胡蝶蘭を育てよう!知っておきたい基本的な方法を解説

胡蝶蘭というとお店のオープンや結婚式などお祝いのに贈られます。

蘭はたくさんの種類があり、どれも美しいですが、胡蝶蘭は別格の存在と言えるでしょう。

そんな胡蝶蘭を育てるというのは、敷居が高いイメージがありますが、環境を整えて丁寧に育てることで長い期間、花を楽しむことができます。

ただ、どのように育てればいいか、わからないと思う人も多いでしょう。

そこで、今回は胡蝶蘭を育てる方法について紹介していきます。

基本的な胡蝶蘭の育てる方法

胡蝶蘭を育てるには、まず環境を整えることです。

人間でも全くの異境で生活することになったら元気がなくなる人もいますよね。それだけ環境は重要なことだと言えるでしょう。

胡蝶蘭は熱帯の原産で、本来は木の上などにくっついて育ちます。それに近い環境に合わせて育てることがポイントです。

置き方の理想は原産地のような日当りが良い場所で風通しの良い場所に置くことです。

そのため、室内が良いでしょう。ただ、注意が必要なのは日差しの強い場所が挙げられます。

直射日光が当たる場所だと葉っぱが枯れてしまうので、窓際に置きつつもレースのカーテンを引いた状態で置くのが良いでしょう。

風当たりを良くする理由で「エアコン」の近くや「扇風機」に置くのは避けましょう。

これは乾燥を助長させたり、温度が上がったり、下がったりし過ぎてしまうからです。

季節別!胡蝶蘭を育てる方法

前述の通り胡蝶蘭は常夏の熱帯産ですが、日本には四季があります。

そのため、胡蝶蘭をこの特徴ある四季にも対応させてあげなくてはいけません。

春に育てる方法のポイント

まず春ですが、室温は常温で問題ありません。カーテンのレース越しに鉢を置き、水やりも土の状態を見ながら一週間から10日間に一度程度の頻度で行います。

植え替えの時期にも最適ですので、生育に慣れてきたらチャレンジしてみてもいいかもしれません。

梅雨に育てる方法のポイント

梅雨の時期は湿度が上がっても日照時間が減りますから極力レース越しに日光を当てるようにしてください。雨天の日でもわずかに光はありますからカーテンをオープンにしてガラス後にし、日の光を当ててください。水は土の状態をこまめにチェックしながら時々あげてください。恐らく春よりも頻度は少なくなっているはずです

夏に育てる方法のポイント

夏は枯れやすい時期ですので、直射日光を避け、土をこまめにチェックして水を慎重にあげてください。暑いのでついついあげてしまいがちですが、状態をチェックしたうえで行うことをおすすめします。また、風通しが怠りがちになりやすいので、風通しの管理も気を付けてください。秋は春の時に近い感覚でも良いのですが、花をつけ始めますので、注意してください。

冬に育てる方法のポイント

冬ついては、熱帯産であることを考えて室内は冷える過ぎないことを意識しましょう。できる限り20度前後に保つのが望ましいので、暖房を消さずに室内で育てるのことが重要になります。

冬場は加湿器を使うなど、湿度を高めに設定する必要がありますし、水やりもこまめに土の状態を確認し、表面の土が渇いて水気がないように感じられたら、水やりを行います。

あまり積極的に水やりを行うと根腐れを起こすので、こまめにチェックしつつも乾いたときだけ水やりを行うと良いでしょう。

胡蝶蘭を育てるために大切な植え替え方法

胡蝶蘭は植え替えによって再度花を咲かせることができます。病気になったり、害虫が寄生したり、花が終わってしまったときが植え替え時期のポイントになります。

また最適な時期もあり、春から初夏の間、初秋など比較的気候の安定した時期、できれば年一回を限度に行うことが望ましいと言われています。

大まかな手順としては、花茎をハサミで根元から5〜6節目切ります。次にポリポットや通気性の良い素焼きバチを用意して株を抜き取ります。この時腐った根や水苔をきれいに取り除きます。最後の手順ですが、あらかじめ用意しておいた水気のある新しいミズゴケに根元を十分巻き込み、丸いボールを作るように形成して新しい鉢に植えこみます。水を浸透させるために2㎝程度スペースを作っておくのがコツのようです。

植え替え後のケアですが、1~2か月程度水の回数を減らして、葉のつやが無くなりかけたころに水を与えます。新しい根ができ始めたら少しずつ通常の頻度にしていくという流れになります。植え替え後約2か月程度で完了するのが望ましいとされています。

まとめ

今回は、故障蘭を育てるときに知っておきたい、基本的な方法から、四季に合わせた方法、植え替え方法について紹介しました。

これらの方法を知っておくことで、長い間胡蝶蘭を楽しむことができるでしょう。

ぜひ、育てるときには、これらのことを参考にしてみてはいかがでしょうか。