胡蝶蘭を移転祝いに贈りたい!選び方は?マナーは?

胡蝶蘭は高貴で上品な華やかさをもっているので、移転祝いとして最適な贈り物ですよね。

存在感はあるけど、お店の雰囲気を全く壊さない万能さも、胡蝶蘭を高く評価できるポイントです。移転祝いに贈るとなると、いろいろ気になる点が出てきますよね。例えば何色を選んだらいいの?失礼にならないようにはいつ贈るの?なるべくなら安く抑えたいけど、どれくらいの価格なら失礼にならないの・・・?そんな疑問を以下で解決しようと思います!

胡蝶蘭を移転祝いに贈りたい!選び方(大きさ・色)

移転祝いに最適な胡蝶蘭の大きさ

移転祝いに胡蝶蘭を贈るのであれば、まずは大きさを気にしてください。胡蝶蘭の大きさは3種類に分けられます。「移転祝いに胡蝶蘭をギフトとして贈るなら、もちろん一番大きい豪華なものをあげとけばいい!」それはエゴになってしまう可能性もあります。

必ず相手のお店のスペースを考慮して贈るようにしましょう

・大輪系

胡蝶蘭

花びらの大きさが10~15cmで、大きいので、とても豪華な見栄えです。高さは80~100cm前後で、横幅は60~80cm前後です。移転祝いはもちろんのこと、開業祝いや開店祝い、就任祝いなどビジネスシーンで主に用いられています。

・中大輪系

胡蝶蘭

中大輪系は大輪系よりひとまわり小さいサイズですが、見栄えの良さ・飾りやすいことか

らビジネスシーンでも活躍しています。高さは60~80cm前後で、横幅は40~60cm前後です。そんな飾りやすいながらも存在感のあることから、個人間の母の日などの贈り物としても人気のサイズです。

・ミディ系

胡蝶蘭

花びらの大きさが6~9㎝ほどで中大輪よりひとまわり小さいサイズです。高さは40~60cm前後で横幅は30cm前後です。幅を取らずかわいらしいサイズなので、スペースを取りにくいお店に贈ると喜ばれます。

下記でもご紹介しますが、もちろん大輪の金額が一番高いです。よって、価格を抑えよう

と、失礼でないならばミディにしたいという方もいるかもしれませんが、移転祝いでお花を

贈る方はたくさんいます。そのときに、広い店舗に対してミディ系の胡蝶蘭だと正直見劣りしてしまいます。

必ず、店舗にあった見た目の大きさを選ぶことにも気を付けてくださいね。

続いて、色も悩みどころですよね。以下で見てみましょう!

移転祝いに最適な胡蝶蘭の色

胡蝶蘭で、どの色にも共通した花言葉として「幸福が飛んでくる」という意味があります。

胡蝶蘭にはいろいろな色があります。「白」が無難で定番とされていて多くの方が購入しますが、必ず白でないといけないという決まりはありません。お店の雰囲気にあったものを贈ることをおすすめします。

それぞれの色にも花言葉・意味があるので、ご紹介します。

※花言葉は白とピンクしかありません

・白

「清純」、「平和」、「誠実」、「純粋」という花言葉があり、新しいスタートを意味する色でもあるため、移転祝いにぴったりなカラーです。また、白は空間を広く見せるため、高さのある胡蝶蘭でも圧迫感を出さずに上品な演出ができます。

・ピンク

「あなたを愛しています」という花言葉があり、ピンクは「華やかさ・柔らかさ・女性らしさ」を意味する色なので、贈り相手が女性だったり、お店の雰囲気がピンク色だったりすると、空間と馴染んで、上品かつ柔らかい雰囲気を演出することができます。

・リップ系

白色の中央に唇のような赤がなんともエレガントで、こちらも人気のお色です。そんな紅白色の見た目から、縁起が良く、お祝いの場に適しているカラーです。移転祝いにもぴったりとされています。仮に無難な白が並んでいる中、一つだけ良く目立つことができるかもしれません。

・紫

紫の胡蝶蘭は、より高貴な印象で、艶やかなため、高級店やクラブなど、華やかな場所に適しているカラーです。

・黄色

黄色は「商売繁盛」「金運」の意味があり、そんなビタミンカラーから「活力」を表す色でもあります。そのため、移転祝いにも人気のあるお色で、店内を華やかに見せてくれます。

・ブルー

ブルーは、ほとんど市場に出回っていない大変珍しいお色です。神秘的なカラーで、ほかの方と被るということはまずないと思います。ブルーには「冷静」「信頼」「平和」という意味があるので、移転祝いにもマッチしているカラーです。

続いて、贈って失礼のない価格相場を見てみましょう。

移転祝いに最適な胡蝶蘭の値段

移転祝いには失礼のないように、価格相場があります。

個人→取引先・・・10,000~30,000円

法人→取引先・・・20,000~50,000円

が相場となっています。

予算を抑えることはもちろん可能ですが、先ほどお伝えしたようにほかの人からの贈り物と比べて見劣りしてしまいます。相場に適した金額のものを選ぶことをおすすめします。

移転先のお祝い花が多いと推測される場合は、ぜひランクを上げて目立つべきです。最低でも、見劣りして恥をかくということだけは回避してくださいね。

胡蝶蘭を移転祝いとして贈る際、いつ贈るの?気を付けることって・・・?

胡蝶蘭

いつ贈るの?

相手先に届く日付には、マナーがあります。まず、開所式・移転披露宴・竣工式がある場合は、必ず当日の朝には到着してある必要があります

そのような式典がない際には、営業開始日に到着するのが一般的です。

場合によって、営業開始日はばたばたしていて嫌がる相手先もいるので、担当者に移転当日の受け取りは可能かどうかあらかじめ聞いておきましょう。もしも営業開始日は困るということであれば、前日に到着しておくことが無難です。

もし当日・前日が難しいということであれば、翌日でもかまいません。

一般的には、2週間を過ぎると生け花を贈るのではなく、金銭や物品を贈ることが望ましいとされています。

気を付けることって?

胡蝶蘭を贈る際には、立て札を必ずつけましょう。書き方としては「御祝 田中一郎」「祝御移転 株式会社タナカ 代表取締役 田中一郎」などのように記載します。贈り主の名前は必須で、お届け先の名前は記入しなくてもかまいません。

移転祝いとして、タブー視されているのは「火」を連想させる「赤」いものです。火事でなくなってしまう不吉とされている色なので、赤は避けたほうが無難です。最近ですとあまり気にしない会社も増えてきていますが、昔からの仕来たりを気にするのであれば赤のラッピングなどは避けたほうが良さそうです。