胡蝶蘭は砂を使っちゃダメ!安全な用土とは

胡蝶蘭を育てるうえで、植え替えることはとても大切になってきます。

実際に貰ったり買ったりした花が咲き終わった時は、出来れば植え替えをした方がよいほどなのです。

しかし、植え替えといっても、砂とか土とかどのように選べばいいのか気になりますよね。

実は、砂と土の二つは、胡蝶蘭の植え替えをするのに適さない素材です。

でも他の植物では普通に使われているものですよね。どうして適さない素材なのでしょうか。また、どのような素材が胡蝶蘭と相性がいいのか、見ていきたいと思います。

胡蝶蘭が砂や土では育たない理由

胡蝶蘭 砂

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胡蝶蘭をもらって咲き終わった後に、庭先の土に埋めようかなとか思いますよね。

それ、待って下さい!!

胡蝶蘭を土で育てたり砂を使うことはしてはいけないのです!!

実は、胡蝶蘭は一般的な植物と違って、土で育てようとすると空気が吸えなくて枯れてしまいます。

もし土で育てるくらいなら、根っこを丸出しのまま育ててしまうほうが胡蝶蘭にとっても楽なほど、根っこで息をしている植物です。

というのも、野生の胡蝶蘭は根っこを外に出したままで生きています。木の上を借りて自分で栄養素を作っている着生ランなので、胡蝶蘭にとって砂や土で育つことは生きにくくなってしまうんです。

どうして、木の上で根っこを張ってそのまま育つのかというと、秘密は胡蝶蘭の栄養素の作り方にあります。

胡蝶蘭は、南フィリピンを中心にした熱帯地方で育っているのに、水は豊富にあると思いますよね。

実は、雨季と乾季に分かれ、雨季では常に雨にさらされ水かさが増します。乾季には雨が降りにくいので、水かさが減ってしまいます。そう、安定しない気候でもあるのです。

そのため胡蝶蘭は、葉っぱと根っこで少ない水で養分を作り出すことが出来る「CAM型光合成」をするようになりました。

ずっと根っこが濡れてしまうと、うまく栄養分が作れなくて枯れてしまいやすくなるのです。

根っこを乾燥させながら栄養に必要な水分は確保する。

雨や霧が多い熱帯地方で、胡蝶蘭が生きていくための手段として手に入れた方法なのですね。

胡蝶蘭を育てるうえで相性が良い用土とは

胡蝶蘭 砂 用土

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胡蝶蘭の用土は、2種類の用土が主流になっています。

よく胡蝶蘭の用土として使われているのが、ミズゴケです。

ミズゴケは水分を保持しておくことが出来るので、常に濡れていることが嫌いな胡蝶蘭と相性が悪いようにも感じますが、少しずつ水を与えることが出来ることと、蒸発がしやすい素焼きの鉢を使うことで胡蝶蘭との相性が良くなります。

コツは、乾いたタイミングで水をあげることです。

そして50年胡蝶蘭を育てるうえで欠かせない存在になっているミズゴケは、育て方も確立をしています。ミズゴケで育てていることで悩むことがあったら教えてくれる先輩が沢山いるのも心強いですよね。

そしてバークと呼ばれるチップは、洋ラン用として売られている木の皮でできた用土です。

木の上に着生している胡蝶蘭にとってとても相性がいいといわれています。ミズゴケに比べると乾きやすいので、ミズゴケと違って鉢を選ばなくてもよいという利点があります。

しかしまだまだ、育て方が確立していないので、相談しても答えられないことも出てきてしまうのがデメリットとしてあげられるでしょう。

少し、水やりのタイミングがつかめないこともネックとなります。

このほかにも胡蝶蘭の用土として使えるものはありますが、まだ確立していないものが多いので手探りになってしまいます。

おすすめの植え込み材は、ミズゴケとバークの2つです!

胡蝶蘭の植え替えで大切なこと

胡蝶蘭 用土 大切なこと

胡蝶蘭を植え替える際に大切なことは何点かあります。

胡蝶蘭は植え替えの時はとてもデリケートで枯らしやすくなってしまいます。

しかし、ミズゴケとバークは持って2年が限界です。かびてしまったり本来の働きをしてくれなくなったりするので、定期的に植え替えが必要です。

また、もらったり買ったりして家に来てくれた胡蝶蘭は、花が咲き終わったタイミングで植え替えをしてあげてください。

大事なこと

  1. 2年に一回の植え替え
  2. 茎を2、3節残して切る
  3. 弱っている根っこを切る
  4. 根っこを傷つけないように優しく扱う
  5. 温かい時期に植え替えをする

この5つを守ると枯れにくくなります。特に、温かい時期に植え替えを行うようにして下さいね。

植え替えは、バークもミズゴケもほとんど同じやり方です。

バークで用意するもの

洋ラン用バークチップ・プラスチック鉢・消毒済みのはさみ・新聞紙・軍手

ミズゴケで用意するもの

ミズゴケ・素焼き鉢・消毒済みのはさみ・新聞紙・軍手

出来れば前の植え込み材の素材と合わせたほうが良いです。ミズゴケならミズゴケ、バークならバークと合わせるほうが胡蝶蘭の負担が少なくなるようですが、環境が整っていれば慣れるのも早いようです。

  1. しっかりとミズゴケやバークを水で浸しておきます。
  2. 鉢から胡蝶蘭の株を全部取り出す
  3. 前に使っていた用土はすべて捨てる(胡蝶蘭の根っこに絡まった用土も捨てます)
  4. 根っこを見て、枯れているものや変色しているものは切る
  5. ミズゴケを根っこで囲むように包む
  6. バークは先に3分の1鉢に入れる
  7. 形を整えて鉢に入れる
  8. 隙間に残りの植え込み材を入れる

以上になります。

まとめ

胡蝶蘭を砂で育てることは出来ませんでした。適している用土として、ミズゴケとバークがあります。どちらも適している鉢の種類がありますので、間違わないようにしましょう。枯れやすくなってしまいます。

砂や土では胡蝶蘭は育つことが出来ませんので、注意してくださいね。