家族の誕生日や、取引先の上場祝いなど、お祝いの贈り物として人気のある胡蝶蘭。実は法要や、法事、お葬式などのお悔やみのシーンでも贈られることが多いのを知っていますか？
今日は、胡蝶蘭がお悔やみのお花として選ばれる理由や、贈り方のマナーなどを紹介します。
目次
お悔やみのお花に胡蝶蘭が選ばれる理由とは？
はじめに、お悔やみのお花に胡蝶蘭が選ばれる理由から解説していきます。
胡蝶蘭が、お悔やみのお花に選ばれるのは、胡蝶蘭がもつ凛とした花姿がお悔やみの場面にふさわしい「品格」を兼ね備えているからです。
胡蝶蘭のお花は華美すぎず、静かな美しさをたたえているため、お悔やみの席との相性が良いといわれています。
また、胡蝶蘭は季節を問わず入手することができ、お手入れが簡単なことからも、お悔やみの席のお花として選ばれています。
胡蝶蘭の花言葉は白い胡蝶蘭は「清純」という花言葉がありますが、この穢れのない白色がお悔やみのシーンでは特に好まれる理由です。
お葬式や新盆に胡蝶蘭を贈るときのポイント
ここからは、お葬式や新盆に胡蝶蘭を贈る際のマナーやポイントを見ていきましょう。
色
お葬式や、新盆に胡蝶蘭を贈る際は、胡蝶蘭の「色」に気を配ることが重要です。お葬式の場合、基本的には「白」の胡蝶蘭を贈るのがマナーです。新盆では、白以外の胡蝶蘭を贈ることも可能です。
一般的には「淡いクリーム色」や「ピンク」なども贈ることが可能ですが、地域によって風習が違うこともよくあります。
ご遺族のご意向を確認してから、色を選ぶのがベターでしょう。また、四十九日を過ぎれば、徐々に明るい胡蝶蘭を贈っても大丈夫です。「グリーン」や「ブルー」、「パープル」などを贈ることもできます。
タイミング
お葬式に参列する場合は、初七日から四十九日の間に胡蝶蘭を贈るのがマナーです。
お葬式に参列する場合に葬儀やお通夜の当日に胡蝶蘭を贈ってしまうのはマナー違反となりますので、胡蝶蘭は、できる限り葬儀の前日にお届けできるよう手配しておきましょう。
その理由は、葬儀やお通夜の当日に胡蝶蘭を贈るといかにも「亡くなるのを待ってました」と考えているような印象をご遺族に、与えてしまいかねないからです。
もし、お葬式やお通夜に参列できない場合は、弔電とともに胡蝶蘭をお届けするようにしてください。
贈る場合は、悲しみに暮れているご遺族の負担にならないように胡蝶蘭を贈るタイミングに気を配ることが重要です。
新盆の場合でも法要の前日までにご自宅に届くよう注文してください。法要の当日に胡蝶蘭をお届けしてしまうと、ご遺族の迷惑になってしまうことが少なくないからという理由からです。
立て札
お葬式や、新盆に贈る胡蝶蘭には「立て札」をつけるのがマナーです。
立て札とは贈り物につける「のし」のようなもので、お祝いの席では贈り主の名前やお届けする人の名前などを記入します。
フラワーショップなど対応してくれますので、問い合わせてみましょう。
お葬式や新盆の立て札には「御供」又は「供」と記入します。
ただし、お葬式や新盆の立て札には故人のお名前は書かないのがマナーですので、注意して贈り主の名前だけを記載するようにしましょう。
メッセージカード
胡蝶蘭には、「メッセージカード」を添えることもできます。特に故人と親しかったような場合には、心を込めたお悔やみのメッセージを添えましょう。
この場合、忌み言葉を使うのは避けるようにしてください。
故人が親しいご友人などへのメッセージカードであれば、心を込めて手書きするのもいいですが、会社関係の人や取引先などへ贈る場合は、フラワーショップなどにメッセージを印字してもらったほうがいいでしょう。
表示できる文字のフォントを選ぶことができる場合は、できるだけ明朝体に近いような格式高いものを選ぶようにしてください。
お悔やみシーンに贈る胡蝶蘭の値段相場は？
ここでは、お悔やみのシーンに贈る胡蝶蘭の値段相場について解説します。お悔やみのシーンに贈る胡蝶蘭の価格は、贈るお相手との関係性や地域などによっても異なってきますが、基本的には5,000円から30,000円程度が相場となります。
故人が知人や友人であれば、5,000円台のミディサイズの胡蝶蘭でも構いません。
会社関係の人や親族などであれば、30,000円台の大輪の胡蝶蘭を選ぶこともあります。
お悔やみ用の胡蝶蘭購入におすすめなフラワーショップ
お悔やみ用の、胡蝶蘭を購入する場合、主に2つの方法があります。1つは街中のフラワーショップなどで注文するという方法、もう1つはインターネット通販をおこなっているフラワーショップで購入するという方法です。
お忙しい人におすすめなのは、ネット通販に対応してくれるフラワーショップです。
ネット通販ができるフラワーショップは、たくさんありますが、お悔やみ用の胡蝶蘭を豊富に取り扱っているのが『PREMIERGARDEN（プレミアガーデン）』です。
プレミアガーデンは、東京都品川区に本社を置く大手フラワーショップで、上品な花束やスタンド花などの商品のほか、品質の良い胡蝶蘭を販売していることでも有名です。
お悔やみ用の胡蝶蘭は7,800円から販売されており、どの商品もWeb上で注文することが可能です。
送料は商品のお値段や送り先によって異なりますが800円からとなっていますので、利用しやすいのも魅力です。立て札（木札）を無料でつけてくれるサービスもありますので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
胡蝶蘭は、いろいろなシーンで贈られることの多い花で、お悔やみのお花にも選ばれています。胡蝶蘭がもつ凛とした花姿がお悔やみの場面にふさわしい「品格」を兼ね備えており
華美すぎず、静かな美しさをたたえているため、お悔やみの席との相性が良いのです。
お悔やみのお花を贈るときは、マナーに沿ったものを選んで、故人へ想いを伝えてみてくださいね。