意外と長い!?胡蝶蘭の花ってどれくらいもつもの?

一般的に長持ちするといわれている胡蝶蘭ですが、実際どのような管理をすれば、そのくらいもつのでしょうか?

胡蝶蘭を長く楽しむためには何をすればいいのか、花を枯らさないためにしてあげると良いこととは何でしょうか?

今回は、胡蝶蘭を長く持たせ咲いてくれるコツや方法をお伝えしていきます。

長く持たせるために、胡蝶蘭を知ろう!

地域での胡蝶蘭ギフト

地域での胡蝶蘭ギフト

胡蝶蘭は1月~5月の間に花を咲かせ、1か月~3か月、花を咲かせ続けます。

胡蝶蘭はとても長く咲き続けてくれるお花です。

ですので、贈答用として、とても人気があり、開店祝いなどで飾られているのをよく目にすると思います。

また胡蝶蘭の花は香りが少ないので、飲食店の開店祝いに贈られるのも理由の一つです。

綺麗に咲いていた胡蝶蘭の花が終わてしまう理由の一つが、花びらに触れてしまって、花粉が落ちてしまうことです。

胡蝶蘭は、花粉が落ちてしまうと、花の寿命を短くさせたり、花が落ちてしまったりしてしまいます。そのようなことにならないためにも、花に触れたり、風で揺れたカーテンが触れないよう、気を付けてください。

そしてエアコンの風も直接あたらないようにしてください。胡蝶蘭はエアコンが直接あたった場合も、花が駄目になったり、寿命を短くしてしまうのです。

胡蝶蘭の花はとても繊細ですので、置き場所にも注意してください。
胡蝶蘭は、とても難しいお花と思われがちですが、ポイントで注意をすればとても長持ちするお花です。意外と管理が簡単なお花ですよ。

贈り物の胡蝶蘭を長持ちさせるために、注意すること

開業祝い・開店祝いにおすすめの胡蝶蘭

開業祝い・開店祝いにおすすめの胡蝶蘭

贈り物の注意点1、ラッピングはすぐ外そう

胡蝶蘭は、贈り物として贈られた場合は、綺麗にラッピングされていることが多いです。

綺麗なラッピングですが、そのまま飾っておくと、根が蒸れて、根腐れをおこしてしまいます。

長持ちさせたい場合には、ラッピングを外して、胡蝶蘭が呼吸をしやすくしてください。

贈り物の注意点2、実は玄関が最適!?置き場所・温度に注意

胡蝶蘭の置き場所は、風通しが良く、光が入る場所です。

玄関は、一日の気温が変わりづらいので、玄関飾りとして置いておくのが胡蝶蘭にはとても良いです。

胡蝶蘭は、温度が高すぎても、低すぎても駄目になってしまいます。

胡蝶蘭にとって、理想的な温度は18度~25度が最適といわれています。可能な限りで良いので、この温度をキープしてあげましょう。胡蝶蘭は涼しい方が長持ちするので、できれば18度前後が最適です。温度が高いと、お花が咲いている期間が短くなります。
人が過ごしやすいと感じるぐらいの温度が、胡蝶蘭にも最適といえる温度だと思います。
冬場、気温が5度以下になる場合には、室内の風通しが良いところに移動させてあげてください。夏場は気温が高すぎると、胡蝶蘭の老化がはやくなり、お花の咲いている期間が、とても短くなってしまいます。

直射日光を避けた、涼しい場所に置いてあげましょう。

贈り物の注意点3、実は肥料あげすぎ?過保護もだめ!

胡蝶蘭は出荷される際に、肥料を与えてから出荷する場合が多いので、最初の2、3年は肥料を与えなくて大丈夫です。

とても繊細な胡蝶蘭には、肥料や光を与え過ぎない方が長持ちします。

胡蝶蘭が弱まっていて、肥料を与える際には、市販で売っている、胡蝶蘭専用の肥料がありますので、そちらを十分に薄めてあげてください。

胡蝶蘭をもう一度楽しもう!長く保つ方法

もう一度胡蝶蘭を咲かせるために花が落ちた後、花茎の根元からカットしてください。根元からカットするのは、翌年に花を咲かせたい場合です。

すぐに花を咲かせたい場合には、2~3節残してカットします。

節を残してカットすると、すぐに花を咲かせてくれますが、胡蝶蘭が体力をたくさん消耗してしまうので、翌年、また花を咲かせるのは難しいと思います。

長く何年も花を咲かせたい場合は、根元からカットし、翌年まで気長に待つことをおススメします。

胡蝶蘭は、温度管理も大切ですが、気長に待つことも大切です。

胡蝶蘭の開花時期は、冬から春といわれていますが、温度や光の加減で、一年のどの季節でも、花を咲かせる場合があります。

春に咲かなかったからといって、あきらめずに、のんびりと気長に待ちましょう。

株さえ生きていれば、一年のどこかで必ず、花を咲かせてくれるかもしれません。

また鉢に複数の株が植えられている場合には、植え替えをしてください。

株を一つの鉢にひとつづつにしてあげてください。

寄せ植えのままだと、根腐れや、渇水になりやすいので、植え替えは花を咲かせるために大事なことです。

植え替えを終えたら、後は花が咲いているときと同じように管理してあげましょう。

花が落ちたら毎年続けると、胡蝶蘭は株が生きている限り、毎年花を咲かせてくれます。

「意外と長い!?胡蝶蘭の花ってどれくらいもつもの?」のまとめ

胡蝶蘭の管理は、とても難しいと思われますが、そんなことはありません。

多少の手間はかかりますが、胡蝶蘭は、とても生命力の強い植物なので、温度管理さえしてあげれば、長期間、咲き続けてくれます。そして、何年も花を咲かせてくれます。

そんな素敵な胡蝶蘭を毎年咲かせてみませんか?