胡蝶蘭の造花とは?

ヘアサロンなどの開店祝いやお葬式のお供えと言った幅広い場面で大活躍するのが胡蝶蘭です。

しかしこの胡蝶蘭ですが、非常に高額で購入するのに抵抗のある方も少なくありません。

そんな胡蝶蘭ですが、実は造花がありしかもアクセサリーのような用途の1輪程度であれば100均のような安価に購入できるものもあります。そんな胡蝶蘭の造花についてお話しします。

造花の胡蝶蘭の特徴

胡蝶蘭

冒頭でもお話ししましたが、開店祝いやお供えなど幅広い範囲で使える花が胡蝶蘭です。

そんな胡蝶蘭の造花による特徴は、手入れ不要、色が自由、ヘアアクセサリーにも使える、空気清浄できるという点になります。

それぞれ詳しくご紹介しましょう。

手入れが不要

手入れ不要という点は造花の強みです。わざわざ水やりをしなくとも枯れることはありませんし、日持ちと言う概念を超える位長持ちします。

そのためインテリアとして定期的に掃除を行う程度で手入れに神経を使う必要がありませんし、まして直射日光の色あせさえ気を付ければ室温を気にする必要すらないのです。

色の種類が豊富

色が自由と言うのも造花ならではの特徴です。造花は人工物ですので自由に色が設定できます。

現実には存在しない色の胡蝶蘭も製品として販売されていることもあり、一見不思議な印象を与えるものやリアルさにこだわったものもあります。

また、非常に希少価値の高い紫の胡蝶蘭なども造花であればラインナップされているため、容易に手に入れられるというメリットもあります。

ヘアアクセサリーにも使える

造花の胡蝶蘭はヘアアクセサリーにも使えるという点も特徴です。

生花よりも丈夫にできているため、ヘアセットに合わせてつけられますし、動いても花びらが散るというようなトラブルもありません。

また、何度か利用できるのでレンタルとして用いたり、あるいは別の場面で使うことも可能です。

空気清浄効果もある!?

気清浄の効果を持っているものも多いのが胡蝶蘭の造花です。

これは光触媒と呼ばれる加工がされているというのがその理由で、この加工によって光を浴びると空気を清浄にする機能を発揮します。

光触媒は、光を受けて化学反応を起こす物質として知られており、胡蝶蘭の造花の原料にこの物質を混ぜ込むことによって植物が光合成を行うように造花の胡蝶蘭も空気の清浄を行うのです。

二酸化チタンと言う物質が含まれている造花の胡蝶蘭は部屋のニオイを和らげる代表的な物質で、この作用によって消臭が期待できるだけでなく、カビや雑菌の繁殖も抑える作用が期待できます。

このように造花と言っても機能が付いたものも少なくありませんから、決して造花だから安いだけというわけではありません。

胡蝶蘭の造花の種類

胡蝶蘭

胡蝶蘭の造花は加工のしやすさから、様々な種類が存在します。

ウェディングのブーケやヘッドアクセサリー、入学式・卒業式などで使うコサージュ、部屋に飾るリースと言った装飾的なものの利用もありますし、生花の胡蝶蘭のように観賞用のオブジェとしても機能する鉢に入ったものもあります。

このように、造花の特徴を生かし、観賞用としてだけではなく様々な用途を持たせ、種類も豊富と言うのが胡蝶蘭の造花なのです。

造花の胡蝶蘭の価格相場

胡蝶蘭

造花の胡蝶蘭の金額の相場は非常にバラエティーに富んでいます。

冒頭で紹介した通り100均で手に入る100円相当のものから、機能を付与させたものであれば、鉢植えに入れたものが3本立ち(三株並んだもの)で約10,000円というものもあります。

また、そこまで高額でなくとも、玄関へ気軽に飾れるインテリア用のミディサイズの胡蝶蘭であれば、2,000円程度から買い求めることができます。

造花にしてはかなり高額なものがあるという印象を受けますが、参考に生花の場合の胡蝶蘭は、1本立ち(一株のみのもの)で8,000円から約10,000円の金額になります。

ネットで安く購入できるようになったといっても、100均で手に入るようなものは切り花であっても決して存在しません。

そういった意味で、胡蝶蘭の造花は高いものも存在してはいますが、生花に比べるとリーズナブルに買い求められるものが多いというのが価格相場の特徴です。

機能面や価格相場の特徴から用途、贈り先の好み、手入れの手間などを考えて贈るのがベストと言えるのではないでしょうか。

また、100円程度で手に入る造花の胡蝶蘭であれば、自分でアレンジを行ってヘアアクセサリーにしたり、自分用の気軽なインテリアにもできます。

安価なものもあるため生花にはできないようなことを気軽に行えるというメリットも造花の胡蝶蘭には存在するのです。

まとめ

花には様々な造花が存在するように胡蝶蘭にも造花があります。

そんな胡蝶蘭の造花はただ外見を似せているというわけではなく光触媒による空気清浄や二酸化チタンによる消臭作用を付加したものも多くあり、機能的な観賞用オブジェになっていることも少なくありません。

また、丈夫さからヘアアクセサリーとして利用されることもあり、実用的な造花として活躍が期待できます。