のなるべく近くで切ってあげるといいでしょう。お花を咲かせることは胡蝶蘭の株に大きな負担をかけることになります。

お花が全部落ちたり、落ちかけたりしているうちに剪定をしてあげて下さいね。

そうすることによって、胡蝶蘭が元気なまま次のお花を待つことができるからです。

剪定後の胡蝶蘭のお世話の方法は?

胡蝶蘭のお世話 水やり

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剪定をした後は、20度ほどのお部屋で管理をしてあげてください。

暑すぎても寒すぎてもいけません。

また、直射日光やカーテン・エアコンなどの風が直接当たる場所だと、葉やけを起こしてしまったり胡蝶蘭が傷ついてしまったりする場合があります。

その傷口から菌が入り込んで胡蝶蘭が病気になってしまう可能性があるので注意してくださいね。

せっかく剪定に成功したのに病気になってしまったら勿体ないです。

お水はあまり与えすぎずに、水苔などの植え込み材が乾いたなと感じたら与えるようにしましょう。

水の与えすぎは根腐れを起こす一番の原因です。胡蝶蘭のことが気になって仕方ないと思いますが、グッと我慢をして様子を見てあげてください。

まとめ

胡蝶蘭の剪定は意外と簡単でしたね。

必ずしも胡蝶蘭の芽が出てくるというわけではないので胡蝶蘭のことを信じて待っていてあげてくださいね♪

万が一失敗していしまった場合でも気を落とさずにもう一度チャレンジをしてみてください!

大切に育てれば育てるほど、胡蝶蘭はきれいなお花を咲かせてくれること間違いなしです。