有名人の公演やなどで、廊下やロビーに立ち並ぶ華やかなお花を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。舞台花には、お祝いや応援のメッセージと共に会場を華やかにし出演者の方の気持ちを奮い立たせる力があります。
大切な方を応援する気持ちをお花に込めて贈ってみませんか?今回は舞台花を贈る意味や、相場、贈る際のマナーなどをご紹介します。
目次
舞台花を贈る意味とは?
舞台花を贈る意味は多くの場合「心からのお祝いと応援」です。
芸能や公演などに、お祝いと応援の気持ちを込めて贈る花を「舞台花」と呼びます。こ舞台花にはエントランスなど目に付く場所に置かれるものや、楽屋内に置くアレンジメントや花束、保存ができるプリザーブドフラワーなど、数多くの種類があります。
舞台花を贈る際には、花屋に出向いて注文するのが一般的でしたが、現在はインターネットで多くの種類からお花を選ぶことができるようになりました。
舞台花には、出演者の方の気持ちを高揚させる力があり、贈る方の気持ちを華やかなお花とメッセージカードに思いを込めることもできる贈り物です。さらに舞台や講演会がより華やかになり会場を盛り上げることができます。
舞台花に胡蝶蘭がおすすめの理由とは?
舞台花に用いられるお花の中で胡蝶蘭は人気の高いお花の一つです。なぜ胡蝶蘭は贈り物として人気が高いのでしょうか?理由として胡蝶蘭の持つ花言葉や、見ごろの長さと香りがしないことが挙げられます。
花言葉
胡蝶蘭にはたくさんの種類があり、基本的にお祝いに贈られるお花として、よく知られています。大きな花の姿が、蝶が舞うようにみえることに由来して、花言葉は「幸福が飛んでくる」です。そのため昔から縁起がいいとされており、相手に幸せが届くように祈りを込めた贈り物として人気があります。
胡蝶蘭は花の色によって花言葉が少し変化しますが、どのお色でも愛らしく喜ばれるお花なので贈る相手を選ばないことが特徴です。
花の見ごろが長く香りがしない
贈り物として頂いたお花でも、すぐに傷んでしまったら残念ですよね。特別な方へ特別なお祝いとして贈るお花は、できるだけ長く楽しめるものを選ぶことが大切です。胡蝶蘭は一度花が落ちても、もう一度花を付けることができるため、何度でも楽しめるお花として有名です。そのため、胡蝶蘭は、ほかの花と違って比較的花の見ごろが長く1か月ほど咲き続けることができます。胡蝶蘭を選ぶときは花の大きさ、色、つぼみの状態に気を付け、選ぶ際にはお店のスタッフに確認してみるといいかもしれません。
また、お花の香りが強くないので置く場所を選ばないことも人気の理由の一つです。
舞台花を贈る相場
公演や出演のお祝いとして会場に飾られるお花は、大きめのお花で日持ちのするお花を用いることが一般的です。大きめで、個性的な広い会場でも栄えるようなアレンジメントの相場は2万円からです。会場の規模によって舞台花のサイズも変わりますので、お花屋さんと内容をよく相談しながらお花を選びましょう。
縁起物として喜ばれる胡蝶蘭は、お花の大きさや、種類、お花(株)の本数でもお値段が異なり相場は5千円~3万円程です。ご予算に合わせて、デザインを選ぶことをおすすめします。舞台花は値段が高ければ良いというものではなく、贈る先の会場の規模、公演内容に沿ったものであることがもっとも大切です。必ず確認してからお花を選びましょう。
現在は個性的なデザインの舞台花も多く、印象付けしたい場合はそのようなものを選ぶこともいいかもしれません。
胡蝶蘭を舞台花として贈るときのマナー
舞台や演劇、コンサートの公演祝いにお花を贈るなら胡蝶蘭や洋蘭、スタンド花、アレンジメントフラワーなどが人気です。しかし、場合によってお届けの可否、設置場所やサイズの限定、手持ちの配達のみなど会場や主催者によって異なるので事前の確認が必要です。
ここでは舞台花を贈る際の注意点をご紹介します。相手の方に迷惑をかけないよう、舞台花を贈る際のマナーも大切にしましょう。
会場・主催者に問い合わせる
会場によっては、お花の贈り物が禁止の場合があるので、注意してください。
お祝い花を受付けている場合でも、サイズ制限などの基準を設けていることもあります。
無断で持ち込んでも受け取って頂けませんので、まずは会場に電話して条件を確認してください。
また、会場側がOKでも、主催者側の意向でNGの場合もあるため、そちらもあわせて確認してください。事前の問い合わせなくお花を贈るのはマナー違反となります。
お届け先が曖昧だと、宛先不明で持ち戻りになってしまいます。贈り先の宛先・宛名を正しく確認しましょう。会場となる建物の住所・階・部屋名、公演名・主催者名、公演の期間・時間帯などは必ずチェックしてください。
木札
舞台花は多くの方から贈られてくるため、必ず木札にお祝いの言葉と共に「送っている本人の名前」「送り先の出演者の名前」を記載しましょう。
公演祝いや出演祝い等の場合は、複数の方宛に大量にお花が届きます。木札の内容は、「誰から」「誰宛に」贈られたお花なのかを一目で分かりやすく目立たせるために「お祝いの文言+贈り主名+お届け先のお名前」の形で贈る場合が多いです。単独での公演、ライブ等であれば、お届け先が明確ですので「お祝いの文言+贈り主名」でも問題ありません。
贈るタイミング
舞台花を贈るタイミングは、大きく分けて「初日」「中日」「千秋楽」の3つります。
初日は公演祝い・楽屋花などの場合、一般的に初日・当日の開場前に贈ります。この日はお祝い花が殺到するため、何時からお花の納品が可能か、会場側への事前連絡・配送の時間帯指定が必須です。
中日とは中間日のことです。必ずしも公演期間の真ん中の日付を指すわけではなく、公演回数によっては日にちがずれる場合があります。ぴったり中日にお花を届けなければいけないということはありません。
千秋楽とは最終日のことです。
公演のフィナーレにお花を贈ることで、お祝いとねぎらいの気持ちを伝えます。カーテンコールなどで、花束を手渡しで問題ないケースもあれば、受付で受領するケースもあります。
まとめ
公演は個人や会社を問わず、多くのお花が届くため舞台花はある程度大きめのサイズを選ぶと見栄えが良くおすすめです。
舞台花とメッセージカードをお菓子と一緒に贈るケースも多いです。その際には食べやすいように個包装になっているものを選ぶなど配慮があると喜ばれます。ぜひマナーを守ってあなたの気持ちをお花に添えて贈りましょう。きっとすばらしい贈り物になるはずです。